前略、皆さんお元気でしょうか、僕は今永年勤続に伴うリフレッシュ休暇をいただきまして、来週から休みに突入するところです。休暇はかなり長期で、土日を入れると11月11日までの予定です。10年前にも5日のリフレッシュ休暇をいただいたのですが、その時は月曜日からいきなり呼び出しをくらって、結局毎日会社に顔を出す羽目になりました。
今回はその轍を踏まないように休みに入ったら、行方不明になるつもりです。子供たちにも会社から電話があったら何時帰るか知らない、と答えるように頼みました。リフレッシュというからには好きな本でも持って、ハイキングや散策と、読書で過ごそうかと思います。会社からの連絡はメールでできる様になっています。(都合の悪いメールは見られなかったことになる予定です)
自分のプライベートアドレスは何があっても会社には教えないことにしていますので、転送設定を無料プロバイダーの転送サービスを介して利用するという大げさなことになりました。もっとも会社の友人にはプライベートアドレスを教えてありますが、幸い出向の身とあって、該当する友人は今の職場にはいないし。
と、のんきなことを言っていますが、実は11月3日が子供の大学受験の日なので家にいても落ち着かないし、仕事が手につく訳も無いので休暇をよいことに気を紛らしているわけです。11月は幸い急ぎの仕事もないし(急いでいない仕事も無い)まあ、リフレッシュというより緊張緩和休暇というところでしょうか(意味は同じかな)。
何と言っても今ごろは、外歩きに一番適している季節ですね。木漏れ日の中を少し早足で、踏みなれた鎌倉のハイキングコースを歩いている自分を想像しては頬がゆるんできます。(鎌倉のハイキングコースに関しては、亭主の手紙の第1号を見てくださいね)鎌倉も、しばらく行かなかった間に新しい観光名所もできたようで、その辺のチェックもしなくちゃ。
この亭主の手紙を書き出すきっかけとなった、その鎌倉ハイキングに同行したS.Y.氏が住む横須賀の家の庭には、今アライグマの親子が出没しているそうです。やはり、寒くなって食べ物を探しに来たのでしょうか、彼の家にはろくなものは無いのに。へたをするとアライグマの方が食べられたりしそうです。
そもそも彼の家も三浦半島のハイキングコースのすぐそばにあり、よく子供達が歩いているので、子供達が襲われる前に、早いところ捕獲したほうが良いと言っているのですがもう少し太らせよう、かなんか言っています。そのハイキングコースはアメリカ人としては初の徳川幕府のアドバイザーになったウィリアム・アダムス(三浦安針と言った方がわかるかな)の記念碑がある安針塚なんかがある公園を通るコースで、比較的有名なコースです。
他にも、平塚にある湘南平ハイキングコース、小田原の小田原城から梅林に抜けるコース、熱海にも、箱根にも日帰りできるハイキングコースが有ります。
僕の住む横浜の戸塚は、とにかくそんな様に日帰りのハイキングコースがたくさん有って、今のような季節には本当に良い所です。このリフレッシュ休暇を利用してそれらのいくつかのコースを歩いてみたいと思います。でも、体力が持つかな……。
我が家のすぐ下も「史跡の道」などといって、ハイキングコースとはチョット違いますが、旧東海道(江戸時代の)の名残が2%くらい残る散策のコースがあります。体がきつくなったらその道でも歩いて、日本の来し方でも思い巡らすとしましょうか。それより、自分のこれからの行く末の方が心配だっていう気持ちも有るんですけどね、それはまた次の機会に考えるとして、今までの自分のやって来た道を振り返りながら、ゆっくりとハイキングでもして、体と心をリフレッシュして、残された75年の人生(オイオイ!)を生きる糧にしたいと思うのでした。
リフレッシュ休暇を間近に控えた