知能指数と知能テストについて

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知能指数(IQ)とは

 知能指数は英語のIntelligence Quotientの略です。 A.ビネーという人が1905年に初めて知能テストを作りました。このテストはその後様々な改良が試みられ、1916年のスタンフォード大学のターマンによって、初めて知能指数という標式が用いられました。知能指数は精神年齢/実年齢×100で表されるとされています。


知能指数に関する考察

 類似の質問を良く受けますので、私論を少々述べます。 これはあくまで私個人の見解であることを申し添えておきます。

 知能指数(IQ)が示しているものは「IQテストを解く能力」であって頭の良さではない、と私は考えています。さらに、その能力は時と場合で異なりますから正確には「そのときのそのIQテストを解いた能力」です。それを「頭の良さ」の基準とするなら「IQの高い人=頭の良い人」でしょうが、「頭の良さ」の基準は人や国やその他諸々の条件で変わりますから、一概に「IQの高い人=頭の良い人」とはならないでしょう。昔からある「IQ」のイメージから「IQの高い人=頭の良い人」と思っている人が多いようです。ある種のIQテストはパズルに似ています。またある種のIQテストは数学の問題に似ています。IQは知識を問うものではないので、これは当然と言えば当然でしょう。また言語力を問うものでもありませんので国語・英語の問題でもありません。結果的に数学の部類になっていると言えます。ただ計算力を問うわけでも、公式を知っているか問うわけでもありませんので、数学全般というわけでもありません。

 ですからパズルに強い人はIQテストの結果は良いでしょうし、数学に強い人もIQテストの結果は良いでしょう。その人たちはある面において頭が良いということは言えると思います。しかし「全般的に」「頭が良い」ということにはならないでしょう。

 IQテストというものをやってみたい方はお問い合わせ下さい。試験問題は用紙になっておりますので、こちらから郵送し、回答後返送して頂き結果をお知らせします。採点は無料ですが、問題用紙は消耗品ですのでその代金と送料はご負担ください。ネットで行われている信憑性の無いものではなく、国際的なものです。どの国の人でもできるよう言語能力に依存しない問題になっています。


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