2月17日千葉市立加曽利貝塚博物館と
千葉市立郷土博物館訪問記

この2館は文字列のみの印象を記述します。

加曽利貝塚博物館の方は、コンパクトにまとまっていました。
展示を見て感じたことは、数理化学的分析の重要性が極めて高いことを感じました。
展示解説の中で、三角ダイヤグラムを使うと各種推定に有効であり、
文章で書くより一目で直感的に理解できるものである。(ここは展示を見てもらわないとわからない。その部分だけPDF文書化しようか?)
このことから、多くの出土品を分類し、一度数値化して分析してみると新しい発見がありそうです。
その実例として、以前千葉県立中央博物館で企画展「縄文人の食生活」(H13年3月3日(土)〜4月8日(日))
の出土骨の理化学分析による何を主食にしていたかなどがありました。(但しこちらは理化学的分析)

さて問題は、千葉市立郷土博物館。
こちらは、実はまだ完成していないようです。
まだ工事中の箇所があったりして基本的に常設展示を早めに公開しただけとに思えます。
ただ、常設展としてはごく一般的な展示手法であると思えます。
千葉氏の始まりから江戸期の衰退まで通史的にまとまっていました。案外千葉氏は途中から分家が多くなったり複雑になっており(本家争いも何度かあったかな)、この展示であれば本で読むより概略はつかめます。
しかし、今後企画展・特別展を行っていく際には、最低でも他の博物館に引けを取らないようなアイディアを望みます。


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