機種名 | TRIO CO-3K | |
更新日 | 2024.08.12 | |
概要 | ||
メーカー | トリオ株式会社(有限会社 春日無線電機商会) | |
製造年月 | 1967年 | |
特徴 | 銀色に輝くベゼルが特徴的な、75mm陰極線管(CRT)を表示器としたレトロな外観のアナログオシロスコープ。 恐らくCO-301Sと同時期に販売されていたもよう。(カタログに同時掲載されている) CRTの口径はCO-301Sと同じで、カタログによると標準型とされており、高級機(?)CO-301Sからシンクロ回路を省いた廉価版的な位置付けか。 値段が当時価格でCO-301Sの2/3程度の42000円とお安くなっている。と言っても当時の大卒初任給が20000円/月程度(諸説あるが)なので2か月分である。 |
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スペック | 【垂直軸帯域】 1.2MHz 【水平軸帯域】 400KHz 【入力チャンネル】 1 ch 【X-Y表示】 可 【Z入力】 有り(正面パネルの"MOD") |
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構成部品 | 【CRT】 3KP1(F) (東芝製) 【真空管】 計8個 1X2B … 半波整流管 6CA4 … 全波整流管(傍熱型) 6AQ6 x2 … 双2極3極管 垂直AMP用 等 12AU7 x3 … 双3極管 水平AMP用 等 6BE6 … 7極管(周波数変換用)→ 掃引回路の発振に使用? |
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取説 | 無し | |
回路図 | 有り | |
初期状態 | ||
外観/内観 | 古いなりにケースの汚れはあるが傷や錆は少な目。正面アルミパネルは無塗装で、傷は有るが生成りなので目立たない。しかし、印刷された製品ロゴの一部にハゲがある。 入力端子が特殊で、現在主流のBNCやUHF or M型が使用不可。但し、並列にターミナル端子が備わっているので入力は可能。 内部は薄っすらと埃を被っているが、年式の割には綺麗といえる。 |
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動作 | 一応は輝線が表示された。但し、水平方向へ輝線が一切伸びないので水平軸回路に異常が有るようだ。 又、水平・垂直のゲインつまみを回すと輝線が暴れる。 |
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付属品 | − | |
清掃 | ||
作業内容 | 内部は、真空管を殆ど外し、刷毛とブラシを使って小一時間掛けて清掃。外部は、マジックリンを使って丸洗いした。 | |
現状 | ||
内部 | 清浄 | |
外部 | 良好 | |
動作 | 非正常 | |
コメント | − | |
修理 | ||
症状1 | 水平軸の掃引異常 … 対応中 ・発振用の真空管6BE6に灯が入っていないように見えるので、ヤフオクで6BE6の中古品を2本入手。入換えて水平回路の動作が治るか確認。 結果は、変化無し。どうやら原因はこの真空管ではなさそうだ。となると12AU7の方か、或いは定番のコンデンサの特性悪化や容量抜けか。 | |
症状2 | − | |
利用 | ||
グラフィックス | − |