PCMCIAカード動作確認一覧

(Last Update 98/05/07)


 チャンドラの特徴の1つに、他に例を見ない3つのPCカードスロットがある。しかも1つは従来の 16bit バス、2つは 32bit の CardBus (うち1スロットはZVポート対応)という変則構成。CardBus と Win95/OSR2 はまだ実績が少なく、市場に出回っているカードがうまく動かない可能性もある。そこで手持ちのカードで動作確認をまとめてみた。


動作試験環境

DOS: PC-DOS 7.0/V に IBM の Play At Will 3.1 (以下 PAW3.1 と略す)を「その他の Intel 互換チップ」で導入
Win95/OSR2 :標準 PCIC 互換ドライバと TI CardBus ドライバを使用(どちらも自動認識されたもの)

種 類  メーカー  品  名 
PAW 3.1
PAW 3.1
Win95/OSR2
Win95/OSR2
非CardBus
CardBus
非CardBus
CardBus
モデム Megahertz XJ2144
(5)
XJ2288
(5)
×
ストレージ Sundisk/Sandisk 5V系ATAフラッシュ
Sundisk/Sandisk 3V系ATAフラッシュ(含スマートピコフラッシュ)
×(1)
×(1)
ノーブランド(日立製) ATA フラッシュ 75MB × ×
INTEGRAL 260M ATA HD
メルコ他 2MB SRAM
DATAFAB PCMMD2 (2)
×
LAN Megahertz XJ10BT
メルコ LPC-T
SCSI Adaptec AHA-1460 Slim SCSI
×
キャプチャ系 日本 IBM Smart Capture Card 2
(3)
(3)
(4)
(4)
αデータ AD-TVPC(TVチューナーカード)
×
無線モデム 京セラ Data Scope 110 PDA 部
京セラ Data Scope 110 2400 bps モデム
京セラ Data Scope 110 PIAFS モデム(仮想ポートドライバ) × ×
三菱 TL-DC100 × ×

○:動作 ×:不可(未対応) −:未確認

(1) 現在では CardBus 対応品が出ているという情報あり(ただし未確認)
(2) ケーブル分離ができない後期型
(3) SCC.EXE ver 1.6, SCCV.EXE 1.04 での結果。バージョンが古いと様々な問題あり
(4) CardBus 側では I/O 転送モードで雪状ノイズ有り。メモり転送モードではほぼ問題無し
(5) IRQ に制限有り(下記考察を参照されたし)


考  察

 Windows 95/OSR2 上では CardBus 側で動作しないカードは案外と少なく一安心といったところ。
 むしろ CardBus の問題よりは IRQ を必要とするカードを3枚挿すとリソース不足でハングする、という点に注意が必要だ(この場合、例えばIR ポートを殺して IRQ を空ければ良い。チャンドラでは Card Bus を採用しているため、IRQ 10,11 が PCI バスに割り当てられており、潜在的に IRQ 不足なのである。

 一方、DOS 環境では CardBus で動作しないカードがかなり出た。EZPLAY.EXE で確認してみると、一見リソースが正常に割り振られているように見えるが、アプリケーション側がカードを認識できないようだ。実は Card Bus 側の IRQ 仕様が特殊で、IRQ 3,4,10 が使えないという制約があることが最近わかった。ここらへんは(株)ライオスシステムのサイトに技術情報があるので興味のある方は覗いてみることをお薦めする。

 以上を踏まえた上で、DOS で CardBus 側のスロットをより有効に利用する方法だが、カードサービスのリソース割り当てをカスタマイズし、IRQ 3,4,10 以外をカードに割り振る事で解決できる場合が有る。例えばモデムカードに IRQ 15 等を割り振るようにカスタマイズすれば CardBus 側でも正常に動作する。ただし PC カード側と、そのカードを利用するアプリケーション側の双方がそれらの IRQ に対応していることが必須で、通信ソフトなら KTX が IRQ のカスタマイズに対応している。

 なお、Windows 95 においてはデバイスドライバが細工をするため、このような IRQ の制限は見掛け上は無い。念のため。


カード動作確認関連リンク

◆神尾さんのホームページ(PCカード動作確認が充実)
◆こばやしさんのホームページ(チャンドラでの周辺機器動作確認一覧あり!)