教育方針

  

   基本方針

 子供は親の言う通りには育たない、親のやる通り育つ。

    前文

 とかく、親は子供のために良かれと思いながら子供を追いつめてしまうことが多い。特に現在の入学試験制度がそれを助長しているのは言うを待たない。親としては子供の将来を考えてうまく進学してもらいたい、人から遅れをとってはいけない、との親心で子供の学業重視の生活を望む。

 また、最近では、内申書重視など一見受験戦争の緩和に結び付くように見える入試が浅はかな役人達の手で押しつけられた結果、受験のためのボランティア参加などを出現させ、教育現場の混乱に拍車をかけている。

 本方針を作成するに至った動機はとうてい簡略に記す事は出来ない。また無益である。

 私は、子供達に最低限守って欲しい事を基本方針として示したつもりである。また、決して出来ないことをせよと言っているわけでもない事は解って欲しい。

 私の心の中にはいつも君達への愛情があると知っていてくれればそれで充分なのかも知れない。

1.好奇心を持って勉強し、知ることの楽しさを体験する。

 教師から教わるのではなく、自分から知る努力をして欲しい。

2.疑問、不満な点を後々まで残さない。

 疑問が生じるのは理解できている証拠。先生、友人、家族に遠慮無く聞くこと。

3.決められた仕事は君しかする人はいない。

 生活のリズムのなかに、決められた仕事をする時間を前もって作っておくこと。

4.人から注意されたことに対して明確に反応する。

 自分が正しいと思ったら正々堂々と主張し、自分に非のある時は素直に「ゴメンナサイ」をすること。言い訳はその後で。

5.当たり前だけど、親を信頼して下さい。

 困ったときは相談する。楽しいことがあったら知らせてくれること。

私がこの様なことを文書に書いておこうと思ったのは、子供達が人間に、しかも、大人になってもらいたいと思うと共に、自分自身への戒めとして自分自身を督励するためである。

              平成14年6月1日 アンクル・ハーリー亭主人

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2002.6.1掲載