アイソン彗星 C/2012 S1
2013.11.22
[解説]
 前評判が高く、”100年に一度の彗星”とかの報道もありましたが、マスコミが騒ぐとダメになるジンクスの通り、残念な彗星になりました。
 実際には肉眼で見ることはほとんど不可能なくらい暗く、双眼鏡を使ってやっと頭部(核)が確認できる程度、写真でも相当長い焦点距離がないと細かい構造が確認できませんでした。
 9月末から追跡を始めましたが、この日(22日)が一番見栄えがしました。(数日前にバーストを起こし、もっと良かったようですが、見逃しました。) 
 画像は1200ミリ程度の望遠に拡大(トリミング)してあります。
[観測ガイド]
 放物軌道の為、今回限りの接近でした。12月1日時点での情報では、近日点通過時に崩壊・消滅したとのことです。(残骸が多少残っているようですが)
[撮影データ]
日時:2013年11月22日 05時14分〜 露出:30秒×6枚
場所:東京都西部(ベランダから) 天候:晴 気温:10℃
レンズ:BORG 101ED 架台:タカハシ NJP(PD-7)
カメラ:Nikon D5100 感度:400
ガイド方法:恒星時駆動 ピント:ライブビュー確認
[画像処理]
ソフトウェア:ステライメージ5,Adobe Photoshop CS2
処理:コンポジット合成,レベル補正,トーンカーブ補正 等

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