OM便利帳 |
OM−1、OM−2のファインダーはOM−3Tiと比較するとかなり暗いためF3.5より開放F値の暗いレンズで焦点が合わせにくくなります。 しかし交換に際して問題点が2つあります。 1.スクリーンの固定用のでっぱりが合わないため、そのままでは装着できない。 2.フォーカシング スクリーンを交換することにより露出計の針が約1絞りアンダーに振れる。 |
OM40にフォーカシングスクリーン2−13を入れてみました。 SRX-6さんに教えていただいた手順が大変参考になりました。 一番のポイントはマウント上部にある三日月型のプラ部品を外すことでした。 用意するもの
ヘラ状の器具(彫刻刀など)、溶剤(ネールカラーリムーバーなど)、精密ドライバー、ニッパー 手順 1.マウント上部にある三日月型のプラ部品を外す 2.金具を固定しているネジを外す 3.スクリーンを支えている金具を取り外す 4.2−13の加工 5.2−13の装着 6.金具の再装着 7.プラ部品の接着 注意点など
一緒にモルト交換を行った方が仕上がりもきれいで作業も楽かも知れません。 Thanks to SRX-6さん |
OM−1(N)は1.35Vの水銀電池MR−9型を使用していますが、現在は製造中止のため入手できません。 これは以下の3つの方法により解決できます。 1.関東カメラサービスから発売されている電圧変換機能付きアダプタを使用する。 2.オリンパスのサービスセンターで電池室の改造をしてもらう。 3.現在でも入手可能なドイツ製水銀電池(\300〜\500)を使う。 |
1.巻き上げレバー軸上の飾り蓋(小さい穴が二つあいたプレート)を外して巻き上げレバーを取り外す。 ょう。 尚、以前はSSに修理に出すと飾り蓋が交換されて戻ってきましたが、飾り蓋が払底したため 最近では傷がついたまま戻ってくるようです。 2.巻き戻しクランクを外す。 3.クランクの下に隠れているプラスの皿頭ネジを外す(2本) 4.ホットシュー接点のネジを外す。 5.上カバーを上に引き上げる。 上記作業で逆ネジはありません。 |
モルトで腐食したファインダー プリズムの修復方法(応急処置) 1.OMのトップカバーを外す。 2.プリズムのモルトとその他見える部分のモルトをきれいに取り除く。 3.プリズム押えの金具を外す。 4.プリズムを外しクリーニングする。 5.プリズムを取り付ける。 6.OMのトップカバーを取り付ける。 上記作業で銀蒸着がはげた部分はそのままですがプリズムのため、ファインダーをのぞいてもほとんど判らないレベルに修復できます。 自信のない方はSSに修理依頼してください。 プリズム交換は出来ませんがクリーニングしてくれます。 大手修理業者ではプリズム交換が可能です。 ---> FAQを参照してください。 |
1.最初にべとべとになった古いモルトを除去。 2.交換用のモルトを入手する。 3.モルトを貼る。 薄手のモルトが必要なところには、モルトの代わりにベルベットあるいは黒の毛糸の太目の物を両面テープで貼り付けるという方法もあります。 これなら永久に溶けません。 |
1.ドライヤーを併用し端から皮をはがす。 2.剥がれた皮をお湯につけて接着剤を除去する。 3.皮に幅広の両面接着テープにを貼り、カッター等で余白を切り取る。 4.別の皮に貼り直す場合は元の皮をコピーし、型紙にしてデザインカッターで切り抜く。 |
一般にレンズのマウント部には油が塗ってありますが、長年の使用で油が酸化してスムーズにレンズの着脱できなくなることがあります。
そのまま着脱を繰り返すとマウントが削れて真鍮色が出てきます。 1.レンズが古くなってきたら思い切って、無水アルコールでマウント部を拭きます。 2.そして「モリブデングリス」を米粒ほどの大きさに取ってマウント部に薄く塗り、きれいにふき取り 良いところはモリブデンが金属同士のスレを防ぐ事と黒色なので後で拭いた時に黒く付くので塗りすぎ がわかることです。 プラスチック部品に付くことが気になる方は田宮模型のモリブデングリスやテフロン配合の潤滑オイル をお薦めします。 Thanks to MASAさん |