ブルーグラスの曲で忘れてはいけないのが「Brake Down」と呼ぶインスツルメンタル、つまり歌詞の無い、演奏だけの曲です。故ビル・モンローとブルーグラス・ボーイズの「Turky in the Straw」やスタンレー・ブラザーズの「Hard Times」などが有名です。
その中でも映画「俺たちに明日はない」に使用されたフラット・アンド・スクラッグスの「Foggy Mountain Brakedown」は誰でも1度は耳にしていると思います。
N.P.V.R.のオリジナル・レパートリーでは「Racoon Dog Brakedown」というのがあり、コンサートでも演奏した事があります。
この曲は、Racoon Dog=たぬきであることから、要するに「たんたんたぬきのきん××は、風も無いのに××らぶら」のメロディーをブレイクダウン風にアレンジしたものである。練習中にたまたま(しゃれでは有りません)harllyがマンドリンでメロディーを弾いたところ、メンバーの好評?を得て、レパートリー化したものでして、まあ、ちょっと遊んでいるわけです。
ところで、今流れている「双頭の鷲のもとに」ですが、カントリー・ジェントルメンの演奏では、チャーリー・ワーラーがギターを頭の後ろに抱え上げてソロを取ったのを見ました。かっこいいなあ、と思い自分でもやってみたら案外簡単に出来たので、プロはいかに易しい演奏を高等なテクニックに見せる事であるものよと感心しました。でも、今の僕は残念ながら歳のせいで(四十肩)ギターをかつげなくなりました。この辺がアマチュアとプロの違いかも知れません。
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BGM:双頭の鷲のもとに
2000.9.2掲載