拝啓 連休中の天気が嘘のように朝から雨が降り、五月雨を集めると最上川になると言った松尾(芭蕉)さんを思い出しますが、そちらの空はいかがでしょうか。さっきビル(クリントン)から洗濯物が乾かなくて困ったと電話がありました。

 雨が降ったり止んだりで、「との」も出たり入ったり忙しい事です。昨日、ママが「との」に、ご飯を残したらお皿が洗えなくなるので、次ぎのご飯をあげない、と説教したのですが、それがわかったのか、私が朝ご飯をあげたら、きれいに食べました。(朝の4時に)

 それから外に出たいと、パソコンデスクに前足をかけてしきりにアピールしていたのですが、外が暗いので出しませんでした。5時過ぎに雨が止み、外も明るくなったので外に出してあげましたが、10分もしないうちに足を泥だらけにして帰って来ました。おかげで私のベッドのシーツは泥だらけです。

 今日はご近所からゆずの木をいただき、庭に植えましたが、今まで柑橘系の木を手がけた経験が無いので、根付くか心配な所です。植え付けた所が家の西北なので、日当たり的には心配です。みかん等の甘い柑橘類はダメでしょうが、ゆずは皮さえあれば良いから、多少気は楽ですが。最近は晴耕雨読ならぬ、雨耕雨読です。連休中寝こんだせいで、だいぶ庭作業の予定が狂ってしまいました。

 ゆずの木はもう花芽が付いているので、うまく行けば秋に松茸の土瓶蒸しの香り付けに使いたいと思います。(いつも松茸を食べているように言うな)少なくとも、冬至に風呂に入れる分くらいは収穫したいと思う次第であります。(選挙が近いせいか演説調になるな)

 昼過ぎにまた雨が降り出したので、パソコンを打っているわけですが、後ろでA子がNHKの「おかあさんといっしょ」をビデオで見ながら、一緒に踊っています。もうすぐ17歳になるのですが、バスジャックをやるよりいいかと思って、あえて黙って見ている事にしました。やっぱり、今の着ぐるみのキャラクターより、以前のじゃじゃ丸、ピッコロ、ポロリの方が良いな、としきりに言っています。そろそろ、止めた方がいいかなと真剣に悩んでおります。(どうも演説調になるな)

 昨日は、病院で精密検査をしてもらい(頭の方ではありません)気管支炎は治ったようですが、肝臓が弱っているとの事でした。内臓ドップラー検査では、肝炎や腫瘍は無く、酒の飲み過ぎでしょうとの事です。私の主治医は同じ社宅にいた人で、私生活がばれているので、ごまかしが効きません。検査代もまけてくれると良いのですが、そうも行かず、5千円あまりとられました。

 薬を待っていたら、血液検査の結果がまだだと言われ、診察室に戻ったら、やっぱりアルコール性の肝障害だって、同じ診断ならわざわざ呼び戻すなよ。インフォームドコンセント過剰な病院です。でも、昨日の夜はお酒は止めてウィスキーにしました。(よく聞くギャグですね)

 昨日の新聞によると、福井晴敏の「亡国のイージス」が推理作家協会賞の長編賞に決まったようです。私は、何ヶ月か前にその本を買ってあるのですが、ほんとにちょうへーーーん小説で、5分も手で持っていると痺れてくるようなボリュームです。本来なら連休中に読む予定でしたが、病に倒れ、本を読んでも同じ行を30回くらい繰り返して読むような状況で、結局予定していた10冊ほどの本が、むなしく置いてあります。熟読ならぬ積んどくと、いったところですね。あははは(むなしい笑い)

 今日は、とりあえず、いしいひさいちの4コマ漫画から読み始めて、体を慣らしています。次ぎに東海林さだおを読んで、今日は寝るつもりです。他に、内田康夫、島田荘司、福井晴敏、二階堂黎人、東野圭吾、原田宗典、高橋克彦などに、何時になったら読むのだと、冷たく見られているような気がします。(昨日、クレージーキャッツの楽譜を図書館で借りちゃったので、ギターも弾きたいのだが。スーダラ節をギター1本で唄ったら、近所から苦情が出るかな。)

パソコン、届いたら連絡下さい。セットアップしに行きますから。敬具

    2000年5月13日 アンクル・ハーリー亭主人

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2000.5.13掲載