ホーム > 家族のギャラリー > バリ旅行記 > 3. マリンスポーツ

3. マリンスポーツ

テルの部屋から庭を横切ってビーチにでられました。プライベートビーチではありませんでしたが、制服姿の警備員(警官?)もいて子供連れでも安心して過ごせました。ビーチチェアに荷物を置いておいても大丈夫な感じ。そもそも、あまり人が居ないので怪しい人間がいたら目立ってしまう。

カヤック それでもジェットスキーやグラスボート(船底がガラスになっていて海中が覗けるボート)に乗らないかと勧誘にきたおじさんがいた。でも、それほどそんなに強い勧誘ではない。きっと、1日に一人位の客を見つければ十分成り立つのだろう。

暇なおじさんと日本語・英語チャンポンで色々と世間話を楽しんだ。おじさんは、日本語はバリの日本語学校で習ったと言っていた。きっと、観光客相手の商売人向けの日本語学校があるのだろう。

初めてカヤックに乗ってみた。ライフジャケットを着ていれば講習もなく海に漕ぎ出せる。ボートの自重が軽く、海も遠浅で波が静かなので案外簡単に操作できて楽しかった。小学生の頃、海水浴で行った三浦岬で乗った木製のボートを思い出した。私たちも随分、リッチになったというか、日本も豊かになったものじゃ。

翌日はシュノーケリング・ツアーにも挑戦してみた。これは、さすがに事前にプールで講習があった。それでもたった20分程度の講習だ。長男、次男も一緒だ。三男はビーチで留守番。講習の後、ボートで15分ほど沖にでて、水深4〜5メート程度のところで海に入った。雨期のせいと、快晴ではなかったので感激するほどの綺麗さではなかったが、楽しい経験ができた。母達も誕生日の記念だといって一緒に海で潜った。見かけはベテランの海女さんのようだったがちょっと難しかったようだ。でも思い切ってやってみて思い出になった。

ホテルにはプールもあったが、なぜか三男がプールを怖がったのでビーチでばかり遊んでいた。プールだと腰くらいまでしか水に入れないのに、海だと首まで水に入って大はしゃぎなのだ。全くもって理解不能。ビーチにはトップレスの若いおねーちゃん(結構綺麗)、おばちゃん(想像通り)もいた。欧米人の明けっ広げさも理解できない。

事のときに同席になったおばさまが「ラフティングがすごく楽しい」と勧めてくれたので、トライしてみた。午前と午後の出発があったので当日の天気を確認して午後からのツアーに参加した。

子供は7歳以上が条件なので三男は留守番となり、長男、次男、それに姪を連れて行く。ホテルの前まで迎えの小型バスがくる。このラフティングというやつはバリ島で流行のツアーらしく、各所のショッピングモールやタクシーの運転手から割り引くから行かない?と誘われた。そのツアーで行く方が安そうだったが、知らない土地で知らないバスには乗りたくないのでホテルのツアーを選んだ。料金はドル建てで大人68ドル子供は48ドルとちょっと高め。たぶん、現地にはもっと安いツアーもあるが子供連れは安心第一だ。

ホテルから車で1時間半ぐらい、狭い道を結構なスピードで走る。途中でスコールがきても構わない。走って走って、景色はいつの間にか農村風、お米を作っているらしい。山の斜面に沿って水田を作る、これがバリ名物の「ライステラス」なのか。農家の庭先では鶏が籠で飼われていた。そんな風景を見ているとようやく到着。子供はすでに昼寝で爆睡。

付で説明を聞き、ヘルメット、ライフジャケット、パドルを借りた。ここの洗面所は綺麗だった。ミネラルウォーターも用意されていて、バナナの葉のコップが可愛い。パンプレットには濡れてもいい服を着て、水着と着替えを用意と書いてあったが、最初から水着で参加すればよいのだ。着替え等の荷物を預けておくと川下まで運んでくれた。カメラや貴重品だけは耐水製のゴム引きの袋に入れてゴムボートに括り付けるようになっている。

川の畔のボート乗り場まで500段ほど階段で下る。人が歩くことより自然の形を生かした不揃いの階段をゴム草履を履いて、パドルを持ってヘルメットがずり落ちてそりゃ大変。こういうときは子供達の方が上手に動く、大人はゼイゼイしながら着いた。

ボートはアユン川の水流にあわせて設計されたらしい。私たちは家族5人とガイドで乗ったが、他に女の人2人とガイドや、屈強なオーストラリア学生6人とガイドなど、グループ毎にボートが編成される。

アユン川のラフティング パドルはガイドの指示に従って「前」「後ろ」の動作をするのだ。次男と姪はまだ小さいのでパドルを持たせて貰えなかった。しっかり掴まっていないと川に投げ出される。前方にママとパパが座り、後ろが子供達、最後にガイドが乗った。雨期のアユン川は水量も多くて茶色く濁っていた。

時々、激しい流れや滝を通過するたびに頭から水を被り、全身水浸し。他のボートと水を掛け合ったりして大騒ぎで楽しいものだった。途中で一回休憩があり、ボートに積んだカメラで写真を撮ったりした。右の写真は、途中に待機しているカメラマンがとったもの。

中には裸で水遊びしている子供や、裸で沐浴する女性などもいて、川は生活の場所だった。何もしないでぼんやりしている男も結構目に付いたが、彼らは何をしているのか。川から見上げる崖の上には作りかけなのか壊れたのかホテルが何軒かあった。ガイドブックで見ると高級リゾートらしい。ここでは観光と伝統の暮らしを営む人々が混在していました。ちょっと複雑な気持ち。

川を下って2時間で終点に到着。乾いたタオルとシャワーが待っていた。ここでブッフェスタイルのランチも用意されていたが、冷えた身体でこれを食べたらいっぺんで腹を壊しそうなので遠慮しておく。乗ってきたボートはおばちゃんが手際よく空気を抜いて小さく畳んで頭の上に担いでまた上流に持っていった。現地の人にとっては高いお金を出してここまで川を下るなんて馬鹿げた遊びなんだろうなぁ。そんな視線を感じたよ。

その後は山道を登って迎えの車の待つ事務所まで行く。途中になかなか強硬な物売りがたむろしていてパレオを売っていたが、見るからに安物なので無視。その他木工品売りなどが待ち伏せしていた。事務所には更衣室やシャワーも合って快適だ。途中で撮った写真もすでに現像されてできていた。

↑Index   ←Previous   Next→

  Copyright (C) from Metal Woods 2001