前略、連日アチー日が続いていますがお元気ですか。僕もそろそろ避暑を兼ねて、ニュージーランドにでも出掛けようかと思います。
ニュージーランドはこれから冬に向かい、湯豆腐の美味しい季節になってくるでしょう。湯豆腐をニュージーランドで食べるのもオツなもんです。これで、野沢菜漬けがあれば文句は無いのですが、そこまでぜいたくすると一般大衆からの人気に悪い影響があるやも知れず、自粛することにしました。
冗談はともかく、先日テレビで見たのですが、ニュージーランドの北に位置する、ツバル共和国という国では、地球温暖化による海面上昇の影響で国土が水没の危機に瀕しているとか。実際、年に2度の大潮の時には地面から海水が染み出してきたり、海岸沿いの住宅が床上浸水したりの被害にあっているそうです。
対応策として、ニュージーランドがツバル国民を移民として受け入れることが行われているようですが、英語ができて定職につけること、という条件があり、全ての人が移民できるわけではないようです。
同じような海面上昇による国土水没の危険がある国は、インド洋のセーシェルや僕の別荘があるモルジブなど、赤道付近の環珊瑚礁によってできた国のほとんどにわたると思われます。
また、そういった島々で構成された国以外でも、海面上昇に加え、海水温の上昇による台風の規模が巨大化するとされています。我が国においても、沿岸部の海抜が低い土地はいつ何時洪水の被害に見まわれるともわかりません。
現実に、バングラデシュでは、ここ数年の間に何度もサイクロンの被害にあい、数百万人の規模で家を失う被害が出ているそうです。
この地球温暖化現象は、急激な炭化エネルギーの燃焼による二酸化炭素の発生と、フロンガス等、環境破壊係数の高いガス類の放出が原因です。
今、こうしてパソコンのキーを叩くだけで、二酸化炭素がどれだけ放出されるのか考えるとキーを叩くスピードが遅くなります。(元々遅いのですが)
その上、先日、我が家の最新のエアコンが故障しまして、その修理のためにサービスマンがエアコン内の冷媒(環境影響の少ないフロンガスです)を放出しておりました。しかも、原因がわからず、2回も放出したのです。参考のために聞いたら2回で約7kgのフロンガスを放出したわけで、心痛む思いでした。(それでもエアコンは直らなかったので怒りの方が多かったのですが)
その後、エアコンは新品に交換したので直ったわけですが、我が家から出ていったガスが地球温暖化を助長していると思うとビールを飲むのも考えてしまいます。
ビール酵母が糖分をアルコールに分解するときに、二酸化炭素ではなく、酸素かなんかを排出するように改良できないでしょうか。もっとも、そうなるとビヤホールの酸素濃度が異様に高くなり、タバコが激しく燃焼するので、ビールを飲むのも命がけ、という事になるかもしれません。困った。
2002年8月3日 アンクル・ハーリー亭主人