第34話 ママのWindows元年総決算

スーパー書斎の遊戯術 書館から借りてきたダイムを読んでいたら山根一眞さんの文庫本「スーパー書斎の遊戯術」のプレゼント募集があったので、E-Mailのアドレスに応募してみました。ママが書いた内容はACアダプタの活用法に付いてです。そうしたら何とまたまた当選したようで、本が送られてきました。例によって同居人もママの知らないうちに応募していて当選し、家には今、2冊のサイン入り本があります。

それから、ついに山根一眞さんプロデュースの「kaZmaスーパーモバイル鞄」がやって来ました。シングー(Xingu)というタイプで、ママは黒、同居人は紺です。製造は鞄のトップメーカーのACEです。

形は想像していたより小さくて、残念ながらママのサテライトは入りませんでした。kaZma鞄とサテライト 鞄の外形サイズがA4位です。同居人のモバイルギアがちょうど入る幅でした。しかし小さい割に作りはしっかりしているし、ポケットもよく考えてあります。

ファスナーを解くと鞄の厚みが倍近くにまでなる仕掛けもあります。モバイルしようとすると意外に細々したものが増えそうなので便利です。また、肩掛けのベルトも着脱自由です。

取り敢えずサテライトが入らなかったので初代パスポートサイズのビデオと周辺機器とか、一眼レフのカメラと交換レンズ等をしまっておくにはいいかなと考えています。せめてA4書類が入って欲しかったと同居人が嘆いています。

マは昔からモノが好きです。一つの製品が世に出てきて、じわじわと浸透していき、生活が変わって行く様子を見るのが面白い。だから、今みたいに次々に新製品が生まれる時代に生きていてよかった。

答え一発カシオミニがでたときは驚きだったが、その後の電卓の進化にはもっと驚かされた。SONYのウォークマンも出始めた頃は今のように小さくなり、またこんなに普及するとは思わなかったし、CDがあっという間にレコードを駆逐してしまったのも驚きだ。ママが初めて買ったパソコンPC-8001から今のノートパソコンまでのパソコンの進化も面白い。携帯電話や家庭用ビデオの進歩にも目を見張るものがある。

これが江戸時代なら、生まれてから死ぬまで、いや子供の世代になっても殆ど変化のない生活だっただろう。そんな生活は想像もできない。

でも、ママ自身はあんまり物欲というものはない。新製品の広告を見たり、お店で見かけるのは大好きだが、不思議と自分の物にしてみたいという欲望は湧かない。モノは十分に使われ、天寿を全うできるというなら買ってもいいけどなかなかそうはいかない。今の家は普通に暮らして行くには十分な広さではあるが、ちょっと油断しているとモノが溢れるし。

ママは買い物をする話や本が好きだ。誰かが何かを買ったとか、ママの知らない商品をお勧めしている記事なんかすごく興味が有る。他人ならどんなくだらないもの、役に立ちそうの無い物を買う話でも面白い。モノよりも、それに付随する情報が好きなのかも知れない。

それと人の家の中を見るのも好き、友達の家を見るのも好きだし、テレビでよその家の中が映るとつい見入ってしまう。住んでいる家を見るとその人の履歴、趣味嗜好、思想がみえてきて興味が尽きない。人見知りなのに、人間という情報の集まりに惹かれるのだ。でもこれはちょっと病的かな。

kaZma鞄 年、久しぶりにママが手に入れたモノがパソコンです。夜、子供たちが眠て、同居人が帰って来るまでの時間がパソコンタイムです。電源を入れてディスクがカリカリとなると心が躍ります(そんなに大袈裟なものでもないですが)。マニュアル片手に新しい機能を試してみたり、電話に繋いでインターネットを覗いてみる。

昼間は細切れの時間しかないから、パソコンに電源を入れる事は殆どないけど、今日は何しようかと考えている。マニュアルをちらりと見て、知らなかった機能を調べたり。図書館から借りたパソコン雑誌を見て、付録のCD-ROMを確認したり面白そうなWWWサイトをチェックしたりしています。

こうやって昼間に段取りを考えておくと、夜パソコンを立ち上げたときには割と順調に作業が進みます。しかし、集中しているときに限って子供が夜泣きする。添い寝しながら、ホームページを作っているときは全体のイメージを思い浮かべたり,章建てを考えたりしています。もちろん、このホームページの内容も三男のおむつを取り替えながら上の空で考えているのです。

近、ママの欲しいモノはパソコン版「十年日記」です。かのカタログハウスのヒット商品「十年日記帳」のパソコン版で、毎日の日記を書き続けていると、昨年の同日の日記が見られるというものです。簡単に作れると思うのでだれかフリーソフトで作ってくれないかな。

ママはここ3〜4年ぐらい毎日、パソコンで日記をつけていますが、どうも記録した後に有効利用出来てません。一年前にこの日は何をしていたか簡単に分かればきっと楽しいから、パソコンで日記を書く人が増えるかな?

Windows95がでてからパソコンは沢山売れたようですが、上手く使えずに埃をかぶっている家も多いようです。今日の新聞にも、大手のパソコンメーカー(富士通、NEC、日本IBM)が正月休み専用の問い合わせホットラインを開設することが載ってました。うまく動かないで苦労している人も多いのでしょう。

みんな最初から難しいことをしようと思わないで、日記を書くとか簡単な目的を持ってパソコンと付き合っていけばすんなり馴染めるのではないかと思います。それなら安い機種でも十分だし。難しい設定もそんなにないような気がします。

我が家にやってきたサテライトは、一応毎日電源を入れられて、使われているので幸せかな?

夜、ようやく年賀状ができあがりました。しかしサテライトで動くソフトもプリンタもないのでMacintoshで作りました。子供たちの写真を載せた親戚と子供関係の知人用バージョンと、写真無しのフォーマルバージョンの2種類です。

kaZma鞄に8mmビデオ 我が家のMacintoshのプリンタは2年位前のものなので、最近のプリンタのような写真品質の印刷はできません。しかし、今年のコート紙の年賀ハガキでは結構綺麗に印刷することができました。

来年はサテライトに繋がるプリンタを買ってもいいかなと思っています。実は来年、自治会の班長になることが決まったので、自治会関係の文書作成などをやらなければならないかも知れないのです。今住んでいるあたりはちょっと昔の分譲住宅地なので、年配の人たちが多くてワープロ仕事は若い人(ママでも若い方に入ります^o^)に廻ってくるらしいのです。

まあ、そんな事でも貢献できればいいと思っているので苦ではないのです。しかし全然知らないワープロを使うよりは、自分のパソコンの方がいいのでプリンタとワープロソフトがいるかなと思っている次第です。
(右の写真はkaZma鞄に入れた8mmビデオ)


そんなこんなで、Windows95に挑戦した年も終わろうとしています。奮闘記をホームページに掲載し始めて、何人もの人から感想や励ましのメールを頂きました。メールを頂いたみなさん、ありがとうございます。もしよろしければ、これからも読んでください。

また今年はパソコンを介して、サンケイ・リビング誌の取材を受けたり、村上春樹さんからメールを頂いたり、山根一眞さんからは、鞄とサイン入りの本を頂いたりして結構面白い体験ができた一年でした。次第に子供にも手がかからなくなるので(ことを期待して)、来年はもっと色々なことに挑戦してみようかと考えています。

では、また来年もよろしく。

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M.Nakamura Dec 28,'97