H.Hiraizumi's Birding Page
【日本の貴重な鳥、希少な鳥、減っている鳥リスト】

石川県


「いしかわレッドデータブック」掲載種(2000)

石川県自然保護課のいしかわレッドデータブックにリストあり。

絶滅

 石川県では既に絶滅したと考えられる種

トキ
【選定理由】1970年1月8日、穴水町で最後の1羽が人工増殖のため捕獲され、県内では絶滅となった。
【県内分布】1950年代まで輪島市や穴水町の山林でごく少数が繁殖していたが、徐々に数を減らし、1961年が最後の繁殖成功となった。
【絶滅の原因】銃猟による捕獲、生息地の開発、餌の農薬汚染
ライチョウ
【選定理由】大正時代以降の確実な記録はなく、明治時代を境に絶滅したというのが定説となっている。
【県内分布】白山の高山帯に生息していたが絶滅
【絶滅の原因】不明

絶滅危惧I類

 絶滅の危機に瀕している種

ヒメクロウミツバメ
【選定理由】輪島市の七ツ島大島で繁殖していたが、1979年7月以来確実な記録はなく、目撃例も1982年5月を最後に途絶えている。1983、1991、1998年の上陸調査でも生息は確認できず、絶滅の状態である。
【県内分布】石川県では夏鳥。輪島市沖の七ツ島大島で繁殖し、周辺海域に生息していた。
【生存の危機】繁殖地へのヘビ、ネズミなどの侵入が考えられるが、詳細は不明
サンカノゴイ
【選定理由】個体数が少なく、生息地であるヨシ原が急速に減少している。
【県内分布】冬鳥として大きなヨシ原に渡来する。河北潟では毎年のように記録があるが、1〜数羽である。ほかには片野鴨池、邑知潟などで記録がある程度。
【生存の危機】潟の干拓や護岸工事などによるヨシ原の急速な減少(特に広いヨシ原がほとんど消滅)、釣り人の侵入
ヨシゴイ
【選定理由】生息地であるヨシ原が減少し、個体数も最近急速に減少している。
【県内分布】夏鳥として渡来し、河北潟などヨシ原のあるところで繁殖している。
【生存の危機】潟の干拓や護岸工事などによるヨシ原の急速な減少、釣り人の侵入
コクガン
【選定理由】個体数が少なく、渡来数も減少している。
【県内分布】過去、七尾西湾に数羽が毎年のように飛来し越冬していたが、最近は観察が時折ある程度である。他に片野鴨池、犀川下流、蛸島、志賀町などで記録がある。
【生存の危機】落ち着いて採餌することができる場所の不足(生息環境は能登地域に多いが、ヒトも多く利用するような場所)、ハンターによる間接的な銃圧
オオタカ
【選定理由】丘陵地を中心とした森林生態系の頂点に位置するタカで、個体数が少ない。人間の生活圏に近い所に生息するため、生存が脅かされやすい。
【県内分布】1990年に能登で、1991年には加賀で繁殖が確認され、1994年には海岸林でも繁殖が確認された。その後もいくつかの繁殖地が確認されている。秋冬期には県内各地の平地から山地で観察される。
【生存の危機】ゴルフ場建設に代表される里山開発、密猟
クマタカ
【選定理由】丘陵帯から亜高山帯までの森林生態系の頂点に位置する大型のタカで、個体数が少ない。
【県内分布】医王山以南に広く生息しているが、数は多くない。
【生存の危機】個体数が著しく少ない、山間部での人間活動の影響を受けやすい
イヌワシ
【選定理由】山地帯から亜高山帯までの山地生態系の頂点に位置する大型の肉食鳥で、もともと個体数が少ないうえに、人間活動により生息域が狭められつつある。。
【県内分布】白山自然保護センター(1985)は、医王山以南の白山周辺ん、大日山系などに約20つがい、40〜50羽の生息を推定している。現在は医王山に定住したつがいは生息しない。
【生存の危機】森林伐採、砂防工事などの営巣知近くでの人為的行為による営巣放棄、密猟
チュウヒ
【選定理由】ヨシ原を中心とした湿原生態系の頂点に位置するタカで、湿原の埋め立てや乾燥により、生息・営巣環境が悪化しており、繁殖個体数が減少している。
【県内分布】河北潟などで少数が繁殖している。越冬期には冬鳥として渡来するものがあり個体数が増え、七尾西湾、邑知潟、柴山潟、鴨池などの海岸や湖沼のヨシ原で観察される。
【生存の危機】特に河北潟でのヨシ原の埋め立てや乾燥化による繁殖可能環境の減少、農薬によるネズミ類の減少や汚染など餌環境の悪化
ヒクイナ
【選定理由】近年の湿地の減少や後背地の自然性の減少などにより、生息個体数が著しく減少している。
【県内分布】夏鳥として渡来し、七尾西湾、邑知潟、河北潟、犀川下流、手取川、柴山潟、大聖寺川下流、片野鴨池などで繁殖例や観察例がある。
【生存の危機】近年の平地や里山の開発による生息・繁殖に適した湿地の減少、極めて低い環境適応力
コアジサシ
【選定理由】県内の繁殖地は1か所のみ。
【県内分布】かつては河北潟、大野川周辺にも繁殖地があったが消滅、現在は手取川流域のみになっている。
【生存の危機】四輪駆動車やオートバイによる繁殖地のかく乱、釣り人等による巣卵の破壊、カラス、チョウゲンボウなどによる捕食
カンムリウミスズメ
【選定理由】県内での繁殖地は七ツ島に限られている。同所はわが国での繁殖北限でもある。
【県内分布】輪島市七ツ島の大島、御厨島、荒三子島で繁殖が確認されているが、批判色期の生息状況は不明。近年、大島と御厨島では繁殖の形跡がなく、繁殖地は荒三子島のみと推測されている。
【生存の危機】ネズミの侵入による被捕食、刺し網等による混獲
チゴモズ
【選定理由】近年全国的に減少が著しい。県内での生息地は1か所のみで、生息数もごく少ない。石川県は日本での繁殖分布のおそらく西限にあたる。
【県内分布】現在知られる生息地は金沢市のみ。生息数は1〜2つがい。
【生存の危機】現在知られる生息地については低木の伐採などがあげられるが、詳細はよく分かっていない。
イワヒバリ
【選定理由】県内では白山高山帯にのみ生息し、日本での分布の西限にあたる。
【県内分布】白山の高山帯に生息し、繁殖終了後は山麓の谷に移動する。推定個体数は約70羽。
【生存の危機】高山帯の環境汚染、ゴミ増加による病原菌、天敵の増加のおそれ

絶滅危惧II類

 絶滅の危機が増大している種

ミゾゴイ
【選定理由】人里近い低山帯で繁殖するため、生息環境の破壊が著しく、個体数が減少している。
【県内分布】夏鳥として渡来し、繁殖していたようだが断片的な情報しかなく、最近は渡り途中の記録しかないが、それも減少している。
【生存の危機】低山帯の開発による鬱蒼とした暗い林の減少、サワガニなどが住む良好な環境の減少
クロツラヘラサギ
【選定理由】世界的に個体数が少なく、極東のみに生息する。警戒心が強く、ヒトの生活域と重複している。日本での繁殖例はないが、七尾西湾では繁殖行動のようなものも観察されている。
【県内分布】河北潟、七尾西湾などに毎年のように飛来する。ほとんどは1羽で、すぐに渡去することもあるが、長期間滞在することも多い。その場合には春に渡来し、夏までいることが多い。
【生存の危機】生息できる干潟や落ち着いて採餌できる水田の減少、農薬や環境破壊による餌の減少
マガン
【選定理由】非常に警戒心が強く、ヒトとの接触をいやがる。水田の減少および乾田化で、生息地と餌が減少している。
【県内分布】片野鴨池に約2,000羽が越冬しており、福井平野と行き来している。その他に、邑知潟、河北潟に数十羽が越冬する。
【生存の危機】水田の減少および乾田化による生息地と餌の不足、ハンターによる間接的な銃圧
ヒシクイ
【選定理由】非常に警戒心が強く、ヒトとの接触をいやがる。水田の減少および乾田化で、生息地と餌が減少している。
【県内分布】片野鴨池に毎年300〜600羽が越冬しており、ほとんどは亜種オオヒシクイである。その他に、邑知潟、河北潟に少数が渡来する。
【生存の危機】水田の減少および乾田化による生息地と餌の不足、ハンターによる間接的な銃圧
ウミアイサ
【選定理由】個体数が少なく、落ち着いて生息できる環境が少なくなっている。
【県内分布】毎年のとの海岸部などに少数が渡来する。他の地域では観察例も少ない。
【生存の危機】ヒトの存在による影響(警戒心が強いため)、ハンターによる間接的な銃圧
オジロワシ
【選定理由】沿岸、河川、湖沼などの水界生態系の頂点に位置する大型のワシで、県内には冬鳥として数羽が定期的に越冬するのみである。
【県内分布】定期的な越冬地は片野鴨池、手取川の2カ所で、毎年数羽が越冬する。その他の海岸や湖沼でも姿が見られることがある。
【生存の危機】農薬などの生物濃縮による悪影響、定期的渡来地・個体数の少なさ
サシバ
【選定理由】夏鳥として渡来し丘陵帯に生息するタカで、近年著しく個体数が減少している。人間の生活圏に近い所に生息するため、生存が脅かされやすい。
【県内分布】夏鳥として平地から山地帯の谷間の樹林地に生息・繁殖する比較的普通のタカであったが、近年特に加賀地方で個体数の減少が著しい。9月下旬から10月上旬にかけて、辰口町観音山や山中町刈安山などで南に渡る個体が多い日には400羽近く確認できる。
【生存の危機】ゴルフ場建設に代表される里山開発、農薬による餌の減少
ハヤブサ
【選定理由】海岸に近い陸上生態系の頂点に位置するタカで、秋冬期は各地で見られるものの、繁殖は能登や加賀の海岸部で局地的であり、繁殖個体数は大変少ない。
【県内分布】能登半島と加賀地方の海岸部で局地的に繁殖が確認されている。1988年には金沢市のビルで営巣・産卵が確認されたが、孵化には至らなかった。越冬期には冬鳥として渡来するものがあり、各地で姿が見られる。
【生存の危機】繁殖個体数の少なさ、繁殖地への釣り人の侵入、密猟、
タマシギ
【選定理由】水田、休耕田、湿地などに夏鳥として渡来して繁殖する鳥であるが、近年の湿地の減少や水田の乾田化などにより生息個体数が大幅に減少している。
【県内分布】夏鳥として渡来し、七尾西湾、邑知潟、河北潟、大聖寺川下流などで繁殖例や観察例がある。河北潟では一部越冬個体がある。
【生存の危機】平地や里山の開発や水田の乾田化による生息・繁殖に適した湿地や水田の減少
コチドリ
【選定理由】夏鳥として、川の中州や河原、海岸の砂浜や造成地などで繁殖するが、近年個体数が大幅に減少している。
【県内分布】夏鳥として渡来し、手取川、犀川などの下流部や、邑知潟、河北潟、柴山潟などの干拓地、加賀海岸の砂浜などで繁殖している。県内で越冬するものはないようである。
【生存の危機】営巣に適した河川敷の減少、埋め立て地、砂浜海岸などへの四輪駆動車、オートバイ、釣り人、散歩の人などの侵入
イカルチドリ
【選定理由】川の中流域の中州や河原で繁殖し、冬季もその周辺でみられるが、近年個体数が減少している。
【県内分布】手取川や犀川などの中流域の中州や河原で繁殖する。
【生存の危機】営巣に適した河川敷の減少、中州への四輪駆動車、オートバイ、釣り人、散歩の人などの侵入
ホウロクシギ
【選定理由】春秋の渡りの時期に毎年記録されているが、単独での渡来がほとんどで、その個体数は非常に少なくなってきた。
【県内分布】春秋の渡りの時期に、七尾西湾の川尻川河口干潟、河北潟干拓地、加賀海岸、大聖寺川下流域などで毎年記録されるが、そのほとんどが単独での渡来で数は少ない。
【生存の危機】唯一といってよい定期的渡来地の川尻川河口中州の環境の悪化
アオバズク
【選定理由】平地から低山帯にかけて生息する小型猛禽類で、近年減少が著しい。
【県内分布】夏鳥として平地から低山の森林、寺社林に渡来する。かつては人家付近でも普通のフクロウ類であったが、近年減少が著しい。
【生存の危機】平地林、寺社林の伐採、餌となる大型昆虫の減少
ヨタカ
【選定理由】生態系高位の昆虫食種で、近年減少が著しい。
【県内分布】夏鳥として平地から山地にかけての明るい林に渡来する。県内では海岸の防風林にも少数が分布するが、近年減少が著しい。
【生存の危機】低山林の減少
アカショウビン
【選定理由】山地の良く発達した森林を代表する種。個体数が減少している。
【県内分布】夏鳥として渡来し、白山ろくなどの山地帯に分布するが、奥能登の低山・丘陵でも記録がある。
【生存の危機】森林の伐採(特に奥能登)
ブッポウソウ
【選定理由】ブナ林など発達した森林に生息する種であり、個体数が少ない。近年減少している。
【県内分布】夏鳥として山地帯の発達した森林に渡来する。かつては金沢市中心部でもみられたが、現在の分布は白山ろくを中心とした加賀地方の山地帯。
【生存の危機】営巣木の伐採、巣穴提供者となるムササビ、キツツキ類の減少、餌となる大型昆虫の減少
セッカ
【選定理由】県内では分布が局地的であり、個体数も近年著しく減少している。
【県内分布】夏鳥として渡来し、河北潟干拓地の草原に少数が生息する。かつては柴山潟、邑知潟、小松空港周辺などで多数の生息が知られていたが、徐々に縮小し、最近では河北潟以外の確実な記録はない。
【生存の危機】
キバシリ
【選定理由】県内では白山山系のブナ帯にみに生息し、個体数も少ない。
【県内分布】白山山系のブナ林に生息している。
【生存の危機】生息地の森林の伐採

準絶滅危惧

 現時点是は絶滅危険性は小さいが

【選定理由】
【県内分布】
【生存の危機】
生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する危険性のある種
ササゴイ
【選定理由】個体数が少なく、繁殖できる環境の破壊により個体数が減少している。
【県内分布】水辺近くの林や薮で繁殖するが、局所的である。
【生存の危機】繁殖地となる水辺の林や薮の減少、河川改修などによる餌となる魚の減少
チュウサギ
【選定理由】個体数が少なく、繁殖できる環境が減少している。
【県内分布】水田、潟などに生息するが、個体数は少ない。繁殖は海岸の防風林等で行う。
【生存の危機】防風林の減少や公園化、フン害などによる追い出しによる繁殖可能な場所の減少、農薬の使用等による餌の減少
クロサギ
【選定理由】個体数が少なく、繁殖に適した環境が能登地方にしかなく、ヒトの影響を受けやすい、
【県内分布】繁殖期以外は能登から加賀の海岸に広く分布するが、個体数は少ない。確実な繁殖記録は能登地方だけである。。
【生存の危機】繁殖可能な環境へのヒトの侵入(特に釣り人)
オオハクチョウ
【選定理由】コハクチョウに比較して個体数が著しく少なく、定期的な渡来地は邑知潟のみである。
【県内分布】以前は河北潟でも少数が渡来していたが、現在は邑知潟でのみ少数が渡来する。他の地域では稀である。
【生存の危機】水田の宅地化などによる減少による落ち着いて採餌できる場所の減少、架線への衝突、ハンターによる間接的な銃圧、散弾による鉛中毒
オシドリ
【選定理由】繁殖できるような樹洞のある森が減少し、繁殖個体数が減少している。越冬する個体数も減少している。
【県内分布】山地の所々で繁殖しているようだが、観察例は少ない。繁殖期以外は大きな河川の上流の渓谷やダム湖などに少数が生息する。
【生存の危機】樹洞ができるような大木のある森の減少、植林によるドングリのなるような木の減少
トモエガモ
【選定理由】極東でのみ生息し、世界的に個体数が少ない。年によっては大きな群れで渡来することもあるが、以前と比べると個体数が著しく減少している。
【県内分布】冬鳥として渡来するが、年によって個体数の変動が著しい。片野鴨池には定期的に数十羽が渡来し、河北潟には時に2,000羽を越す群れが飛来することもある。その他には七尾西湾に少数が渡来する程度である。
【生存の危機】釣り人やマリンスポーツなどによるヒトが近付かないような潟・湖沼の減少、ハンターによる間接的な銃圧、誤射
ヨシガモ
【選定理由】個体数が少ない上に、狩猟鳥として撃たれている。
【県内分布】冬鳥として渡来するが個体数は少ない。河北潟、七尾西湾、片野鴨池などに小群が渡来するが、他の場所では数羽程度である。
【生存の危機】ハンターによる銃圧
シノリガモ
【選定理由】個体数が少なく、落ち着いて生息できる環境が狭められている。
【県内分布】波が荒いのとの外浦に多く、羽咋市柴垣や漁港などに数十羽が渡来する。
【生存の危機】岩礁地帯への岩ノリ採りや砂浜へのサーファーの存在による落ち着いて採食できる環境の減少
ホオジロガモ
【選定理由】個体数が少なく、落ち着いて生息できる環境が狭められている。
【県内分布】冬鳥として従来七尾西湾に毎年100〜300羽が渡来していたが、近年減少している。谷は河北潟や加賀の海岸部でも観察されるが、稀である。
【生存の危機】ハンターによる間接的な銃圧
カワアイサ
【選定理由】個体数が少なく、落ち着いて生息できる環境が狭められている。
【県内分布】冬鳥として渡来し、河北潟に数100羽ほど生息する。その他犀川や手取川の中流域などで少数が越冬する。
【生存の危機】環境の悪化による河川の魚の減少
ミサゴ
【選定理由】沿岸、河川、湖沼などの水界生態系の頂点に位置するタカで、水質汚染や山地開発などによる生息環境の悪化で繁殖個体数が少ない。
【県内分布】七尾西湾、邑知潟、河北潟、木場潟、柴山潟などの海岸や湖沼で周年姿が見られ、能登地方、金沢市、加賀市の山地で繁殖が確認されている。冬期には冬鳥として渡来するものがあると思われ、個体数が一時増え、水辺で普通に観察される。
【生存の危機】
ハチクマ
【選定理由】夏鳥として渡来し、丘陵帯に生息するタカで、個体数が少ない。人間の生活圏に近い所に生息するため、生存が脅かされやすい。
【県内分布】1991年に加賀と能登で初めて繁殖が確認され、その後もいくつかの繁殖地が確認され、特に能登に多い。春秋の渡り途中の個体は各地で観察され、特に秋期は辰口町観音山や山中町刈安山などで多い日には数十羽j確認できる。
【生存の危機】ゴルフ場建設に代表される里山開発
ハイタカ
【選定理由】森林生態系の頂点に位置するタカで、山間部で主に冬期に少数観察される。局地的に繁殖している可能性がある。
【県内分布】秋の渡りの時期には医王山、観音山、刈安山など各地の山地の上空を渡る個体が相当数確認されているが、主に冬期に山間部で少数が観察されるほか、一部白山麓で繁殖期にも観察されており、局地的に繁殖している可能性がある。
【生存の危機】渡り個体と比較して越冬個体数はずっと少なく、繁殖個体があったとしてもその数は少ないと思われる。
シロチドリ
【選定理由】加賀から能登までの海岸の砂浜で繁殖し、越冬もしているが、その個体数は少ない。近年の環境の悪化により個体数減少のおそれがある。
【県内分布】加賀海岸から能登の志賀町あたりまでの海浜、砂浜で繁殖している。繁殖期が終わると群れを作って一部南下するが越冬するものもある。繁殖地の砂浜海岸への四輪駆動車、オートバイ、釣り人、散歩の人などの侵入
【生存の危機】
イソシギ
【選定理由】川の中流域の河川敷や湖沼畔の草地で繁殖し、冬季もその周辺や海岸部でみられるが、近年繁殖個体数が減少している。
【県内分布】手取川、犀川、大聖寺川などの中流域の中州や河川敷の草地で繁殖し、渡りの時期や越冬期には磯、防波堤の裾、砂浜海岸などにも出現する。
【生存の危機】営巣に適した河川敷の減少、中州への四輪駆動車、オートバイ、釣り人、散歩の人などの侵入
ヤマシギ
【選定理由】山地に生息するが個体数は少なく、繁殖している可能性もあるが確認例はない。冬季の観察例も少ないにもかかわらず狩猟鳥であり、個体数の減少が危惧される。
【県内分布】舳倉島で本種と思われる巣卵が見つかった例があるが、それ以外は繁殖期の確認例はなく、ほとんどは冬期の記録である。医王山、野田山、大聖寺川下流部などで記録がある。
【生存の危機】元々生息個体数が少ない、狩猟
ウミスズメ
【選定理由】かつては冬期沿岸海上に多数見られたが、近年減少が著しい。
【県内分布】冬期海上に広く分布する。ナホトカ号重油流出事故では加賀市から羽咋市までの海岸で回収されたものが多く、能登半島では少なかった。
【生存の危機】刺し網など漁業による混獲、重油流出などの海洋汚染
コノハズク
【選定理由】ブナ林など発達した森林を代表する小型猛禽類であり、近年減少している。
【県内分布】夏鳥として、白山山系など山地帯のブナ林などに渡来し、繁殖する。
【生存の危機】山地の森林の伐採
オオコノハズク
【選定理由】山地帯、低山帯を代表する小型猛禽類で、小鳥などを捕食し生態系上位をしめる。
【県内分布】白山麓で繁殖の記録があるが、生息状況はよくわかっていない。現在は夏鳥とされているが留鳥の可能性も残されている。
【生存の危機】伐採による営巣木の減少
サンショウクイ
【選定理由】近年全国的に減少が著しく、石川県でも同じ傾向にある。
【県内分布】夏鳥として低山から山地の広葉樹林に渡来する。県内では元々生息数は多くなく、減少傾向にあるが、全国的にいわれるほどの減少は見られない。
【生存の危機】落葉広葉樹林の伐採、針葉樹への転換
アカモズ
【選定理由】近年全国的に減少している。石川県でも生息は局地的で、減少が著しい。
【県内分布】河北、金沢、小松、加賀の海岸砂防林、クロマツ林、ニセアカシア林に分布していたが、近年急激に数が減少した。現在、確実な繁殖地は金沢市の公園周辺と鳥屋町のみ。
【生存の危機】海岸林の伐採、越冬地での環境悪化や乱獲
サンコウチョウ
【選定理由】近年全国的に減少している。
【県内分布】低山から山地の森林に生息する。20年くらい前までは能登半島のスギ・ヒノキの植林地に多数見られたが、現在は激減しており、分布は局地的になっている。
【生存の危機】越冬地の東南アジア諸国の森林伐採?
ノジコ
【選定理由】繁殖分布は日本に限られ、国内での分布は局地的で個体数は少ない。石川県でも局地的で個体数も少ない。
【県内分布】医王山、白山山系、大日山系の落葉広葉樹林や渓流沿いの疎林に見られるが、分布は局地的である。
【生存の危機】森林の伐採、渓流の砂防工事、越冬地での密猟

情報不足

 評価するだけの情報が不足している種

ノスリ
【選定理由】冬鳥として平地から山地帯の開けた場所に渡来する比較的普通のタカであるが、隣接する富山県や福井県では繁殖記録があり、県内でも繁殖期に観察記録があることから、繁殖している可能性が大きく、情報収集が必要である。
【県内分布】冬鳥として平地から山地帯の開けた場所に普通に渡来する。特に河北潟では個体数が多い。小松市、七尾市、穴水市などで繁殖期に観察記録がある。
【生存の危機】越冬個体数は多いが、繁殖期の観察例は今のところ大変少なく、繁殖個体があったとしてもその数は少ないと思われる。今後の情報が待たれる。
オオジシギ
【選定理由】過去には小松空港や金沢市大浜埋め立て地で繁殖したとされている。近年穴水町や内浦町の牧草地帯でディスプレイフライトが観察されており、繁殖の可能性が大きく、情報収集が必要である。
【県内分布】旅鳥として各地の水田や湿地で見られる。過去には小松空港や金沢市大浜埋め立て地で繁殖したとされているが、その後環境の編らで消滅してしまった。近年能登の穴水町、内浦町などの牧草地帯でディスプレイフライトが観察されており、繁殖の可能性がある。
【生存の危機】渡りの時期に観察されるが、個体数は少なく、全国的にも減少傾向である。繁殖の可能性があり、早急な調査をし、繁殖地が確認されればその地域を保護していく必要がある。

地域個体群

 地域的に孤立しており、地域レベルでの絶滅のおそれが高い個体群


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Last updated on May.20.2001
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