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ヘリコバクタ・ピロリとは
1983年ヒトの胃粘膜より分離・培養されたグラム陰性のらせん状桿菌−それがヘリコバクタ・ピロリ(以下H.pylori)です。H.pyloriは強力なウレアーゼ活性をもち、強酸性の胃内でも生存可能です。
H.pyloriは胃・十二指腸潰瘍などの上部消化管疾患と関連があり、消化性潰瘍においてはH.pyloriの除菌療法を行うことにより、再発率が著しく減少することが報告されています。また、近年になり胃癌との関わりも注目されています。
わが国では40歳以上になると感染率が上昇し、高齢者では80%前後の高い感染率を示し、全人口の約50%がH.pyloriに感染していると言われています。
H.pylori診断法には胃カメラを使用する侵襲的診断法と、胃カメラを使用しない非侵襲的診断法に分けられす。非侵襲的診断法には幾つかの方法がありますが、簡便で精度が高いと思われるのは尿素呼気試験です。
検査に要する時間は20分程であり、苦痛のない検査です。結果は2日間程でわかります。
除菌治療は一種類の胃酸分泌抑制薬と二種類の抗生剤を一週間服用して行います。その後4週間以上経過したところで、上記の検査法を用いて除菌判定を行います 。
これらの検査・治療は保険適応となっており、胃・十二指腸潰瘍を何度と繰り返し再発をしている方はぜひお勧めします。当院にご相談下さい。