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 iPad miniの折れたlightningコネクタ修理  (2013.3)
Lightningコネクタ修理
(2013.3.10掲載)

友人からケーブルを挿したまま落としたらコネクタが折れてしまい、折れた先が抜けなくなったと連絡を受けた。 修理の見積もりをしたら2万円もかかるとのことで、何とかなる?というもの。

ひとまず預かって色々試したら折れたコネクタ片を何とか取り出せたので、情報共有のために公開します。

(注) あまりお勧めはしません。トライされる方は自己責任でお願いします。


Lightningコネクタ修理

折れたLightningコネクタ

図のような感じで折れていて、折れたコネクタ片が奥に詰まったまま取り出せない。

ネットで折れた事例を探すと、強度がなさそうとか、折れて修理に出したとか見つかったが、自分で直した記事はなかったので、公開してみます。

ネットにも意見があったが、デザイン重視で強度的には弱そう。

Lightningコネクタ修理

iPadmini側Lightningコネクタ

マクロモードで写真を撮ると、中に折れた先が残っているのが分かる。

端子に繋がる金属片が見えたので、この金属片にハンダ付けして引っ張り出せないか試したが、ハンダ面が小さくて引っ張り出すには強度が足りなかった。

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ピンバイス

次にコネクタ片の樹脂に穴を開けて引っ張り出そうと、0.6φ位のピンバイスを出してきた。

写真の画鋲も工具の一つ。

Lightningコネクタ修理

穴開け

作業中の写真はないので図解です。

樹脂にピンバイスで穴を開け、画鋲の先を少し曲げて、引っかけて抜こうとしたがこれも失敗。

Lightningコネクタは抜き差しにかなり力が必要な模様。

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銅線を接着

次の手段として銅線にエポキシ接着剤を塗って穴に押し込んだ。

銅線は予め先端をペンチの凹凸でキズをつけて、接着剤の強度を上げた。また、接着剤の量が多いと溢れてコネクタの他の部分へ漏れ出すので少量のみ。

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引き抜けた

接着剤の固化までじっくり1週間待ってから、慎重に引っ張ると樹脂が抜けた。が、ぬか喜び。

外側を覆っていた金属部が残ったままだった。

Lightningコネクタ修理

Lightningコネクタの金属片

分かりづらいが、外側の金属片が残ったままになっている。

しかし、樹脂部がなくなったので金属の端を画鋲の先で内側に曲げると緩んできた。それをピンセットで挟んでとりだすことができた。

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Lightningコネクタ

無事に中が綺麗になったLightninigコネクタ。

Lightningコネクタ修理

樹脂、金属片、コネクタ

こんな感じで詰まっていた。

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折れていないケーブルと比較

長男が持っていたiPhone用の充電ケーブル(正規品ではないと思う)と比較してみた。

USBに比べると薄くて金属カバー部分も僅かなので、折れやすそうである。

以上、もし折れてしまい修理したい方の参考になれば幸いです。ただし、自己責任でお願いします。

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