第15話 バックアップは大切だ

ソコンを買って早くも2ヶ月、毎日少しづつ何とか使ってきた。そろそろハードウエアの初期故障の時期も過ぎる頃だ。ママのいいかげんな使い方にも係わらず、一度もハングアップしたり暴走したことがない。東芝はノートパソコンの老舗だけあってハードもソフトも信頼度が高くよくできていると思う。といっても他のパソコンはマックくらいしか使ったことはないが、、、(我が家のマックはハードディスクが2回も壊れた。1度目は1年間の保証期間が過ぎて少したった頃。2度目は交換して3ヶ月目くらい。)もし、不慣れなウインドウズのシステム上でハード的なトラブルに見舞われたらママはパニックだ。

Satellite 200は値段と性能のバランスが取れたシステムだと思う。確かに24MBのメインメモリでは複数の画面を開けておくとハードディスクがカリカリと音を立てて頻繁に動く。動作が遅いこともあるが今のところなんとか持ちこたえている。まあ、ママは動画や3Dなんて使わないし、ゲームもしないからかも知れない。せいぜいメモ帳とインターネットエクスプローラと、フォルダを3つ4つ開いておくくらいだ。

ところで、ママの弟も会社からサテライトを支給され、使っていることがわかった。ママが買ったときにマニュアルやバンドルソフトが殆どついてない(第1話第2話参照)ことや、殆ど宣伝してないことから想像はついていたが、やはりSatelliteは企業や官公庁など大量にはけるところをターゲットにしたパソコンだったようだ(と、ママが勝手に思っているだけですが)。そう考えると値引きがよかったのもうなずける。企業ユーザー向けに作ったものが見込み外れで在庫が残ってしまったので、安く量販店などに流したのではないか。もしそうだとしても、ママは十分満足して使っており何も不満なことはない。

電源スイッチ そうそう、サテライトにも一つだけ難点があった。それは思いかけず電源スイッチが入ってしまうことです。ある日、例のバッグにしまっておいたら何らかの拍子にスイッチが押されたらしく、バッテリーがなくなるビービーというアラームがなった。慌ててバッグから取り出すと電源がはいっていて、ファイルが削除される可能性がありますとかいうメッセージがでていた。このちょっと押すだけでオンになってしまうスイッチは考え直した方がいいと思う。一応、物がぶつかってオンにならないように窪んでいるんだけど効果が薄いようです。仕事先などでバッテリー切れになったら困ると思う。ママは持ち歩かないからいいけど。

パソコンの新製品開発は早いから、このパソコンはもうすぐ店頭から姿を消してしまうでしょう。ぼやぼやしていると拡張メモリも絶版(とは言わないかな)になってしまうかもしれないな。早めに買っておいた方がいいか悩む。ママはこのノートパソコンを5年は使おうと思っているので将来メモリが足りなくなったときに手に入らないと困る。5年後と言えば2002年、ワールドカップの年だ。はたして壊れずにもつか、壊れないとしても時代遅れになっていないかな?

供をママのパソコンで遊ばせたあとで、この奮闘記のフォルダを開けてみると、ちょっと前に書いたファイルがフォルダの先頭にきている。ママは普段、最新順にファイルをならべているので、最近直したのが上にあるはずである。えっ、と思って開けてみると、中身がuifrenjksdc9 jdlu90 cjsd09gggggggggggggggggggggggggggというようになっていた。あぁ、なんてこと、子供が勝手に開いてデタラメにキーを打ったようだ。まあ、ママが遊ばせたので怒る訳にもいかない。幸いバックアップをとってあったので元に戻すことができた。

初心者の(ママもWindows95初心者だが^^;;)失敗談によくある話で、慣れてきた頃に画面がニッチもさっちも動かなくなってしまい、しょうがないから電源切ったら今までのデータがどっかに消えてしまったとか、苦労して入力したデータを間違えて消してしまったとか聞く。こんなことで挫けてパソコンから離れていってしまうのだ。

みんなが意外とやってないらしいのがデータのバックアップだ。らしい、というのはそのような記事を新聞や雑誌で目にするからだ。みんなパソコンと自分を信じているのね^o^ ママはバックアップがないと不安でパソコンなんて使っていられない。自分でヘマすれば苦労して作ったデータが一瞬で消えちゃうことだってあるんだもの。あるいは、ママのように子供が勝手にいじって消しちゃうこともある。

間違えて消すだけじゃない。パソコンは魔法の箱じゃないからいつかは壊れる。ハードディスクは中で円盤が回転しているんだからなおさらだ。ハードや市販のソフトは壊れても買えばいいけど(それはそれでお金がかかって大変だけど^^;)、自分で作ったデータはここにしかないんだから自分で守らなきゃ。最近はコンピュータウィルスなんていうのもいて、データが壊されることだって有るらしいから。

MT装置 パソコンのバックアップに使える機械にはMOとかZIPとかの大容量のものがあるが、ママは取り敢えずフロッピィだ。メモ帳などで書いたファイルなので十分間に合う。ちょっと遅いけど。
ママが会社勤めをしていた頃は毎日大きなMT(Magnetic Tape)を抱えてコンピュータセンターまでバックアップをとりに行っていた。あのMTは大きな割には大した容量ではなかったと思う。あの頃から比べると随分楽になったものだ。最近はさすがになくなったが、少し前までテレビでコンピュータが紹介されるシーンではあのMTがクルクル回る映像がでていた。MTはコンピュータの代名詞であったのだ。

DOS/Vマガジンに付いてきたCD-ROMで色々やってみた。キッドピクス3.0は、我が家にあるマックのキッドピクス1.2と比べてそれほど進歩はしていないようだ。タイプライターメニューとスタンプの種類が増えたくらいかな。おもしろテレビとかいうのがあったが、お試し版なのでどんなものか確認できなかった。でも、絵に音をいれるメニューが使えたので、このパソコンで初めて録音をしてみた。サテライトは液晶画面の横に小さいマイクが付いていて録音ができるのだ。もちろんスピーカーも付いている。子供の声を録音して聞かせたら大喜びでしばらく楽しめた。

NIFTY Manager3.0もインストールしてみた。前にインストールしたシステムに上書きしたが、ママのIDやアクセスポイントの設定はちゃんと残っていた。これは中々使えるかと思ったのはつかの間で、やはりバッチ処理(オートパイロット)機能は付いてない。ちょっとがっかりした。

不正なID それに、試しにASAHIネットにメールを送ろうとE-Mailアドレスを指定したら、不正なIDです。だって怒られた。不正ってなんだよう。何か悪いことしたみたいじゃないか。もっとましなメッセージをだしてよ。INET:を忘れただけじゃない。前にも書いたけどxxx@xxx.xxxだったら、E-Mailだって自動的に判断して欲しいよ。まったく融通が効かないんだから。

そんな訳でNIFTY環境はまだ決まらない。NifTermもいまいち使いにくいところがある。やっぱりNIFTY環境はマックの今の環境をそのまま使おうかなと思っている。そうそう、今日NTTのINS64のモニター募集に応募した。300名にDSU付きのTAをくれるそうで、もし当たったら我が家もISDNにすることしよう。

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M.Nakamura Mar 29,'97