前略、元気かい?そうかそれはそれは。僕は最近遠くに見えるものが見にくくなってね。近眼かと思っていたら乱視だそうだ。生活が乱れると目まで乱視になってしまいます、気をつけましょう、なんてね。冗談抜きでそう思う事も有るよ。なにしろ、最近の生活の乱れは最近に無い乱れ方です(論理が矛盾しているぞ)。朝は5時に起きてしまって、1人で起きているのもしゃくなので猫の「との」をたたき起こしてしまったりね。「との」は猫には珍しく熟睡型で、寝ているところを起こすと、しばらくはねぼけていてボーッと自分のしっぽを眺めたりして可愛いところがあります。

 朝が早くなったのは夜寝る時間が早いせいで、最近までは夜は10時には寝てました。この頃は、仕事で遅くなる事も多いので、11時以前に寝られる日は無くなりましたが、朝は六時前には起きてます。寝室の窓が東向きなものですから、カーテン越しに明かりが早く入るせいもあるのですが。

 相変わらず、寝る前に本を読まないと気が済まないので、年代物の暗い電気スタンドを使っているのも目に悪いのでしょうか。と言ってもこの頃は布団に入ると30秒くらいで寝入るようになりました。原因は疲労だというのは明らかで、以前はほんとにベッドに入っても眠れなくて、本を読んだり、温めたミルクを飲んでみたり、およそ不眠に良いといわれる民間療法はほとんどやってみました。それが、なんてことはない、疲労で寝てしまうとは思いませんでした。案外僕は、バリケードなのかもしれません。

 とはいえ、毎日疲れているというのも状態は良くないと思うので、どうにかしたいところです。打開策としては、1ヶ月ほどモルジブの別荘に行って鋭気を養うとか、ベトナムのホーチミン市に行ってビーフンの上手いところを魚醤のスープですすり込む、とか体に良いことをしたいところです。

 問題は、モルジブに別荘を持っていなかったり、ベトナムに行く金も暇も無いという事ですけど。

 まあ、体を休めるのにモルジブに行く必要も無いし、ビーフンの上手いやつなら中華街でも売っているので、見栄を捨てればそれなりに体のケアは安く出来ます。

 ただ、最大のそして回避不能な問題は、年齢から来る疲れで、これには肉体的疲労と精神的疲労があります。肉体的疲労はある程度「頑張るんだ」と、根性で克服しても、精神的疲労は「頑張るんだ」と思っているうちに心身症を発症して、とんでもない結果にならないとも限りません。

 でも、どうしたら良いんだろ……。しばらく我慢するしかないのだろうか。僕も良く解からなくなってきました。解かっているのはこのままの状態が続くと、当分の間、疲れのために正常な判断が出来なくなるという事です。言い方を代えると何も判断しない方が良いという事です。医師に早く相談するべきだろうなぁ。

 とにかく、乱視の眼鏡を新しいものに替える事が焦眉の急というところでしょうか。どこかに信頼のおける眼科医がいないかな。眼鏡をかけている眼科医ってなんとなく信頼できないような気がします。紺屋の白袴じゃないかって。

 というわけでリフレッシュ休暇取りました。2週間のお休みですが、一昨日、会社の口の悪い友人から「もう帰って来るなー。」とあたたかく送り出されてきたところです。もしかして休暇が終わったら席が無かったりして……(^_^;)。

         2001年10月27日 アンクル・ハーリー亭主人

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2001.10.27掲載