H.Hiraizumi's Birding Page
【日本の貴重な鳥、希少な鳥、減っている鳥リスト】
岐阜県
「岐阜県の絶滅のおそれのある野生生物-岐阜県レッドデータブック-」の掲載種
岐阜県健康福祉環境部自然環境森林室で種の解説などが読める。
県内で繁殖しているまたは繁殖の可能性のある種を対象としている。
県内において絶滅の危機に瀕している種
生息数が極めて少なく、または生息環境も局限される種で、近い将来県内での絶滅が危惧される種
- イヌワシ
- 【選定理由】既知の全ての生息地で生息条件が著しく悪化しており、個体数が危機的水準まで減少している
【減少要因】営巣環境の悪化、営巣地周辺での人為的活動による繁殖放棄
- ライチョウ
- 【選定理由】既知の全ての生息地で生息条件が著しく悪化しており、個体数が危機的水準まで減少している
【分布状況】白山では絶滅、有数の生息地である乗鞍岳、御嶽山では生息数が減少傾向
【減少要因】登山道開発に伴うハイマツ帯など生息域の分断、登山者や観光客の増加に伴うゴミなどの増加による病気、寄生虫、天敵となるキツネやカラスの増加
県内において絶滅の危機が増大している種
生息数がかなり少なく、または生息環境もかなり限られた種で、将来県内での絶滅が危惧される種
- クマタカ
- 【選定理由】大部分の生息地で生息条件が明らかに悪化しつつある
【減少要因】森林伐採、繁殖率低下
- オオジシギ
- 【選定理由】大部分の生息地で生息条件が明らかに悪化しつつあり、個体数が大幅に減少している
【減少要因】繁殖地のシバ草地の消失(牧草地や萱場の利用転換・放置)
- コアジサシ
- 【選定理由】大部分の生息地で生息条件が明らかに悪化しつつあり、個体数が大幅に減少している
【減少要因】繁殖地への人の立ち入り、車などの侵入、河道の安定化による植生の繁茂、高水敷の多目的利用
- ブッポウソウ
- 【選定理由】大部分の生息地で生息条件が明らかに悪化しつつあり、個体数が大幅に減少している
【減少要因】繁殖場所となる樹林の減少、巨木の減少
県内において生息・生育を存続する基盤が脆弱な種
生息数が少なく、生息環境も限られた種で、現時点ではただちに絶滅が危惧されるほどではないが、環境の変化によっては個体数の更なる減少が危惧され、絶滅危惧種として上位ランクに移行する要素を有する種
- チュウサギ
- 【選定理由】分布域の一部において生息状況が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される
【減少要因】繁殖場となる河畔の落葉広葉樹林や採餌場の減少、農薬の大量使用による餌生物の減少(やや回復)
- ハチクマ
- 【選定理由】分布域の一部において生息状況が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される
【減少要因】生息環境の改変による生息場減少
- オオタカ
- 【選定理由】分布域の一部において生息状況が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される
【減少要因】生息地である丘陵地の改変による生息場消失
- ハイタカ
- 【選定理由】分布域の一部において生息状況が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される
【減少要因】生息環境となる落葉広葉樹二次林の減少(里山の伐採、放置)
- ヒクイナ
- 【選定理由】分布域の一部において生息状況が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される
【減少要因】湿地や湿田の減少(改変、乾田化、山間の湿田の放置による草地化)
- タマシギ
- 【選定理由】分布域の一部において生息状況が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される
【減少要因】湿地や湿田の減少(改変、乾田化、山間の湿田の放置による草地化)
- シロチドリ
- 【選定理由】分布域の一部において生息状況が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される
【減少要因】繁殖場となる砂質地の減少、繁殖地への人の立ち入り、車などの侵入、カラスなどによる食害
- アオバズク
- 【選定理由】分布域の一部において生息状況が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される
【減少要因】繁殖場となる樹洞の形成されるような大径木のある樹林の減少
- フクロウ
- 【選定理由】分布域の一部において生息状況が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される
【減少要因】生息環境となる樹林(樹洞の形成されるような大径木のある樹林や餌となるネズミ類の豊富な場所)の減少
- ヤマセミ
- 【選定理由】分布域の一部において生息状況が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される
【減少要因】河川環境の悪化、繁殖環境の減少
- アカショウビン
- 【選定理由】分布域の一部において生息状況が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される
【減少要因】生息環境となる樹林(樹洞の形成されるような大径木があり、沢筋に餌となる生物が豊富にある場所)の減少
- サンショウクイ
- 【選定理由】分布域の一部において生息状況が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される
【減少要因】生息環境となる樹林の減少
- ホオアカ
- 【選定理由】分布域の一部において生息状況が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される
【減少要因】繁殖環境となる高原の草地の消失(牧草地や萱場の利用転換・放置)
県内に置いて評価するだけの生息・生育情報が不足している種
環境条件の変化によって、容易に絶滅危惧のカテゴリーに移行しうる要素を有しているが、生息状況をはじめとして、ランクを判定するに足る情報が得られていない種
- ヨシゴイ
- 【選定理由】生息環境などからすると危険性が高いと判断されるが、現状についての情報が乏しく判断できない
【減少要因】繁殖場となる広いヨシ原の減少
- ミゾゴイ
- 【選定理由】【選定理由】生息環境などからすると危険性が高いと判断されるが、現状についての情報が乏しく判断できない
【減少要因】落葉広葉樹林の減少
- チゴモズ
- 【選定理由】【選定理由】生息環境などからすると危険性が高いと判断されるが、現状についての情報が乏しく判断できない
【減少要因】里山林の減少
- アカモズ
- 【選定理由】【選定理由】生息環境などからすると危険性が高いと判断されるが、現状についての情報が乏しく判断できない
【減少要因】里山林の減少
- ノジコ
- 【選定理由】【選定理由】生息環境などからすると危険性が高いと判断されるが、現状についての情報が乏しく判断できない
【減少要因】落葉広葉樹二次林などの減少
- クロジ
- 【選定理由】【選定理由】生息環境などからすると危険性が高いと判断されるが、現状についての情報が乏しく判断できない
【減少要因】繁殖地は白山周辺でしか確認されておらず局地的
参考:「緊急に保護を要する鳥類の種の選定調査」の種
「環境影響評価のためのデータブック」(岐阜県健康福祉環境部環境政策課1999)の県内に生息する野鳥一覧表(p10-15)で「緊急に保護を要する鳥類の種の選定調査」に○のついている種。
ミゾゴイ/チュウサギ/オシドリ/オオタカ/クマタカ/イヌワシ/オオジシギ/アカショウビン/ブッポウソウ/ホオアカ/ノジコ/ニュウナイスズメ/コムクドリ
Last updated on Sep.20.1999
Hiraizumi Hideki
SG4H-HRIZ@asahi-net.or.jp)