第7話 パソコン屋さんへ行く

曜日、ママは自転車に乗ってパソコン屋に行った。家の中ばかりいてパソコンをいじっていても煮詰まるので町田のメディアバレーに行ったのだ。ここは以前トポスという安いだけが取り柄の店で、買い物を楽しむという雰囲気ではなかったが、メディアバレーになってからは覗くだけでも楽しめる。パソコンを買うときにもここで色々調べたけど、今日はWindowsユーザーとして出かけた。

ここはダイエーが経営する日本一の売り場面積を誇るだけあって、広くて、明るくてよい。店員はみんなピンクの制服で若くて元気だ。残念ながら値段が少し高い。蛇足だがママはここでダイエーの中内社長を見たことがある。がんばれホークス!!

2階がMac,3階がWindowsのソフト、4階がPCとなっている。今までは2階で静かにMac関連の機器をみていたが、今日は3階と4階に行ってみた。ここまできて物好きだが東芝のノートのコーナーでサテライト200を触って見た。先々週より価格が下がっている。でも、まだママが買った値段より高いのでホッとする^^;;

デスクトップパソコンも色々触ってみた。他のメーカーの機種もみんなWindows95なので結構触れて楽しかった。今まではWindowsのことを知らなかったので恐くて手が出せなかったがもう大丈夫だ。Windowsがわかりパソコンの間口がぐっと広がった気がする。一人前のユーザーを気取ってアクセサリを動かしたり、マイコンピュータを開いたりして試してみた。やはりデスクトップの上位機種は動きがキビキビと早いな。

同じWindows95でもメーカーによってちょっとづつ違う機能のソフトが添付してあり差別化を図っている。ママのパソコンにしても東芝音声システムという音読システムがついていたが別に必要ないぞ。こんなの付けるならもっと役に立つソフトを付けてほしい。

ここの店は家族連れが多い。パパが妻を連れて画面を見せて説明している周りを子供が走り回る。50代ぐらいの夫婦が店員に説明を受ける。若い人はもう機種を決めてあって価格だけを交渉する人が多いみたいだ。たまに人込みに出るとなんでも珍しくてパソコンよりも人に目が行ってしまうママであった。この店は値引きもおまけもまずしてくれないので買い物の醍醐味はないが、とにかく品揃えはいい。

フト売り場も見に行った。今までは2階のMacのソフト売り場しか見たことがなかったのでWindowsコーナーは新鮮だ。家族連れのお客が多いせいか子供用のソフトが結構沢山ある。お勉強に役立つ、お絵描き、工作、積み木などなんでもあるのね。一つうちの子にと思うが、安くても3千円位からで5〜6千円のものが多い。中身を試してみないでは買えないなぁ。雑誌の付録のCD-ROMで、子供向けソフトの体験版を付けてくれればいいんだけど。

少し子供用のソフトに触ってみたけど動きが鈍い、大人ならわかっているから待てるけど、子供は待てないぞ。ゲームソフトのようにビシバシ動かないと飽きちゃいそう。

ママはCD-ROM図鑑、たとえば動物、植物、魚、昆虫、歴史、生活、乗り物などのタイトルがもっと増えればいいのにと思う。それも紙の図鑑と同じくらいの値段で。今のCD-ROMタイトルは高すぎる。CD-ROMは中身を作のは大変かもしれないけど、製造や流通コストは安くて済むんだから数がでれば安くできると思う。数売るのが大変なのかもしれないけどもう少し安ければ気軽に買えるだろう。せめて音楽のCDと同じくらいになればいい。

TV局など映像のコンテンツを沢山持っているところと、図鑑作成のノウハウや人脈を持っている出版社が提携して作ればもっといいマルチメディア図鑑ができるだろうにと思う。そんな仕事をママもやってみたい。

の店は地下がダイエーのスーパーになっている。パソコンを見た後、晩御飯とおかずが買えるのだ。他のダイエーと同じでそれなりに安くていいものもある。ママも家で待つ家族に食料品を買って帰った。隣りが中央図書館で、道を挟んだ前には東急ハンズがあるのだ、町田は本当にいい町だ。

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M.Nakamura Feb 17,'97