発議第11号食糧の安全確保を求める意見書について
発議案第11号
上記議案を別紙のとおり千葉県議会議会規則第14条の規定により提出します。
平成7年12月19日
千葉県議会議長 田中昭一様
提出者 千葉県議会議員 前田堅一郎
賛成者 千葉県議会議員 小柴玲子
同 渡辺素子
同 小松実
食糧の安全確保を求める意見書(案)
12月1日から大手牛乳メーカーが牛乳パックの製造年月日表示をやめて品質保
持(賞味)期限のみの表示にかえたことは、鮮度がとくに大切な牛乳だけに消費
者のつよい不安をよんでいる。
「安全な食糧を」という国民世論のもとに長い年月にわたり伝統的に確立され
てきたわが国の食品安全のための様々な規制や基準が、輸入促進への障害と
して攻撃され、WTO協定にもとづく「国際基準への統合」の名のもとに大もと
から緩和・廃止されつつあることは、国民の健康のうえから由々しい事態と言わ
ねばならない。
よって政府において次の措置をはかられるよう要望する。
- 添加物をこれ以上増やさせないこと。天然物でも安全性を立証されたもの以
外は使用を認めないこと。
- ポストハーベスト農薬を使用したものの輸入を認めないこと。
- 抗生物質、抗菌性薬品、合成ホルモンを含有したものは今までどおり輸入禁
止とすること。
- 食品の日付表示は賞味期限でなく製造年月日とすること。
- 食品の安全チェック体制強化のため、食品衛生監視員を抜本的に増員し、検
査体制をつよめ、検査センターも増やすなど充実をはかること。
以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
平成7年12月
千葉県議会議長
内閣総理大臣
外務大臣 あて
農林水産大臣
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