かみつけの里博物館「連続講演会」

展示会情報

展示会名:第9回特別展
 「グンマはクルマから始まった−なぞ解き『群馬』の名の由来−」
期   間:平成13年10月28日(日)〜12月24日(月)
※休館日毎週火曜日、11月26日(月)
開館時間ほかについてのくわしい情報は、こちらへ。

連続講座

第1回「グンマはクルマから始まった」:11月11日(日)いってきました。すぐ下です。
第2回「古代の群馬郡―国府・国分寺・官牧」:11月25日ちば文化祭と重なり、涙をのんで不参加
第3回「群馬の県名は車から」:12月9日(日)いってきました。こちらへ

第1回「グンマはクルマから始まった」

日時:11月11日(日)午後1時30分から
場所:かみつけの里博物館「企画展示室」
題名:ヤマト・上毛野・クルマ
講師:横浜市歴史博物館学芸課長 前沢 知之 先生
11月11日の講演の様子
概要

 15分ほど遅れてついたため途中からでした。
古墳時代の考古学資料である保渡田古墳群・三ツ寺T遺跡周辺が、なぜ「車」と呼ばれていたかを文献資料を中心に論じ、陸路の要衝にある群馬町周辺に在地にいた豪族が、ヤマト朝廷との関係を深め、車持氏(かなりの勢力があったらしい)の名をもらい、それが「車」の名前になった。というような話だったと思います。(記憶があいまい)

第2回「古代の群馬郡―国府・国分寺・官牧」

日時:11月25日(日)午後1時30分から
場所:かみつけの里博物館「企画展示室」
題名:古代の群馬郡―国府・国分寺・官牧
講師:群馬県立歴史博物館学芸員 高島 英之 先生
第2回目は、資料だけは購入してきました。

第3回「群馬の県名は車から」

日時:12月9日(日)午後1時30分から
場所:かみつけの里博物館「企画展示室」
題名:
講師:かみつけの里博物館館長 近藤 義雄 先生
12月9日の講演の様子
概要

 藤原京跡出土の「上毛野国車評桃井里大贄鮎」からはじまり、むかし群馬町周辺がクルマと呼ばれていたと考えられる考古資料・文献資料(とくにカナであるもの)を実例に挙げ、帰納的に立証していきました。同様にクルマをなぜ「群」「馬」としたのかを、第2回目の講義とからめて(らしい)、考古・文献(近代を含む)資料から論じ、最終的に、前橋県でもなく高崎県でもなくなぜ、群馬県になったかを講義していただきました。(王政復古のため、江戸幕府の名残の強い高崎・前橋(藩名にあった)をさけて、「群馬」となったと考えられているとのことです。)
 そして、まだ学説としては、認められているわけではないらしく、仮説展示に過ぎないと話しておられましたが、こういった企画展は珍しいらしいということで、とても興味深く2回の講義、展示を見ることが出来ました。とてもいろんな意味で面白い企画展だったと思います。


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