6.押し玉・引き玉

○押し玉、引き玉の突き方

・押し玉(フォローショット)
押し玉とは、手玉の中心より上を突く事で、進行方向に対して手玉に順回転を加える突き方である。基本的には、的玉よりも手玉の動きをコントロールするために行う技術で、的玉に当たった後追いかけるように挙動する。
より上方を突く事で強い回転を加える事が可能だが、あまり上を突くと十分に玉を突けず、玉が動く前にキューが上に抜けてしまい、ミスをする場合があるので注意。

・引き玉(ドローショット)
引き玉とは、手玉の中心より下を突く事で、進行方向に対して手玉に逆回転を加える突き方である。基本的には、的玉よりも手玉の動きをコントロールするために行う技術で、的玉に当たった後手前に戻るように挙動する。
より下方を突く事で強い回転を加える事が可能だが、あまり下を突くと十分に玉を突けず、玉が動く前にキューが下に抜けてしまい(キューに手玉が乗ってしまい)、ミスをする場合があるので注意。

どういう時に押し玉、引き玉を使うのかは、的玉をポケットした後に、手玉をどの位置に持ってくれば、次の玉を狙い易くなるかにかかっている。次の玉を考えた突き方(ポジションプレーと言う)については、別途まとめて記載してみたいと思う。

○押し玉、引き玉の動き

・押し玉の動き
手玉A、B、Cを押し玉で突いた時の動きが「青」の矢印である。
真後ろから、手玉Aを突いた場合、的玉に当たった時に一瞬停止し、玉の順回転がラシャに伝わり始めると、序所に青矢印Aの方向に動き出す。
手玉Bを突いた場合は青矢印B、手玉Cをついた場合は青矢印Cの方向に動き出す。

・引き玉の動き
手玉A、B、Cを引き玉で突いた時の動きが「赤」の矢印である。
真後ろから、手玉Aを突いた場合、的玉に当たった時に一瞬停止し、玉の逆回転がラシャに伝わり始めると、序所に赤矢印Aの方向に動き出す。
手玉Bを突いた場合は赤矢印B、手玉Cをついた場合は赤矢印Cの方向に動き出す。

・押し玉、引き玉を突く時の注意
撞点を上下に切り替えて打つわけだが、この時キューを上下に向けたりせず、ブリッジの高さを調整する事で打ち分けて欲しい。なるべく同じフォームで打ったほうがベストな力加減を覚え易く、上達も早い。

イメージとしては記載の通りだが、実際の手玉の動きは突く強さや、角度によって大きく異なる。どのような動きをするのかは、実際に何度も突いて試してみて欲しいと思う。
中心を突いた場合の手玉の動きは「5.玉の動き」の「図1」の通りだが、「回転を加える事で異なる動きを与える事をできる」点がとても重要。

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