発議第6号村山首相に対し太田知事提訴を撤回し、代理署名を強行しないように求める意見書について


発議第6号

上記議案を別紙のとおり千葉県議会会議規則第14条の規定により提出します。 平成7年12月19日 千葉議会議長 田中昭一様 提出者 千葉県議会議員 前田堅一郎 賛成者 千葉県議会議員 小柴玲子 同 渡辺素子 同 小松実
村山首相に対し太田知事提訴を撤回し、代理署名を強行しないように求める意見書(案) 村山首相が米軍用地強制使用のための「代理署名」を拒否する大田沖縄県知事 を提訴して被告の席に立たせたことは、沖縄県民のみならず全国の「基地はいら ない」「米軍はでていけ」の世論に挑戦するものである。 今回首相が裁判に訴えてでも維持しようという米軍基地は、戦後50年にわたっ て土地所有者の意思に反して強制的に収用されてきたものであり、狭い県土に集 中する基地と傍若無人の行為をくりかえす米軍によって、県民はいつも命と人権、 くらし、財産を脅かされてきた。 沖縄本島の約20%に加え、広大な空域、海域が米軍に占領されていることが、 沖縄経済の発展と地域振興の障害物となっていることは、いまや経済界をふくめ て沖縄県民の共通の認識となっている。 大田知事は「県民の命とくらしを守るのが知事の第一義的義務と考えて代理署 名を拒否した」と明言しているが、それには「住民の安全と健康、福祉の保持」と いう地方自治の本旨に立ったものである。 本議会はこの大田知事の立場を全面的に支持し、政府において提訴をとりさげ るとともに、今後一切の強制措置をとらないこと、首相による代理署名を強行し ないことを要求するものである。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。 平成7年12月 千葉県議会議長 内閣総理大臣 あて


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