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よこはま動物園 ズーラシア

横浜市緑区旭区上白根町1175-1

ズーラシアは横浜市の中心部から北西に13キロ、緑区と旭区にまたがる丘陵地にあります。全体面積は103ヘクタールで全部開業すれば(1999年4月より一部開園) 日本最大級の動物園になります。

最寄りの駅は相鉄線「鶴ヶ峰」「三ツ境」、JR横浜線「中山」駅、いずれも駅からバス便があります。車で行くなら16号、保土ヶ谷バイパス「下川井」から約5分、駐車場は1,000円、かなり広いスペースですが休日は周辺道路も混雑しますので、午前の早い時間に行くのが正解です。ズーラシアの駐車場が満車になると四季の森近くの臨時駐車場に案内され、そこからシャトルバスになります。

オカピのぬいぐるみ
オカピのぬいぐるみ
大4,500円、中2,800円、小1,350円
入場料は大人(18歳以上)600円、中人(高校生)300円、小人(小・中学生)200円、団体割引あり。近くのコンビニ、駅などに前売り券がありますが先に買う必要はありません。入り口で前売り券を入場券に引き替える必要があり、かえって入場に時間がかかります。開園時間は8時30分から午後5時30分(夏季は7時まで)です。

噴水
アクアテラスの噴水
第一駐車場の横にアクアテラスというギフトショップとカフェテリアが入った施設があります。ズーラシアオリジナルのオカピのぬいぐるみなどの珍しい土産は早くに売り切れるし、帰りは込むので荷物になるが朝一番に購入すると良いでしょう。アクアテラスの前には霧の噴水の池があり、渋滞を避けるために早く到着した場合でも、開園までのひとときをベンチで休憩できます。噴水を右手に見ながら進むと入場ゲートとなります。

ズーラシアは、動物達の住んでいる環境毎に6つのエリアに分かれています。それぞれのエリアでは特色ある建物や生活用品、オブジェなどがあり、雰囲気を盛り上げてくれます。入り口を入るとすぐにアジア熱帯林エリアで、インドゾウの銅像があります。記念撮影したくなりますが、ほんの十メートルも行くと本物のインドゾウがいます。

この動物園の特徴として、動物をなるべく自然に近い形で見せ、檻や柵はなるべく目立たないように配慮されてます。檻も広々していて動物達の意外な姿がみれます。開園間もないので動物達もすれてなく、無気力にたたずんでないで、元気に駆け回っています。

スマトラトラ
スマトラトラ
ズーラシア内は見学ルートが時計周りに配置され、ほとんどの人が同じ方向に巡行していきます。アジアの鳥類やお猿さんを見ながら進むと、迫力あるスマトラトラがいます。なかなかの迫力です。

このあたりに「ジャングルインフォーメーション」があり、案内や自販機があります。まだ、開園して日が浅いので木々が茂らずに日陰が少ないので子供達はすぐにのどが渇きます。水筒にお茶を用意しましょう。

多摩動物園に比べてアップダウンが少ない平坦な道なので散策も楽です。動物をいろんな角度から見られるように各所に展望台等の工夫がありますが、いちいち階段を上って見ているとかなり疲れます。インドライオンを見てからトンネルを通ると亜寒帯の森に入ります。

ホッキョクグマ
ホッキョクグマのプール
矢印の先でお昼寝中です ZZzzz...
亜寒帯の森には大きなウォーキングバードゲージがあり、放し飼いにされたおしどり等の珍しい鳥が直にみられます。ユーラシアカワウソアムールトラを見ながら散策していくと、フンボルトペンギンミナミアフリカオットセイホッキョクグマがいます。ホッキョクグマはお昼寝中でしたが、オットセイやペンギンは元気で、愛嬌がいっぱい泳いでいました。散策コースの周辺には鮭の薫製 のオブジェなど本物そっくりのオブジェがあります。はじめはぎょっとする。

ここを越えるとオセアニアの草原エリアに入ります。アカカンガルーの前にレストラン「オージーヒル」があります。200席のカフェテリアで食事をしながらカンガルー広場も一望できます。ちょうどここが見学ルートの中間間地点となります。自販機や子供用のトイレも完備されていて、広場もあるのでお昼を広げたり昼寝をしたりするのには最適ですね。だだ、まだ木々が小さいので木陰があまりなく、日差しが強い日はちょっとつらいです。

オカピ
オカピ
休憩したら中央アジアの高地エリアへ入ります。孫悟空のモデルのキンシコウを過ぎると今世紀のはじめに発見されて、日本にはこの動物園にしかいないオカピが見えます。オカピはこの動物園のスターなので人集りがすごいですが、実体は地味な動物でした。写真を撮ろうとしたらお尻を向けてオシッコを始めました。案外、知恵ものかもしれない。

次に日本の山里エリアです。ニホンザルタヌキキツネアナグマツルなど、日本昔話の常連の動物達が勢揃いです。お話のイメージとは違い、地味で動きのない動物たちでした。それでも実物を見る機会が少ない動物達ですね。

高床式住居
アマゾンの密林の高床式住居
おたまじゃくしの池(勝手に銘々)を通ってアマゾンの密林エリアです。オセロットオオアリクイなどがいましす。アリクイの顔の細長いことは進化の不思議を感じます。アリクイの餌の食べ方も見られ、興味深い。

さて、動物はここでお終い、あれ?何か物足りないでしょ?まだ、一部開園なので動物天国、アフリカエリアが無いのです。アフリカゾウもライオンもキリンもラクダもオラウータンもまだいません。何年かしたらアマゾンの密林エリアの奥にアフリカエリアができるらしい。

動物に詳しいスタッフによるウォーキングツアーやスポットガイド、動物達の食事風景がみられるコーナーも順次、開催されるようですので、出かける前にホームページで要チェックです。

遊具
みんなのはらっぱにある遊具
ルートの最後にみんなのはらっぱという団体参加者の集合場所の様な広場があります。ちょっとしたアスレチックもあり、遊び足りない子供達が元気で走り回ってます。雨の時の避難場所として大テントもあります。

ズーラシアは全部、ゆっくり見て回っても4,5時間ぐらいです。広さや動物の種類、演出では歴史のある多摩動物園の方が勝ります。でも、この動物園では絶滅の危機に瀕している動物達の保護が重大な役割になっていて、展示だけでなく「種の保存」を大切にしています。何年もかけて世界の野生動物達の絶滅を防いでいるのです。


Create June 19,1999
Nakamura