皆さん、最高ですかー!っていうのはちょっと前に捕まった某宗教法人の方ですけど、今年の夏は僕にとっても久しぶりに最高の夏でした。

 昨年の夏も妻に実家に1週間ほどお世話にはなったのですが、どうも体調が悪くほとんど出歩く事も無いままでした。今思えば、甲状腺機能低下症がすでに始まっていたのでしょう。(誰ですか、更年期障害なんて言っているのは)人間ドックの血液検査で中性脂肪値や肝臓細胞酵素値が高かったので、典型的な成人病と診断されていたので甲状腺ホルモン値の検査をしていなかったんですね。今年に入ってその病状がかなり重篤になり、歩くだけで足が痛むということからやっと甲状腺ホルモン値を急遽測定し、異常とわかったわけでした。あと1ヶ月も治療しなかったら心不全と言う事で、天国に(地獄かも)召されていたでしょう。

 病名が確定してからの一ヶ月は本当に嘘のように病状が好転して(正しい治療を受けたのだから当たり前ですが)今では、中性脂肪も肝臓も健康値になってしまいました。おかげでお酒が美味しい。

 まだ、薬の量が確定していないので増やしたり、減らしたり毎月1回の血液検査が欠かせませんが、1週間やそこらで急激に病状が変わるという病気ではないので気は楽になりました。と、いうわけで今年の夏はよく動き、よく飲み食いしたなあ。それでいて体重は少しづつ減少して目標の72kgまであとわずか(10kgがわずかか?)になりました。

 何より体の疲れ方が、違います。去年は生きているだけで疲れてしまうという、フランス映画の主人公のような性格だったのが、今はブルース・ウィルスのようなダイハード人間を目指しております。まだ、指先の細かい動きなどが多少不自由で、ギターを弾くとミスばかりやっていますが、いずれ克服できるでしょう。(元々それほど上手でもなかったしな)

 それから、ドライブにも目覚めまして運転が楽しくて仕方が無い。昔みたいな無茶な運転こそしませんが少なくとも、山道などでは後続車に追いつかれることが無くなり、どちらかというと前を行く車の集団に追いつき気味になりました。乱視だった眼も眼鏡が要らなくなり(新聞を読む時に老眼鏡がいるけど)来年の免許の更新も眼鏡無しでクリヤーしそうです。

 これって、たった一つの病気が治った(薬を飲む必要は有るけれど)だけなんでしょうか。まあ、精神的なものもいろいろと悪影響が有ったのかもしれませんね。病名に納得してしまったら、なんだか気分も軽くなってしまったようです。少なくとも死ぬような病気ではなかったと。現金なものです。

 まあ、病気の話はこれくらいにして、そういう訳で今年の秋からまた園芸を再開するつもりです。今までも妻がしっかり手入れをしてはくれたのですが、なにぶん選定や施肥など、節目の手入れがどうしても不足していたので、今年は少し花が寂しくなっていました。来春にはまた妻の好きな沈丁花や百合をたくさん咲かせて、我が家の庭を香りで包みたいと今から計画をたてています。

 この夏の暑さで、多くの花が枯れてしまいましたが、なんとか再生してくれればと思います。いや、なんとか再生させてあげなければ可哀想ですよね。しっかり手入れをいや、面倒を見てあげよう。言いたかないけど面倒みよう。

         2001年9月1日 アンクル・ハーリー亭主人

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2001.9.1掲載