各種議会資料の概要調査報告


平成7年2月定例会を例にとります。9月26日現在、千葉県文書館及び千葉県中央図書館においては、2月定例会分の資料しかないためです。以下に資料名を上げます。


  1. 定例県議会予算に関する説明書
  2. 千葉県議会議案年度予算分
  3. 千葉県議会議案年度補正予算分
  4. 各年度主要施策の成果に関する報告書
  5. 各年度千葉県歳出歳入決算書
  6. 各年度千葉県一般会計・特別会計歳出歳入決算説明書
  7. 各年度当初予算案の概要
その他、議会局発行物として、

  1. 千葉県議会時報(調査課)
  2. 千葉県定例県議会会議録
  3. 定例県議会議案説明資料
  4. 議会通信
  5. ちば県議会だより
  6. 平成7年度当初予算参考資料

がありました。
ただ、議会事務局に議会図書室にはまだ別の資料があるかもしれないので今月中に再調査してみます。

これら資料は、議会終了後に図書館及び文書館に配布されるまで、4ヶ月程度かかる重大な欠点がある。本来なら議会事務局で 最大限短期間に作成する義務があると思うのですが。 「ちば県議会だより」は、「各定例会の閉会日から40日以内の最終日曜日に発行」とある。

現状では、広報という観点において、内容の薄さ、そして広報に時間がかかり過ぎるというもっとも重大な欠点がある。


次に、以下の資料の内容の概要を調べた範囲で述べます。

1:平成7年2月定例県議会議案説明資料(H7.6/12図書館受入)

目次から

第一:県予算編成方針と予算案の概要等

第二:各部の主要事項

総務部、
企画部、
社会部、
衛生部、
環境部、
商工労働部、
農林部、
水産部、
土木部、
都市部、
教育庁、
警察本部、
水道局、
血清研究所、
企業庁
各種行政委員会及び部外局(出納局、県議会事務局、監査委員会事務局、人事委員会事務局、地方労働委員会事務局、収用委員会事務局)

第三:条例案説明

第四:附帯議案説明


各部の主要事項
区分  第−款 第−項 第−目
       予算額             財源内訳
                          特殊財源         一般財源
               国庫支出金  地方債  その他

事業説明及び予算の主な内容
項目 予算額 説明
事項 予算額(内訳)

のようになっていました。


2:定例県議会予算に関する説明書
一般会計予算説明書
歳入歳出予算事項別明細書

歳入
款 本年度予算 前年度予算 比較

歳出
 本年度予算額の財源内容
特定財源 一般財源
国庫支出金 地方債 その他

歳入
款項 目 本年度予算 前年度予算 比較 節
区分 金額

3:平成7年2月定例県議会予算に関する説明書(追加提案分)
これは特別会計の補正予算のことのようでした。


電話による議会事務局議会図書室調査95/9/2711時頃
千葉県議会事務局には議会図書室が設置されており、問合わせたところ、一般県民の入室と閲覧は可能とのことでした。
ただし、議会会期外のみとのことでした。資料については議員に渡されている資料はそろっているとのことでした。しかし、
10日にでも現地調査して確認しようと思います。
会期中の利用不可はやはり、議決前は公文書公開条例の第11条(7)の意思形成過程情報の非公開に抵触するものと考えられる。
問題は閲覧のみということで複写はできないらしい。

一つ面白い点は、会期終了後には、資料の閲覧が可能ということは、行政側が提出した資料はまず、修正或は否決は想定して いないことになるのではないか。もし、修正されたとしたら、今だ、意思形成情報であり、その修正した資料の作成を待って公開 するはずである。公開の早さはいいのだが、皮肉的に見れば議会はまったくの茶番劇でしかないことになる。




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