14   マイラインはこれだ!? (2001.3.31)

宣伝が激しいマイラインですが、5月1日の運用開始日からマイラインを使うためには3月末が申し込み期限です。10月末までは無料で登録や変更がきますが、それ以後は800円の登録料が必要になります。

今まではNTT以外の電話会社を利用するには識別番号(0088、0077など)をダイヤルする必要があった。これではNTTが有利になるので公平な競争を促進しようというのがマイラインだ。でも単なるマイラインだと、今までのACR(LCRとも言う自動的に安い会社の識別番号をダイヤルする機能)付きの電話では、その機能が優先されてしまうようだ。それを避けるには、マイライン プラスを選択する。

3月までに登録した人は加入者の約7%、そのうちの7割の人がNTTを選んだと報道されている。10月末までに登録しないと、自動的にNTTグループを選択したことになる。きっとお年寄りだけの家庭などは登録などしないだろう。やはりNTTグループの独占状態は続くのか? 各電話会社もシェア拡大を目指し、値下げ合戦も加熱している。お得なマイラインの選択を考える好機なのだ。

マイラインは各家庭の電話する地域の傾向をよく考えて「市内」「同一県内の市外」「県外」「国際電話」の通話区分毎に電話会社を選ぶ必要がある。

私の住む町田市は東京都なのに局番は「042」です。町田は相模原と共通の局番なので県外なのに料金は市内と同じ、でも相模原市に知人のいない我が家には意味がないよね。何かと用事の多い都内は同一県内の市外という料金が適用され、子供の幼稚園は横浜市も通園エリアなので頻繁に電話する横浜は隣接の県外が適用される。

県外でよくかけるのは約100Km離れた実家ぐらいで、その他の長距離や国際電話はほとんど使わない。インターネットも電話会社で契約するといろいろなサービスがあるが、プロバイダを変えてアドレスを変更するまでの値引きやサービスは今のところ提供されていない。

各電話会社のパンフレットを集めたり、関連の雑誌の記事を読んだりして比較検討してみた。平日昼間の料金の比較だけでは自分にとって本当に安い電話会社がわからない。利用する時間帯やよく使う局番割引、パック割引や長期契約割引などの各社がそれぞれの独自割引サービスがあるので、その特徴を理解して電話会社を選ばなければならない。

マイライン・パンフレット

とにかく市内通話は東京電話の平日3分8.7円が安い。市内電話は東京電話で決まり、と思っていたら3月26日に日本テレコムが8.5円に値下げを発表した。他社も値下げするだろうが、3月26日現在は市内電話は日本テレコムだった。

我が家では今まで長距離は日本テレコムをしていたので「年々割引5%」が適用され、さらに「スーパ局番割引45%」を利用すると、よく使う上位の局番が50%オフになる。時間帯によりファミリータイム割引も使えるので同一県内の市外も日本テレコムが一番安くなる。

100kmを越えない県外はいろいろな選択肢があるが、100kmを越える県外はどの会社の割引を使っても、フュージョンコミュニケーションの24時間、全国一律3分20円よりも安くなるプランはない。でも県外をフュージョンコミュニケーションにすると、横浜にかけるときも3分20円となり、これでは割引を適用した日本テレコムの使った方が断然安い。我が家の使用頻度を考慮して県外も日本テレコムを選択する。

国際電話はめったにかけないのでどこでもいいや。結局、今まで利用していた日本テレコム一社でマイラインの登録をしようと思います。こうすれば、請求書も一本化できて料金管理も簡単だ。

今回調べたらフュージョンコミュニケーションは、郵送の通話明細は別途200円かかるが、インターネット経由だと無料だ。このサービスは そのまま家計簿にコピーできて便利だし、管理もパソコンのフォルダにしまって置くだけなので楽だ。他の電話会社もこのようなサービスで郵送料分の料金を値引きしてくれると良いと思う。

やっと決まったので、日本テレコムに登録を依頼したら、申し込みが殺到していて、5月1日の運用開始日から使える保証はないと言われた。テレビであんなに宣伝していても、運用が間に合わないのならユーザを馬鹿にしているぞ。

さて、今回はこれで更新しようと思ったら東京電話は市内平日3分8.4円のニュースが入った。まだまだ、値下げ競争は加熱しそうだ。10月末までは何度でもマイライン登録の変更はできるので、もう少し検討しよう。

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