前略、冬のように寒い日が続いております。きっと冬だからでしょう。そんな厳しい寒さも僕にとっては問題ではなく、フトコロ事情の寒さの方がより厳しいようです。このままだとニースの別荘のほかに、クルーザーを17隻ほど手放すことになりそうです。なんて言っていられたら気楽ですけど。
貧乏には耐性が出来ている僕ですが、このところの社会情勢はわが家計を激しく危機に落とし入れております。このままだとニースの別荘を……話が先に進みませんが。
景気の回復を期待するより、自助努力が必要かな?などと殊勝に考えておりますが、商才無く、愛嬌も無く、元手も無い状況でなにか収入の道を考えてみると、いかに自分が会社におんぶに抱っこで来たか思い知らされます。
もう少し若ければ大相撲なども視野に入りますが(体重だけですけど)関取になる前に年寄になりそうです。また、農業なども考えてみますが、いかに我が家の庭が広いとは言え(ウソウソ)国際化の波を考えると困難かなと思います。さらに、ハリウッドスターなども僕に向いているかとも思いますが、日本語で映画を作る大胆なプロデューサーもいそうも無いですし、僕の英語はケンブリッジやオックスフォードでは通用しても、ハリウッドでは難しそうです。
大学教授などもいろいろと誘いは無いですが、元々人に物を教えるほど親切な性質ではないし、女子大教授になってセクハラで訴えられる(唯一有りそう)のも心配です。
医師になって無医村などに赴任するなんてのはちょっと良さそうですが、患者をみんな死なせてしまう可能性があります。
やっぱり今まで通り、歌手でやっていくことにしましょう。(いつ歌手になった?)ビジュアル系で行きたいと思います。
冗談はこれくらいにして、今後の国際経済情勢について分析をしてみたいと思います。(なお、分析結果を信用する人はいないと思いますが、信用して何らかの被害を被っても当方は一切責任はとりません。)
まず言えるのは、我が家が富豪になることは無い、ということです。(国際経済と無関係ですが)これだけは間違い無く当たります。
その他のことはどうせ当たらないから何を言ってもかまわないけれど、一応僕も学者としてのメンツも有りますから…。(誰が学者なんだ?)まず言えるのは今年1年は12月までだろうということと、その12月も31日で終わるだろうということで。当たり前か。
経済的には、暗闇の中に遠く小さな明かりが見えるような見えないような、景気は底を打ったけれどもそこが本当に底だか誰にもわからず、結局は経済企画庁の長官が言うのとあまり変わらなくなりましたが……。日本の経済基盤は我が家と大差がありませんね。
とはいえ、いつまでも暗〜い気持ちでいても仕方がありませんから、ここは一発明るく行こうじゃないの、と無責任ながら思うのであります。人生はこれで終わりだと思えば終わりだし、まだまだと思えば案外先が見えてくるような気がします。事実は小説よりも奇なり、と言われますが、人生は味わってみると、某局の朝のドラマより案外悪いもんじゃ無いかなと思うのですけれど。
2002年1月26日 アンクル・ハーリー亭主人