OM−EOSマウントアダプター


OM−EOSマウントアダプターについて

私がOMに復帰する前、一眼レフは主にキャノンEOS630、EOS1000を使用していました。
EOSを使用していた頃はビデオ撮影をメインに行っていましたので、写真撮影は二の次でしたが...
そしてオリンパスOMに復帰してから、キャノンEOSはほとんど出番がありませんでした。

その後、OMズイコーが使えるデジタル一眼レフをオリンパスに期待していましたが、夢は破れました。
将来的にOMズイコーをデジタル一眼レフで使う方法がないかと捜したところ、唯一EOSにマウントアダプターを介してOMズイコーが装着可能であるということを知りました。
現在、キャノンからデジタル一眼レフとして1D、1Ds、10D等が発売されていますが、イメージセンサーが35mmフルサイズの場合はまだまだ高価です。  35mmフルサイズのデジタル一眼レフが20万円未満で入手できるようになったら検討してみようかと考えています。

現在はOM−EOSマウントアダプターをEOS630、EOS1000に装着し、OMズイコー100mm F2、50mm F2、24mm F2などを付けて遊んでいます。  使い勝手はよくないですがモードラ付き(EOS630は秒5コマ)絞り優先オート機、マニュアル機として使えます。

OM−EOSマウントアダプターを装着するとアダプターの出っ張っているレバーによりレンズが絞り込み状態になります。  このレバーは外せるようになっていて、外すと「プリセット絞り状態」となり絞りが開放となりますのでフォーカス合わせが楽になります。
ただし撮影時は絞込みボタンで絞込んで測光・撮影する必要があります。

この場合、マニュアルでは絞込みボタンを押し忘れると露出オーバーとなりますので注意が必要です。
絞り優先オートの場合は絞込みボタンを押し忘れると意図した結果にはなりませんが、適正露出にはなります。  「プリセット絞り」に変更した場合は、撮影モードを絞り優先オートにしておいた方がよいでしょう。

「手動絞り状態」から「プリセット絞り状態」に変更するには、OM−EOSマウントアダプターに付いているレバーを精密ドライバーで取り外す必要があります。(2本のネジで固定されています)

「手動絞り」でも絞りを開放にしてフォーカスを合わせ、その後に所定の絞りまで絞ればよいのですが、「プリセット絞り」では絞り目盛を見ないで絞り込みボタンにより簡単に所定の絞りまで絞れるので便利です。

それから、OMズイコーはレンズ側に着脱ボタンがありますのでマウントアダプターをボディ側に残しておいて、レンズだけ交換という使い方が通常どうり簡単にできるのがよいですね。

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下の写真はOM−EOSマウントアダプターです。(近代インターナショナル 小売価格¥22、000)

      マウントアダプターの裏側                  表側

右上のレバーによりレンズが絞り込み状態になる。
このレバーは2本のネジで固定されています。

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下はEOS1000にOMズイコー100mm F2、EOS630にOMズイコー50mm F2マクロを装着した写真です。  大ぶりなレンズなのでEOSによくマッチしています。

   EOS1000に100mm F2を装着      EOS630に50mm F2を装着
                           (コンタックス メタルフードを使用)


撮影に際して、EOS630、1000ではF値をF1.0にセットします。
F値設定の必要がない機種もあります。
それから、ファインダースクリーンによっては露出補正が必要となります。   標準スクリーンの場合、例えばEOS630、1000では+0.5の補正が必要です。
この補正値は目安で、装着するレンズによっては調整が必要なことがあります。
 
今回は上記の設定で、ほぼ適正露出で撮影できました。

撮影サンプル (画像をクリックすると拡大表示します)

   


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