拝啓、5月に入ってから、私の別荘が有るモナコを思わせるバカ暖かい陽気が続き、世間は相も変わらず、海へ山へと大挙して貧しい旅行にドッと繰り出して行ったようですが、私は日頃の行いのせいで、ドッと床に伏しておりました。2日くらいからのどに違和感を感じていたのですが、3日にY氏の家を訪ねているうちに、どんどん気分が悪化し(彼が作った昼食のためか)寒気がしてきたので急遽帰宅しました。熱の方はそれ程出なかったのですが、咳と鼻水が激しく、頭痛までしてきて遺言の準備をしたくらいです。

 病院の咳止めと抗生物質を飲んでも、なかなか好転しなかったのですが、昨日から薬を飲むのを忘れていたら、だいぶ具合が良いようです、ゴホゴホ。(咳です)

 30日に鎌倉の鶴岡八幡宮に行ったときのお賽銭をケチったため、神様のバチが当たったのかも知れません。でも、Y氏は私より5円も少なかったのに何とも無いのですから、それだけでは無く、銭洗い弁天と佐助稲荷のお賽銭も通算しているのかもしれません。

 しかし、どうして鎌倉はお寺では参拝料を取るのに、神社はタダなのでしょうか。そこに、日本の歴史の謎が隠されているように思います。でも、この件は、あまり詮索するとRIGHT WING(右翼)の方の反感を招き、生命の危険があるかもしれないので、他言は無用に願います、ゴホゴホ。

 話題を戻して、私の病状の経過について続けます。食欲の方も順調に回復しています。一昨日は、A子の教習所卒業検定合格の前祝として寿司をとったのですが、食欲が無く、食べ残してしまいましたが、昨日の朝は、その残りと、ご飯を2杯しっかり食べました。ただ、A子が検定不合格だったので、寿司は無駄に終わりました。が、A子も奮起して、昨日の午後、1時間追加路上練習をして再挑戦し、今日めでたく合格しました。

 また話が逸れました。結局、気管支炎であると診断する事に異議を挟む余地が無いとは言えない事も無い、とは言いがたいと診断され、ゆっくり休養すれば、月曜には仕事にいけるでしょうとのことで、私のゴールデンウィークは鼻水とティッシュの山と共に清掃車の中へ消えました。まあ、どっちにしろ、例年のゴールデンウィークには仕事をしていたのですから、家で寝ていただけでもいかったね、と言わざるを得ないでしょう。何も無ければ退屈して死んでいたかもしれません、ゴホゴホ。

 しかし、話は変わりますが、この頃17歳の人間が起こす事件が多く、偶然私の家にもあと数ヶ月で17歳になる人間がいて、結構包丁使いも鮮やかなもので、心配で昼寝も出来ません。こんなことならあと1年早く生んでおけば良かったと思います。

 まあ、私にも17歳の時が有った訳で、その頃の私が自分でも天使のように清らかだったとは言いませんが、結構純情一直線をまっしぐらに突き進んでいたという話に(あまり記憶にはないのですが)信憑性が無いわけではありません。それだけに、今の時代、10代の若者達がいったい何をやってんだべか、と東北弁的疑問がわいてきます。

 時代が変わったのか、人間が変わったのか、いずれにしろ時の流れの中で何かが変わって行くのは仕方の無いことですが、良い方向へ変わって欲しいと思います。そして、変えるための努力は惜しまないようにしたいものです。

      2000年5月7日 ハーリー亭主人

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2000.5.7掲載