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86   年末の恒例行事 (2003.12.23)

母がパソコンを持ってやってきた。今回はふろしきではなくてノートパソコン用の小洒落たバッグに入っていた。パソコン教室の友達に貰ったとのこと。その後もボランティアのパソコン教室のお手伝い(かな?)をしているようだ。

今回の来訪の目的は毎年恒例の年賀状印刷。今年は自分で筆まめを使って挑戦したようだが、印刷がうまくいかないと電話で連絡があった。電話での話しだと、印刷しようとすると以前に印刷したものがでてくるとのこと。きっとプリンタのキューが溜まっているのだろう。あと、プリンタやマウスを繋ぐところが壊れた、というのでUSBのドライバが調子悪くなったのかな?と推理していた。

さて、やってきたパソコンを調べてみると、なんとUSBポートは本当に壊れていた。4つあるUSBポートのうち、2つが完全に壊れていて使えない状況。プリンタの印刷が上手くいかないのでUSBケーブルを何度も抜き差ししている間に逆に挿そうとしたようだ。というか逆に挿してしまったようだ。逆に入らない構造になっているプラスティックが完全に壊れていた。相当な力を入れたのでは??

しかし、これは母の責任だけではなくパソコンの設計が悪いのだ。母のパソコン、富士通FMV-BIBLOは、なんとUSBポートが上下逆さまに付いているのだ。USBケーブルのプラグは表側に独特な矢印のマークが付いているけど、挿すときにそのマークが下になるように(つまり裏返して)挿す構造になっている。これって変だ。普通の人はマークが見えるように挿しちゃうよね。ちなみに我が家にある同じ富士通のLOOXはちゃんと矢印マークが上になるように付いている。同じメーカなのにUSBポートの付け方が違うのはどこか間違っているよ。

さて、プリンタのことは後回しにして、まずはWindowsUpdateを行うことにした。夏に実家に帰ったときに、トライしたけどダイヤルアップのあまりの遅さに断念していたのだ。しかし、LANケーブルで我が家のルータに接続してみたら、急に我が家のLANのトラフィックが上がり、ADSLモデムのDATAランプがつきっぱなしになった。これは、第80話で書いた姉のパソコンと同じ症状だ。ワームだかウィルスに感染しているよ(T_T)。

シマンティックのサイトに行き、無料オンラインでのウィルスチェックを行うが、その間も大量のデータをインターネットにばらまき続けているのでチェックにも時間がかかる。結局、W32.Welchia.Wormというワームが見つかった。同じシマンティックのサイトから駆除ツールをダウンロードしてなんとか駆除できた。ようやくWindowsUpdateができたが、更新が20個くらい溜まっていて結構時間がかかった。

母のパソコンにもプレインストールされていたウィルス駆除ソフト(McAfee)が入っているが、パターンファイルの更新がうまく出来ない(接続できないとか出る)のだ。プレインストール版だから? まあ、母が定期的に更新するとも思えないが、とにかく役に立っていない。

きっと世界中にはウィルスやワームに感染しても気付かないままインターネットに繋がっているパソコンが沢山あるに違いない。それらが毎日、ウィルスをばらまき続けているのだから、対策を取っていないパソコンはすぐに餌食になっちゃうよ。個人ユーザではウィルスとか、WindowsUpdateとか気にしない人が殆どだと思うし・・。

パソコンはプリンタの定義が壊れていたようで、うちのプリンタ(機種は同じ)に繋いでも印刷できなかった。プリンタ定義を削除して、再度作り直したらすんなり印刷できた。筆まめで作った年賀状も無事に印刷できて、来訪の目的は果たせた。気持ちが楽になったとかで、年末バーゲン中のグランベリーモールで買い物し満足して帰っていった。しかし、実家の自分のプリンタに繋いだら上手く印刷できないと電話があった(T_T) なぜ???(この稿、きっとつづく)

DVDとMD

さて、我が家では物欲大王がDVD-RWドライブを買った。今のうちに子供の8ミリビデオをDVDに変換しておかないとテープが劣化して見られなくなってしまうというのだ。バッファローの機種でDVD-RAM、+R、-R、+RW、-RW、もちろんCD-R, CD-RWもOKと、どのメディアでも読み書きできるというものらしい。エンデバーに付いていたCD-RWドライブを外して取り付けた。DVDの編集や書き込みが出来るバンドルソフト付いているので、これだけで一通りのことができる。

長男誕生のときに買った初代パスポートサイズ・ハンディカムCCD-TR55の調子がイマイチなので、うまく再生できるか心配だったけど、なんとか再生できた。映像はNECのSmartVision Proという機器で取り込んだが、こっちの方が調子が悪い。取り込み中にフリーズしたり、音声がとれなくなったりする。どうにか次男が1歳のころのテープ1本を取り込むことができた。再生して見ると、いや〜、懐かしい。

早速、旦那が不要なところをカットしたり、タイトルを付けたりと編集していた。編集した動画データをハードディスクに書き込むのに結構時間がかかる。実際の再生時間以上かかっているようだ。そのあと、DVD-Rに書き込むのだが、それも意外と時間がかかる作業だった。う〜ん、動画を扱うのは結構大変なことが分かった。

また、SmartVisionでの動画キャプチャが調子悪いので、今度はソニーのPSX(HDD+DVDレコーダにPlayStation 2が付いているもの)が欲しいとか言い出した。物欲は留まることをがないなぁ。

物欲遺伝子を受け継いだ長男は誕生日プレゼントでMDコンポを手に入れた。我が家で初のMDになるが、MDのディスクが凄く小さいのには驚いた。世の中、知らぬままに進んでいるのだ。息子は早速、レンタルCDショップの会員になって、CDを借りてきていた。

私が中学生だったウン十年前は、エアチェックと言ってFMラジオで流れる音楽をカセットテープに録ったり、レコードからテープに録っていた。それもモノラル(ステレオではない!!)のラジカセだったように思う(望遠)。それから比べるとCD・MD世代の息子とは隔世の感がある。でも、CD・MDもあと10年もしたら残っていないかもね。音楽は携帯電話にダウンロードして聴く時代がもうすぐだ。

今回、期せずしてDVD/CD/MDというグルグル回る円盤系の機器が増えた我が家でした。物欲大王の欲望を満たすには大きなサイフが必要、全世界のサンタクローズ達に同情しちゃうよね。

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