ＯＭ−２Ｓ/Ｐ、ＯＭ−３シリーズ、ＯＭ−４シリーズ、ＯＭ二桁・三桁シリーズなど、1983年以降に製造･出荷された機種のパトローネ室（フィルムが入る場所）には謎の記号がペイントされています。
｢TNV2 14｣ のような記号です。　左から３番目の文字が製造･出荷順に上がって行きます。

A-1981年, ... E-1985年, ... J-1990年, ... O-1995年, ... T-2000年, U-2001年, V-2002年というように製造（出荷？）年を表しているようです。（巻末のアルファベット ⇒ 年　変換表を参照してください。）

４番目の数字（文字）は｢月｣、５番目、６番目の数字は｢日｣を表しているようです。　 ＯＭ−４Ｔｉより前に発売された機種には５番目、６番目の数字はありません。　 ４番目の数字（文字）は1-1月, 2-2月, .. A-10月, B-11月, C-12月というように月を表しているようです。　 ｢TNV2 14｣ は2002年 2月14日製造･出荷となります。　

最初の｢TN｣ はＯＭ一桁シリーズでは共通です。　これは製造工場｢辰野｣を表している可能性が大です。
歴代のＯＭ一桁シリーズはすべて長野で作られていて、ほぼ１００％の製造工程はオリンパス辰野事業場に集約されていました。
推定製造場所
　｢TN｣ --- オリンパス光学工業株式会社 辰野事業場　⇒　ＯＭ一桁シリーズ
　｢HW｣ --- ？　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⇒　ＯＭ１０
　｢NN｣ --- ？　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⇒　ＯＭ４０
　｢SU｣ --- ？　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⇒　ＯＭ２０、ＯＭ１０１、ＯＭ７０７など
　｢SA｣ --- 坂城オリンパス(株)　　　　　　　　　　 ⇒　ＯＭ７０７