前略、今日はやはりクリスマスの話題を取り上げるのが、日本の常識でしょうか。クリスマスは昔の言い方だと降誕祭、処女懐胎という奇跡の結果キリストが生まれた日、ということになっています。

 叔父の一家が敬虔なクリスチャンだった関係で、子供の頃からキリスト降誕の絵本などをいただいていたので、その辺の事情?について僕は詳しいつもりです。(だからどうだという事も無いけれど)

 僕の父は、クリスマスイブなどは忘年会の1種と思っていたのか、毎年酔って帰って来たような記憶があります。母子家庭はささやかにケーキやアイスクリームを食べ、庶民的幸せに浸った訳でした。

 最近では、若い恋人たちが二人で食事をして、プレゼントを交換し合う例をよく耳にします。中には一方的に男性が女性に高価なものをプレゼントさせられる、なんて事も有るそうですが、やはりどこか勘違いがあるようですね。

 プレゼントはサンタクロースが良い子にくれるもので、お金で買っちゃあいけません。などと言いながら、僕は子供たちにプレゼントをあげていましたが、一応サンタさんが持ってきたということで、夜中に隠しておいたプレゼントを子供たちの枕元に置く習慣でした。もっとも、サンタさんがどこから入ったんだろう、という子供の素朴な疑問にあせった事もありました。(暖炉と煙突は無かったですから)

 また、子供も学校に行くようになると、学校の友人経由の情報が増えて、お父さんからプレゼントをもらっている人もいるよ、などと言われた事も有りました。しょうがないのでサンタさんのプレゼントとパパからのプレゼントで2個ずつプレゼントを取られた年もあります。そういえばサンタさんに欲しいものを連絡して下さい、と子供たちから手紙を預かった事もありました。世の中が子供の夢を現実的にしているような気がします。一概に悪いとは言いませんが、少し親としては淋しいものが有りました。

 僕の子供たちもハイティーンになって、プレゼント希望品は実用品ばかりです。普段、ほとんど小遣いをあげていないので、着るものやアクセサリ、化粧品など女の子はいろいろ大変ですね。もっともこの頃は男の子も眉の手入れなどをしているらしいですけど。

 先日、あのユニクロに妻と子供二人が行ってきて、衣類を一山買ってきました。クレジットカードで買ってきたので、今月の請求額が怖い。僕の冬物も買ってもらったので、きっと僕は引きつった笑顔を浮かべていた事でしょう。その後袖を通してみましたが、なかなか着心地も良く、請求書の事を忘れていれば、快適な毎日です。

 そうそう、クリスマスの話しでしたね。僕が初めて他人の前で楽器を演奏したのが小学6年生の時で、クラスのクリスマス会でした。ウクレレで「きよしこの夜」をやったのですが、あの頃から出たがりだったのでしょうか。兄が、持っていたウクレレを貸してくれたのですが、そのまま僕の物になりました。

 せっかくウクレレを弾けるようになったのに、その後は牧伸治の方に傾倒してしまったおかげで、僕の音楽活動のスタートは高校生になるまで延期されてしまったのでした。

 高校で本格的にギターを始めましたが、その頃堺すすむが「なーんでか♪」をやっていたら、一生お笑い方面に行ってしまったかもしれません。とりあえず良かった。(嫌いじゃないけど)

  2000年12月23日 アンクル・ハーリー亭主人

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2000.12.23掲載