前略、とうとう上の娘の誕生日がやってきて、彼女は二十歳になりました。僕と妻の結婚生活、足掛け22年ですから一応計算は合う訳です。(何が)

 もうすぐ参議院選挙がやって来ますが、我が家の選挙権所有者数が一挙に1.5倍になったことで、今後、政党からの働きかけは増加するような気がします。この頃は家族で社会問題や政治問題などを話題にする事も増えてきています。政治家や行政の皆さん、こうやって初めての国政選挙を迎えた我が子の期待を裏切るような事をしないで下さいね。(僕というオヤジはそのために選挙をただの一回も棄権せず、子供たちに投票は国民の義務であると教えてきたんですから。)

 なんだか今年は、異常な程の人気を某政治家が集めているようですが、(ホームページに名前をはっきり書くと選挙違反だそうだし)建て前は議会制民主主義の我が国では珍しい現象ですね。なんでも、先の対米戦争前に大政翼賛会なる団体が、見かけ上の支持率を多く獲得したそうですが、それ以来のようです。まあ、本人はどこまで続くのかなと思っているでしょうけど。思っていなければ別の意味ですごく偉いと思う。

 政権党の党首が、政権党の利権体質を破壊するような政策を推進する、と言っている事さえ信じられないのですが、まあこれも参議院選挙まで、あとはうやむやになるのか、当人の執着する某国営業を民営化まで持っていくのか、その辺だけは決着を見届けたいですね。

 しかし、もしこのままの勢いで現首相の所属政党が参議院だけでも単独過半数をとるようになると、また政治局面が微妙さを増しそうです。派閥間の当選者争いも選挙後の政党内の政局運営に多少は影響するでしょうし、ひいきの引き倒しにならない様、注意しましょう。

 ところで今週末は、妻が高校時代のクラス会とやらで、実家がある信州の方に行く事になりました。始めは忙しいからと欠席の予定だったのですが、クラスメートからの電話や電子メールでの誘いに抗しがたく、急遽参加となったようです。

 今朝、これから僕が最寄りの駅まで運転手を勤めて送り出せば、あとは1泊2日の優雅な週末になります。(妻がか、僕がか、は別として)我が家には2人の娘が残るので、優雅度は妻の方が高いようにも思えますが、娘2人にかしずかれる僕の方も、案外お得のような気がします。

 もっとも、先週の週末は女性陣が3人とも出掛けてしまい、たった1人で冷やし中華を作る羽目になったのを忘れてはいけません。しかし、今日は学校も休みだし、今のところデートの予定も無さそうだし、ここは一番、美味いものでも食べに連れて行って点数を稼ごうかな、などといろいろ画策しております。

 しかし、長野新幹線を含め2時間ほどで故郷に到着するというのに、なんで朝早くから家を出るのかと、妻に聞いたら本番は夕方からだけれども、当時のお友達と昼食を摂りながら、また温泉に入りながら、しゃべりまくるのだそうです。

 まあ、なかなか実家にも行けないことだし、ゆっくりとすればいいのに、忙しい事ではないですか。貧乏性(禁止用語かな)とでも言うのか、食べ放題メニューに弱いタイプではありますね。何はともあれ、楽しい思い出を作ってくれるように希望しています。

  2001年6月23日 アンクル・ハーリー亭主人

戻る

2001.6.23掲載