機種名 KIKUSUI 556A
更新日 2024.08.12
概要
メーカー 菊水電子株式会社
製造年月 1960年代後半〜1970年代前半
特徴 130mm円形陰極線管(CRT)を表示器とした昭和レトロ&モダンな外観のアナログオシロスコープ。
CRTを中央に配置したシンメトリデザイン。
真空管2個とトランジスタ多数のハイブリッド構成で、全固体化目前と思われるモデル。
入力初段にFETを使用して広帯域化を図っているらしい。
CRTはフラットフェイスタイプの5UP1を使用し、直径130mmの表示領域を円形のベゼルにより遮ることなく全て表示可能にしている。
ベゼル内側の黒いプラスチック部分の凸凹している様が内歯車(インターナルギヤ)のようで、昔の松○零士氏の漫画に出てくるメーター類の様である。
スペック 【垂直軸帯域】
 DC 〜 1.5MHz
【水平軸帯域】
 2Hz 〜 400KHz
【入力チャンネル】
 1ch
【X-Y表示】
 可
【Z入力】
 有り
構成部品 【CRT】
 5UP1(F)
【真空管】 計2個
 6AQ8 ... 双3極管(高周波管・傍熱型)
 ?
取説 Webに有り
回路図 無し
初期状態
外観/内観 外観は全体的に錆が多い。特にネジ類はほぼ全て赤銅色。
ネジの溝もかなり潰れており、ケースを開けるのに苦労した。ネジの交換は必須。
内部も塵や汚れがタップリ。
CRTの中央に蛍光体のビーム焼けがはっきりと見て取れる。
動作
付属品
清掃
作業内容 内部は、刷毛で埃を掃い、一部の水拭き清掃を実施。
外部は、花王マイペットにて拭き清掃を実施。
現状
内部
外部
動作
コメント
修理
症状1 ネジの錆 … 未対応
症状2 CRTの中央に蛍光体のビーム焼け … 対応中(CRTの調達完了,作業待ち)

・交換用のブラウン管だが、新品の入手は困難だから中古品となるが、手っ取り早いのはニコイチ作戦だろう。同型機又は姉妹機を入手しての移植だ。

・リーダー電子のLBO-52Bを実験用に回したので、こいつから分離した5UP1(F)を流用することにした。こちらにも僅かに焼き付きはあるのだが、それほど目立つ程でもないので十分だ。
利用
グラフィックス

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