前略、年をとるごとに一年の過ぎる速さが増していく様に思えていたこの数年ですが、今年はいろいろなイベントがあって、久しぶりに充実?した一年でした。

 正月は、なんとなく体がだるくて、ほとんど寝正月でした。やはり酒の飲み過ぎかなぁ、などと弱気に1年がスタートしました。昨年末の人間ドックの結果もあまり芳しくなかっただけに、そろそろ人生下り坂じゃあないか、そろそろ遺言書を準備しようかなど、と暗い冬を過ごしたわけです。

 その上、2月、3月と坂道を転げ落ちるように体調が悪くなり、原因不明の慢性疲労と体のむくみで、毎日の仕事がキツクなっていくばかりでした。3月末に急な出張があり、その仕事を終えて帰る道で、足の痛みが我慢の限界を越え、娘に車で迎えに来てもらうほどでした。

 それから、かかりつけの医師に相談をして、病気の原因がわかるまでに3週間かかりました。その3週間の通勤が今思えばよく通ったと思うくらい、足の痛みに耐え、徒歩10分の道を30分かけてとぼとぼと歩いたものでした。お年寄りの気持ちが解ってしまうほどでした。

 病気の原因が甲状腺機能低下症と判明してからは、薬を飲み出し、数週間で本当に嘘の様に(いったいどっちなんだ)足の痛みが消え、体のだるさも無くなり、ここ数年では最も体調が良い日が続いています。体調が良すぎてお酒を飲みすぎていますけどね。それに、何故か体のむくみが無くならないのですが……(脂肪とむくみは違うのか)。

 指先の細かい動きも出来ず、ギターも、マンドリンも、バイオリンも、ドラムも、ピアノも、トランペットも弾けなかった半年間、本当に辛かった(元々弾けない楽器が多いんですけど…ナハハ)。ひいたのは風邪ばかり。

 そして、この年の暮れにきてパソコンまで立ち上らなくなってしまった。がーーーん!!!

 まあ、予備のパソコンがあるから良いや、と思うまもなく1週間で予備のパソコンまでダウンしてしまった。まー、何て事だろ。ショックが大きすぎて笑ってしまいました。これは夢に違いない、かなんか思っても、現実にDOSプロンプトさえ表示しないモニターに僕の間抜け面が映るだけです。結局、windowsの再セットアップをすることになり、バックアップをしていなかったデータは幻と消えてしまいました。(ろくなデータはありませんけどね)

 その代わり今年は、子供たちが活躍してくれました。

 長女は学校を念願の主席で進級しました。今、卒業試験の最中ですが、卒業も主席を狙っているようです。少なくとも、主席の人と一緒に卒業することは間違いの無いところです。国家試験の模擬試験のほうも、上位1%以内(良く考えるとスゴイね)に入っているようですから、名前さえ書き忘れなければ合格するような気がします。

 次女のほうも、夏休みの自由課題で作ったポスターと絵本が両方ともコンクールで入賞してしまいました。特に交通安全ポスターのほうは最優秀ということで大量に印刷されて、学校や公共施設に張り出されています。

 そして先月、早々と短大の入試にも合格してしまいました。

 多少気が緩んだのか、風邪から喘息の発作を起していますが、頑張って期末試験を受けています。姉に負けず、主席で卒業するかどうか今後の動向が注目されるところです。

 次女は、成績はともかく、高校を今まで無遅刻無欠席できていますので、是非とも皆勤賞は取らせてあげたいと思っています。

 来年は僕も子供たちに負けない実績を残すことに全力を傾けたいと思います。今日はこれから家族でカラオケだ−。

         2001年12月15日 アンクル・ハーリー亭主人

戻る

2001.12.15掲載