今年はオリンピックイヤー。
フェンシング競技においてもシドニーオリンピック出場権獲得に向けて各国選手の激しい戦いが続いています。
そこで、Fencing Online JAPANでは、シドニーを目指す日本選手の活躍をお伝えするページ「シドニーへの道」を設け、国際大会での成績などを掲載していきます。
このページをご覧になって、シドニーを目指す日本選手をぜひ応援して下さい。
第1回は、日本ナショナルチームを率いる澤田聡監督にお話をうかがいました。
Fencing Online JAPAN(以下FOJ)
まずは1999年11月に韓国ソウルで行われた世界選手権について成果と反省をお聞かせ下さい。
澤田監督
99年2月に代表選手を決定して、11月までに国内強化合宿を5回行いました。代表選手は世界選手権までに、国際大会に多くて6試合、少なくても3試合派遣しました。
その目的は、ランキングポイントを獲得すること、外国選手との試合経験を積むこと、そして技術・精神面の強化です。
世界選手権には男子12名、女子11名の選手を派遣しましたが、前回、前々回大会よりも確実に成果は上がってきているといえます。たとえば男子フルーレ団体では2回戦でベスト8進出をかけてポーランドと対戦し、ずっとリードしていたのですが、41対45で敗れるという残念な試合がありました。勝ったポーランドが3位になっているということからも、世界との差は縮まっていると思います。
しかし、ベスト8の壁というものは感じました。
今大会ではこれまでメダルを取っていた国もベスト8に入れないということがあり、それだけ力をつけてきた国が多くあるということです。
日本は、技術的には外国に見劣らないところまで来ています。ただ、確実に有効面をとらえるなどのポイントになる技術をもっとつけなければなりません。最後の確実性を身につければ、さらに上を目指せると思います。
FOJ
今後、オリンピック出場権獲得へ向けてのステップはどうなるのでしょうか。
澤田監督
世界選手権では残念ながらオリンピック出場権を獲得することができませんでした。
2000年には、1月から4月までに国際大会が男子9回、女子7回あります。それらの試合の結果によるランキングで世界8位以内かつアジア2位以内に入れば、オリンピック出場権を獲得できます。
また、そこで出場権を獲得できなかった場合、5月に行われるアジア・オセアニア地区の最終予選で1位になることが出場権獲得の条件になります。
日本からは、世界選手権後のランキング上位選手から、男女5,6名ずつをナショナルチームの選手として選出し、国内合宿を2回行うなど強化を図って、4月までの国際大会に派遣します。
それらの大会でポイントを獲得して、出場権が獲得できるランキングを目指します。
FOJ
最後に、オリンピック出場に向けての目標をお聞かせ下さい。
澤田監督
各種目1名の出場権がとれればいいのですが、アジアでも強豪の韓国、中国だけでなく、イラン、香港、クウェートなどが力をつけてきています。
しかし、最低でも2〜3名の出場権は獲得したいと思っています。
FOJ
ありがとうございました。一人でも多くの日本選手がシドニーへ行けるよう期待しています。

シドニーオリンピックを目指すナショナルチームの澤田監督
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