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TBS系金曜22時00分
「金曜ドラマ」第1期

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「金曜ドラマ」第1期1972年〜1987年
1997/11/23作成
2001/01/08更新

タイトル

放送開始

放送終了

演出

原作

脚本

出演

解説

家族日誌

1972/04/07

1972/06/30

(監督・貞永 方久)

アンドリュー・ガープ

中井多津夫

芦田 伸介、吉沢 京子、市原 悦子、池部  良、富士真奈美

ある日突然、平和な家庭に事件が投げ込まれた時、父と母と養女はそれをどう受け止め、どう疑惑の糸を解きほぐしていくのか。そして、一家に幸せは戻ってくるのかを描いたサスペンス・ホームドラマ(ホームドラマチャンネル)。「金曜ドラマ」第1作。

いま炎のとき

1972/07/07

1972/09/29

日向 宏之

 

横光  晃

中村吉右衛門、酒井和歌子、船越 英二、松本 留美、大和田伸也、五十嵐じゅん(五十嵐淳子)

仕事に対する考え方の違う対照的な男女二人が織りなす人間模様を描く。

私は忘れたい

1972/10/06

1973/01/05

鈴木 淳生、大山 勝美

原田 康子「星から来た」

鈴木 尚之

岩下 志麻、藤岡  弘、佐藤  慶、杉浦 直樹、市原 悦子、賀原 夏子、悠木 千帆(樹木 希林)、泉  晶子、岡田 英次、小山田宗徳、浜村  純、西田  健、高島  稔

「この恋は、星の美しさ、夢のもろさ。よごれた地球では育たない。彼が雨の国道でひろった女はどこかに過去を忘れてきて星からきたようにも見えた」(放送当日の新聞広告より)。トラック運転手・哲次(藤岡弘)は雨の国道で女(岩下志麻)をはねた。女はそのショックで記憶を喪失した。哲次は責任上、彼女を病院から引き取り、母(賀原夏子)、兄(杉浦直樹)をまじえた奇妙な同居生活が始まる。哲次は、美しくそして聖女のような彼女にひかれ、彼女も哲次を慕うようになる…。一部資料では放送回数が26回と記載されているが誤り。

わが愛

1973/01/12

1973/04/06

大山 勝美

夏目 漱石「門」

早坂  暁

加藤  剛、星 由里子、山内  明、荒木 道子、堀内 正美

堀内正美デビュー作。友を裏切って駆け落ちした男女二人のささやかな生活と心のさびしさを描く。放送批評懇談会期間選奨受賞作品。

遥かなるわが町(遥かなるわが街)

1973/04/13

1973/07/06

龍至 政美(竜至 政美)、宮武 昭夫

 

山田 洋次

芦田 伸介、倍賞千恵子、久我 美子、松村 達雄

小樽を舞台に描く心温かい人々の交流をさわやかに描く。倍賞千恵子は本作ほかの演技により第11回ギャラクシー賞を受賞した。

白い影

1973/07/13

1973/10/12

高橋 一郎(1)(2)(6)(9)(12)-(14)、福田 新一(8)(10)、坂崎  彰(5)(7)、大山 勝美(11)

渡辺 淳一「無影燈」より

倉本  聰(倉本  聡)(1)(2)(5)(12)-(14)、大津 皓一(大津 浩一)(6)(7)、尾中 洋一(9)-(11)

田宮 二郎、山本 陽子(1)(2)、中野 良子(1)(2)、金田龍之介(1)(2)、佐々木すみ江(1)(2)、竹下 景子(1)(2)、山本  亘(1)(2)、井川比佐志(1)、常田富士男(1)(2)、高松しげお(1)(2)、島  敏光(1)(2)、田中 真理、堀内 正美、寄山  弘(2)、中山 麻里(中山 麻理)(1)(2)、織本 順吉、秋吉久美子(10)、小坂 一也(2)、前田  吟、楠田  薫(1)(2)、紅  景子(1)(2)、尾藤イサオ(1)(2)、桜井センリ(2)、綿引  洪(綿引 勝彦)(2)、久保 幸一(2)、大和 撫子(大和なでしこ)(1)(2)、北見 治一、伊藤 正次、玉置  宏、伊藤 正次、岸田  森、佳島 由季(1)(2)、青沼 洋子(1)(2)、浜田  晃(1)、酒井 郷博(1)、大矢 兼臣(1)、水橋 和夫(1)、三重街恒二(1)、徳川  清(1)、小野川公三郎(1)、井上由紀夫(2)、林 さち子(2)、小池 幸二(2)、小山 尚充(2)、真島  恵(2)、細井 雅男(2)、今成 友見(1)(2)、島村 卓志(1)(2)、上条 慎五(1)(2)、芸プロ(1)

謎の医師・直江(田宮二郎)と彼をめぐるさまざまな人間模様を、病院という閉鎖的な世界の中で描く。セットを多用し、照明を使った光と影の陰影にとんだ映像が印象的。複数の資料で脚本にジェームス三木が加わっていたと記載されているが、番組のテロップでは確認できなかった。協力・大協器械製作所(2)。

別れの午後

1973/10/19

1974/01/11

大山 勝美

 

砂田 量爾

若尾 文子、三國連太郎(三国連太郎)、山本  亘、日色ともゑ

義理の息子を愛するようになった妻とその家庭崩壊劇。

私という他人(私という名の他人)

1974/01/18

1974/04/12

坂崎  彰

(原案・C.H.セグベン)

矢代 静一、ジェームス三木

三田 佳子、小林 桂樹、山崎  努、七尾 伶子

放送局には完全なVTRが残っておらず、しかも原案とした外国作品(というか診断報告書のような本)とのトラブルがあったため、再放送もVIDEO化も困難だといわれている。

霧の影

1974/04/19

1974/07/12

高橋 一郎

円地 文子

大野 靖子、星川 清司

鶴田 浩二、小川真由美、小川 知子

 

新宿さすらい節

1974/07/19

1974/10/11

龍至 政美(竜至 政美)

野上  彰(一部資料では野山  彰と記載)

山田 政弘

萩原 健一、中野 良子、二谷 英明、星 由里子

新宿を舞台にした、特ダネを追い求めて凶弾に倒れた若者記者のドラマ。

樹氷

1974/10/18

1975/01/24

高橋 一郎

五木 寛之

八木柊一郎

田宮 二郎、浅丘ルリ子、長塚 京三、細川 俊之、中山 麻里(中山 麻理)、奈良岡朋子、山本  亘、木村 夏江、内田 朝雄

冷徹なエリート企画マンが秘書に恋することからはじまる恋愛ドラマ。長塚京三のデビュー作。

裏切りの明日

1975/01/31

1975/03/28

山田 和也、田沢 正稔、堀川 敦厚(堀川とんこう)

結城 昌治

早坂  暁

原田 芳雄、倍賞美津子、地井 武男、高橋 幸治

警察のタブーを破った悪徳刑事が、警察のタブーに手をつけ、滅ぶ姿を描く。

許せない愛

1975/04/04

1975/05/30

宮武 昭夫

 

高岡 尚平

香山 美子、中山  仁、秋吉久美子、藤間  紫

流産で入院中の妻が、妹と夫の不倫を知る。子供が産めなくなった妻に対し妹は妊娠してしまう。

悪魔のようなあいつ

1975/06/06

1975/09/26

浅生 憲章、久世 光彦

(原案・阿久  悠)

長谷川和彦

沢田 研二、藤  竜也、若山富三郎、荒木 一郎、那智わたる、篠 ヒロコ(篠 ひろ子)、立野 弓子、三木 聖子、安田 道代(大楠 道代)、関山 耕司、関根世津子、尾崎紀世彦

実際の三億円強奪事件を素材に、持病の発作と戦いながら時効を待つひとりの犯人像をドラマ化。当初、知恵遅れの少女を谷口世津が演じる予定だったがヌードを拒否、関根世津子となった。

ガラスの森

1975/10/03

1976/02/27

堀川 敦厚(堀川とんこう)、坂崎  彰

 

山根優一郎

竹脇 無我、田村 正和、酒井和歌子、岡江久美子、紀 比呂子、馬淵 晴子 江原真二郎、佐藤 仁哉

超高層ビル、ガラスの森のサラリーマン社会の生活を描くものだが、色恋が前面に出たメロドラマである(鳥山拡著「日本テレビドラマ史」より)。夏休みをとり高原を旅する夫婦が、崖から転落した女を救ったことから、夫婦間に溝ができる。

恋人たちの河

1976/03/05

1976/06/11

龍至 政美(竜至 政美)

三浦 哲郎

大津 浩一

山本 陽子、関根 恵子(高橋 恵子)、坂口 良子、小坂 一也、梅田 智美、高林由紀子

逃亡中の殺人犯に出逢ってしまった女の予期せぬトラブルをサスペンスタッチで描く。

美しき殺意(美しい殺意…誤り)

1976/06/18

1976/09/24

佐藤 虔一、鴨下 信一

 

石松 愛弘

遥 くらら、北  公次、東 てる美、原田美枝子、村野 武範(村野 武憲)、山村  聰(山村  聡)、荒井  注、風吹ジュン

好きな男に愛人がいると知った女の不気味な復讐を描く。

さらばかぐわしき日々

1976/10/01

1976/12/24

井下 靖央

 

中島 丈博

佐久間良子、中村 敦夫、山本  学、高沢 順子

かつての恋人が忘れられないでいる結婚5年目の女の微妙に揺れ動く心情を描く。

とべない鳩のように

1977/01/07

1977/04/01

龍至 政美(竜至 政美)

 

砂田 量爾

栗原 小巻、田中  健、細川 俊之、坪田 直子

幼い頃からふたりぼっちだった姉と弟の対立と融和を描く。

光る崖

1977/04/08

1977/06/17

高橋 一郎

夏樹 静子

山田 信夫、重森 孝子

田宮 二郎、吉永小百合、山口 果林、津川 雅彦

パリから帰ってきたビジネスマンが妻に電話をするが通じない。妻は交通事故で入院していた。

岸辺のアルバム

1977/06/24

1977/09/30

鴨下 信一、佐藤 虔一、片島 謙二(13)、堀川 敦厚(堀川とんこう)(12)、内野  健

山田 太一「岸辺のアルバム」

山田 太一

八千草 薫、杉浦 直樹、竹脇 無我(特別出演)(12)、津川 雅彦(12)、中田 喜子、国広 富之、風吹ジュン(12)(13)、沢田 雅美(12)(13)、新井 康弘(12)(13)、村野 武範(村野 武憲)(12)(13)、山口いづみ、水原 英子(12)、ジョン・ホーランド、本山可久子、山本  廉(12)(13)、山中 康司、原 知佐子、睦  五郎、久保  晶、池田 恭子(12)、関  悦子(12)、高原美由紀(12)、山本  武(12)、加川 三起(12)、青柳 武志(12)、中井 啓輔(13)、真田 五郎(13)、三沢 憲治(13)、伊藤 正博(13)、山下 和行(13)、星   一(13)、石黒 正男(13)、野口  真(13)、清水  昇(13)、山田 登是(13)、芸プロ(12)(13)、セントラル・ファッション(13)

第10回テレビ大賞、第15回ギャラクシー賞、ギャラクシー賞30周年記念賞(1993年実施)受賞作品。多摩川べりの新興住宅街に住む商社マン・田島謙作(杉浦直樹)の平凡な家庭が、妻(八千草薫)のレコード会社の男・北川徹(竹脇無我)との浮気、夫の会社の買春あっせん、娘・律子(中田喜子)のレイプ→妊娠・教師(津川雅彦)との結婚−と、それぞれが秘密を抱え、それをすべて知ってしまった母親思いの息子・繁(国広富之)が悩む姿を描く。第十二回には家庭の秘密を一挙に息子が暴露、平穏な家庭が一瞬にして崩壊する。そして多摩川が台風で増水し、避難命令が発令される。この終わりに向かう盛り上がりは圧巻。八千草薫は従来にない過激な役で、出演をためらっていた八千草を山田太一自ら口説き落とした。電話を効果的に使ったのも当時としては斬新であった。国広富之デビュー作。

あにき

1977/10/07

1977/12/30

井下 靖央、大山 勝美、生野 慈朗

 

(作・倉本  聰(倉本  聡))

高倉  健、大原 麗子、倍賞千恵子、秋吉久美子、田中 邦衛、春川ますみ、島田 正吾、滝田 ゆう、青木  卓、伊佐山ひろ子、中村 たつ、石井 富子(石井トミコ)、大滝 秀治、小鹿  番、岩尾 正隆、小林 稔侍、阿藤  海、立川 光貴、北見 治一、織本 順吉、野中マリ子、下条 正己、北浦 昭義、寺島 達夫、堀田 真三

高倉健がテレビドラマに初出演。兄妹愛をつつむ木造りと下町人情を描く。

遠ざかる足音

1978/01/06

1978/04/14

和田  旭、龍至 政美(竜至 政美)

曽野 綾子

田村  孟

新珠三千代、渡辺 文雄、多岐川裕美、渡瀬 恒彦、森下 愛子

母と、娘の父親との対立。映画などで活躍していた森下愛子のテレビドラマ初出演作。

夢のあとに

1978/04/21

1978/06/30

高橋 一郎

海渡 英祐

高橋 玄洋

石坂 浩二、竹下 景子、あおい輝彦、エルザ、仲谷  昇、津川 雅彦、文野 朋子、浅野 温子

 

家族熱

1978/07/07

1978/10/06

服部 晴治、福田 新一

 

向田 邦子

浅丘ルリ子、三浦 友和、三国連太郎、田島 真吾、志村  喬、加藤 治子、風吹ジュン、吉行 和子、伊藤 孝雄、宝生あや子

離婚した妻と後妻の確執の中で、家族とはなにかを問いかける。「冬の運動会」で色合いを変えた向田ドラマは「辛口」と呼ばれるように。浅丘ルリ子は向田作品初登場。【以上、「テレパル」85/05/18より】。

波−わが愛

1978/10/13

1978/12/29

山田 和也(1)

山本 有三「波」

早坂  暁(1)、大籔 郁子

加藤  剛、秋吉久美子、桃井かおり、津川 雅彦、倍賞千恵子、馬渕 晴子(馬淵 晴子)、磯部  勉、鶴見 辰吾、織本 順吉、野村 昭子

小学校教師の行介(加藤剛)は、貧しい教え子のきぬ子(秋吉久美子)への同情から結婚。しかしその妻は、医学生と駆け落ちし、行方不明に。行介の苦悩の人生がはじまった。磯部勉、鶴見辰吾のデビュー作。

愛の殺意

1979/01/05

1979/03/30

佐藤 虔一

水野 泰治

鎌田 敏夫

中野 良子、竹脇 無我、三国連太郎、藤岡  弘、広瀬 昌助、白都 真理

週刊誌の女性記者(中野良子)は、取材で津軽で起こった病気の妻を夫が安楽死させて執行猶予の判決を受けた男を取材する。やがて取材をすすめるうち、事件に疑いを持ちはじめる。中野良子が好演。また、見事なサスペンスと好評だった。白都真理のデビュー作。

沿線地図

1979/04/13

1979/07/20

竜至 政美(龍至 政美)(1)、福田 新一、片島 謙二、大山 勝美

山田 太一

山田 太一(1)-(15)

岸  恵子、河原崎長一郎、真行寺君枝(眞行寺君枝)、児玉  清、河内 桃子、広岡  瞬、笠  智衆、新井 康弘、岸田  森、岡本 信人、三崎千恵子、野村 昭子

日本映画テレビプロデューサー協会賞特別賞受賞(岸恵子)対象作品。テレビ大賞優秀個人賞受賞(岸恵子)対象作品。高三の道子(真行寺君枝)の家は電気器具店。商売は父の茂夫より母の麻子(岸恵子)が切り盛りしている。ある日、道子は通学中に、志郎(広岡瞬)と親しくなった。駆け落ち事件を機に家庭のひずみが徐々に姿を現す。マヒナスターズの一員の息子・広岡瞬のオーデションによるデビュー作。第一回目の学園祭シーンではサザンオールスターズの音楽を効果的に用いており、後年の「ふぞろいの林檎たち」の布石となったと考えられる。

恋路海岸

1979/07/27

1979/10/12

大山 勝美

 

佐々木 守

真野 響子、林  隆三、渡辺美佐子、原  保美、樋口可南子、広岡  瞬、中山 麻里(中山 麻理)、小坂 一也

 

冬の花火−わたしの太宰治

1979/10/19

1980/01/11

大山 勝美

 

早坂  暁

石坂 浩二、大谷 直子、檀  ふみ、佐藤  慶、長山 藍子

太宰治と私に関った4人の女性を中心にして、その生涯と文学を描く。

突然の明日(とつぜんのあした)

1980/01/18

1980/04/11

井下 靖央、福田 新一

阿木慎太郎「されど愛の日々に」より

山田 信夫、渋谷 正行、黒土 三男

三浦 友和、古手川祐子、池上季実子、二谷 英明、矢崎  滋、加藤 治子、神山  繁、南風 洋子、有川  博、三浦 真弓、宇津宮雅代、風間 杜夫、南原 宏治、北村 昌子、斎藤とも子、矢野  宣、田山 涼成、賀原 夏子、志垣 太郎、中村 伸郎、横内  正

ストーリー展開が面白く、見逃せない佳編。相馬圭太郎(三浦友和)は東大法学部を出て阿南銀行に入り、現在、吉祥寺支店に勤務しているが、その才能を買われ、間もなく本店の秘書課に栄転することになっていた。当時の古手川祐子は、人気出だしのころで、「西部警察」などと掛け持ちで出演。ニキビが出て困ったとか…。矢崎滋は戯曲「小林一茶」直後で短い髪ですごみがあった。三浦友和は山口百恵との婚約で取材陣が収録に押し掛けて大変だった。

港町純情シネマ

1980/04/25

1980/07/18

高橋 一郎

 

市川 森一

西田 敏行、木の実ナナ、室田日出男、森下 愛子、北林 谷栄、岸部 一徳、伊藤  蘭、原  保美、柴  俊夫

芸術選奨文部大臣新人賞受賞(市川森一)対象作品。銚子・外川漁港。「港シネマの経営をすべてまかせます」という父・万造(室田日出男)の手紙を読んだ猿田禄郎(西田敏行)は、10年勤めた漁船機関士を辞めて陸へ上がった。彼のこころはバラ色だった。ところが、港シネマに戻った禄郎を待っていたのは、「お前は映写技師をやれ」という万造の冷たい言葉。港町の「虹を掴む男」のドラマ。毎回、懐かしの映画音楽や名場面が劇中で使われた。

幸福

1980/07/25

1980/10/17

鴨下 信一、浅生 憲章

 

向田 邦子

竹脇 無我、岸  恵子、山崎  努、中田 喜子、岸本加世子、津川 雅彦、笠  智衆、藤田 弓子、小鹿  番、七尾 伶子、本間 優二、山崎  努、阪口美奈子、ジョニー大倉

会社人間の兄(山崎努)と、感情を押し殺して生きる町工場に勤める弟。ふたりの兄弟を取り巻くさまざまな人々の日常を描きながら本当の「幸福」とは何かを問いかける(あのTVドラマをもう一度)。岸恵子のスケジュールの関係か、脚本の向田の小説への傾倒が原因かドラマのカギを握る岸恵子が突然いなくなったりとストーリー全体のまとまりがややなくなっている点が気になるが、ゆったりとしたドラマ展開が魅力の一本である。

熱い秋

1980/10/24

1981/01/23

鈴木 利正、福田 新一(演出補・高田 卓哉、山津 俊一、木村 修一、桐ヶ谷嘉久)

 

服部  佳

八千草 薫、国廣 富之(国広 富之)、児玉  清、竹下 景子、神山  繁、金田龍之介、かとうかずこ、岡本 信人、森本 レオ、宇津宮雅代

妻への疑惑を持つ海外勤務を終えたエリート商社マンの家庭内の愛憎と憎悪を描くドラマ。

もういちど春

1981/01/30

1981/04/24

中川晴之助

 

横光  晃

伊東ゆかり、小野寺 昭、秋野 太作、音無美紀子

離婚した30代の女性が、キャリアウーマンとして自立していく姿を描く。

父母の誤算

1981/05/08

1981/07/31

竹之下寛次

若林 繁太「教育は死なず」より

小山内美江子

露口  茂、長山 藍子、神山  繁、白川 由美、織本 順吉、林 ゆたか、伊藤 敏八、利重  剛(新人)、三原 順子、竹田かほり、五十嵐めぐみ、荒木 道子、我王 銀次、直江 喜一、村田 雄浩、牛原 千恵

ひとりの少年がいる。外見は好感の持てる素直な高校生。しかし内面は恐ろしいほど無感動で、砂漠のように荒涼とした精神の持ち主である。彼は東京の住宅地で総合病院を経営する医師の次男で、申し分のない環境に育った少年なのだが、なぜ人間味を失った少年になってしまったのか…?。原題・「親原病」。

土曜日曜月曜

1981/08/07

1981/09/11

服部 晴治

 

福田陽一郎

浅丘ルリ子、田村 正和、池上季実子、井上 純一、高橋 昌也

恵まれているようにみえる家庭が、内側から徐々に崩壊していくさまを都会的タッチで描く。

想い出づくり。

1981/09/18

1981/12/25

鴨下 信一、井下 靖央、豊原隆太郎

 

山田 太一

森  昌子、古手川祐子、田中 裕子、柴田 恭兵、前田 武彦、坂本スミ子、児玉  清、佐々木すみ江、加藤 健一、田中 美佐(田中美佐子)、根津 甚八、三崎千恵子、谷口  香、佐藤  慶、深江 章喜、戸川  純、安藤 一夫

第14回テレビ大賞優秀番組賞受賞作品。結婚適齢期を迎えた24歳の三人の娘たちが、毎日を充実させて、結婚までに何か青春の想い出をつくろうと生きる姿を描いた【野間沢仁・著「あのTVドラマをもう一度」より】。山田太一がもっとも脂の乗り切っていた時期の作品だけに、ドラマ設定・ストーリー展開とも抜群であり最後まで見逃せない面白さがある。放映当時は、倉本聰の「北の国から」と時間帯が激突し、その点でも話題を呼んだ。TBSとしてはじめて緑山スタジオシティを利用した作品であり、新人養成の緑山塾の生徒も大挙出演。中でも後年「田中美佐子」として主役をはる田中美佐の度胸ある演技が注目される。田中美佐子の事実上のデビュー作。

ちょっと神様

1982/01/08

1982/03/12

鈴木 利正、前川 英樹

 

柴 英三郎

加藤  剛、林  隆三、中田 喜子、中条 静夫、渡辺美佐子、吉行 和子、原  保美、高橋 恵子(高橋 彩夏)、森下 愛子、大塚 道子、岡本  舞、岸部 一徳、矢野  宣、角野 卓造、宇江佐りえ、キム・バス、小林 哲子、片岡 五郎、浜田 寅彦、高杉 哲平、伊藤 達広

何をされてもいつも神様のように怒らない主人公のもとに苦難が次々と舞い込む。穏やかな展開とは裏腹の悲劇的なラストが印象的。ドラマが平板すぎたきらいがある。テーマ曲はストーリーが大きな転調をみせた第九回だけ重厚に編曲されている。

あまく危険な香り(甘く危険な香り…誤り)

1982/03/19

1982/05/21

服部 晴治

 

北村 篤子、筒井ともみ

倍賞千恵子、根津 甚八、浅野 温子、岡田 真澄、陣内 孝則

金持ちの未亡人とトラック運転手のスリリングな恋をサスペンスタッチで描く。一部資料では倍賞美津子出演と記載されているが誤り。

淋しいのはお前だけじゃない

1982/06/04

1982/08/27

高橋 一郎、浅生 憲章、赤地 偉史(演出補・中川 善晴)

 

市川 森一

西田 敏行、泉 ピン子、木の実ナナ、財津 一郎、萬田 久子、河原崎長一郎、山本  亘、潮  哲也、矢崎  滋、小野 武彦、梅沢富美男、尾藤イサオ、橋爪  功、佐々木すみ江、原  保美、真屋 順子、田島 令子、角野 卓造、野村 昭子、長谷川哲夫、鷲尾真知子

第20回ギャラクシー選奨、第15回テレビ大賞受賞作品。第一回向田邦子賞受賞(市川森一)対象作品。視聴率的には恵まれなかったが、高橋一郎=市川森一の黄金コンビによる珠玉の名編。梅沢富美男テレビドラマ初出演作品。

親と子の誤算

1982/09/03

1982/11/05

竹之下寛次、高畠  豊

 

小山内美江子

原田美枝子、児玉  清、白川 由美、織本 順吉、横山 道代、遥 くらら、利重  剛、直江 喜一

第一線を歩き続けるエリート商社マンが、海外から帰任した日、国内勤務を言い渡される。

いつもお陽さま家族

1982/11/12

1983/02/04

服部 晴治、大山 勝美、豊原隆太郎(2)

竹腰美代子

布勢 博一

星野 知子、田村 高広(田村 高廣)、加藤 治子、高峰三枝子、森本 レオ、浅野 裕子、浅茅 陽子、河原崎長一郎、岸田今日子、田中  健

皇室の体育教師を経験した竹腰美代子の自伝小説をもとにドラマ化。ラストの田村高廣の表情が印象的。このドラマで、昭和天皇の皇后を演じた初の役者となったのが高峰三枝子。一部資料には放送回数が13回とある。

金曜日の妻たちへ(1)

1983/02/11

1983/05/13

飯島 敏宏(9)、松本  健

 

鎌田 敏夫

古谷 一行、いしだあゆみ、小川 知子、竜  雷太、泉谷しげる、石田 えり、あき 竹城、西川ひかる、佳那 晃子、加藤 健一、佐藤 友美、大原 和彦、直江 喜一

新興住宅街に住む三組の核家庭同志の交流。その一組の夫婦が離婚したことから、三組の夫婦に大きな波紋が広がっていく…。「不倫ドラマ」の火付け役といわれた「金妻」シリーズの第一作で、鎌田敏夫がアメリカ映画「四季」(1981)を翻案したもので以後3本がつくられるヒットシリーズとなる。

ふぞろいの林檎たち(1)

1983/05/27

1983/07/29

鴨下 信一、井下 靖央

 

山田 太一

中井 貴一、時任 三郎、柳沢 慎吾、手塚 理美、石原真理子、中島 唱子、国広 富之、高橋ひとみ、小林  薫、根岸 季衣、佐々木すみ江、石井  均、吉行 和子、北村 和夫、荒木 道子、中野 誠也、河原崎次郎、千野 弘美、水上 功治、布施  博、谷村 好一

第16回テレビ大賞優秀番組賞受賞作品。四流大学生の青春群像を描き、そのやるせない学歴社会の壁を垣間見せたドラマ。なにげない男女間の交流をきめ細かに描く中にも時折現れる学歴間格差・見えない身分の存在と葛藤が描き出され、時代の閉塞状況を空気として描き出す事にも成功していると評価された。寺山修司さんの演劇などに出演していた高橋ひとみさんのテレビドラマデビュー作。寺山修司さんと山田太一さんは同じ大学の学部に同時期に在籍し交遊もあったという。

夏に恋する女たち

1983/08/05

1983/09/30

近藤 邦勝

 

田向 正健

田村 正和、原田 芳雄、名取 裕子、梓 みちよ、美保  純、津川 雅彦、萬田 久子、岡本 信人

自由で個性的な生き方を求める「シングル」族の男と女が繰り広げる都会の恋の物語。

もういちど結婚(もう一度結婚…誤り)

1983/10/07

1983/12/30

生野 慈朗、田代 冬彦、服部 晴治

 

石松 愛弘、清水 曙美

三田 佳子、藤  竜也、いしだあゆみ、浅田美代子、高橋かおり、荒木 一郎

突然別居することになった夫婦。男と女の別れを通してもういちど結婚を考え直そうとする。浅田美代子復帰第一作。藤竜也に恋する女性を好演。長いキスシーンが話題に。一部資料では放送終了が1983/12/23とある。

無邪気な関係

1984/01/06

1984/03/30

井下 靖央、生野 慈朗

 

小山内美江子

鶴見 辰吾、石原真理子(石原真理絵)、佐藤  慶、久我 美子、荒木 道子、古尾谷雅人、原田美枝子、内藤 剛志、三上 博史、室井  滋、戸川  純、成清加奈子、立見めぐむ

モラトリアム世代の予備校生を通して、現代の若者たちの生き方を描く。三上博史がテレビドラマ初出演。

くれない族の反乱

1984/04/06

1984/06/01

大山 勝美、佐藤 虔一、和田  旭

 

大久保昌一良、椋露地桂子

大原 麗子、田村 正和、神田 正輝、永島 暎子、賀来千香子、浅田美代子、鷲尾真知子、加藤 健一、由紀さおり、栗田 貫一、千石 規子、坪井貴久美(2)、萩原 流行(3)、佐々木すみ江、斉藤 晴彦、斉藤 洋介

「…してくれない」という典型的な責任転嫁の主婦症候群「くれない族」をテーマに、仕事に目覚める主婦の姿を描く【野間澤仁「あのTVドラマをもう一度」より】。のちに「うちの子にかぎって…」「パパはニュースキャスター」等で田村正和のコミカルさをひきだした八木康夫プロデューサーと田村正和の初組み合わせドラマ。

危険なふたり(危険な二人…誤り)

1984/06/15

1984/06/15

久世 光彦

 

金子 成人

桃井かおり、竹下 景子、小林  薫、佐藤 浩市

 

女のたたかい

1984/06/22

1984/06/22

大山 勝美

 

竹内日出男

八千草 薫、岸本加世子、杉浦 直樹、浅野ゆう子

 

夜色の女たち

1984/06/29

1984/06/29

和田  旭

 

筒井ともみ

倍賞美津子、真野 響子、桑名 正博(桑名 将大)、佐藤  慶

 

金曜日の妻たちへII、男たちよ、元気かい?

1984/07/06

1984/10/05

飯島 敏宏、楠田 泰之、松本  健(3)(演出補・赤羽  博)

 

鎌田 敏夫

高橋 惠子(高橋 恵子)、伊武 雅刀、竜  雷太、田中 好子、篠 ひろ子、板東 英二、小西 博之、岡江久美子、佐藤 友美、泉谷しげる、土屋 嘉男、志穂美悦子、香坂みゆき、青木 和子、矢野 有美、長塚 京三、内海 光司、野竹 和子、玖世美紀枝、谷本 晃子

住宅街に引っ越してきた4組の夫婦。妻たちは元気なのに、夫たちはうだつの上がらない男ばかり。板東英二をドラマに初起用した作品。

大家族

1984/10/12

1985/01/04

井下 靖央、鈴木 利正

 

橋田壽賀子

岸本加世子、大和田 獏、沢村 貞子、田中美佐子、高森 和子、藤岡 琢也、三上 博史、大森 暁美、高見 恭子

嫁・姑・大姑の三世代同居で起こる衝突や波紋を辛口のホームドラマに。

許せない結婚

1985/01/11

1985/03/01

服部 晴治

 

矢島 正雄

藤  竜也、小川 知子、三田村邦彦、桜田 淳子、山本奈津子(斉藤 厚子)

兄弟愛を軸に、血縁、そして結婚と家族のあり方を問う、「家庭再発見」のドラマ。

ふぞろいの林檎たちII

1985/03/15

1985/06/07

井下 靖央、大山 勝美、赤地 偉史、鴨下 信一

 

山田 太一

中井 貴一、石原真理子、時任 三郎、手塚 理美、柳沢 慎吾、高橋ひとみ、中島 唱子、国広 富之、小林  薫、根岸 季衣、佐々木すみ江、吉行 和子、小林 稔侍、山本コータロー、岡本 信人、室田日出男、保積 ペペ

それぞれ社会に飛び出した彼らだが、実の父親の告別式ということで、久しぶりに顔を合わせた。

夫婦生活

1985/06/21

1985/08/23

近藤 邦勝、竹之下寛次

 

田向 正健

桃井かおり、名高 達郎、桑名 正博、原田 芳雄、佐藤 友美、岡田 真澄、井川比佐志

夫の女性関係で離婚劇がマスコミに流れた俳優夫婦がカメラの前では取り繕い、家では争う。所々に挿入される劇中劇の画面が印象的。

金曜日の妻たちへIII・恋におちて

1985/08/30

1985/12/06

飯島 敏宏、松本  健

 

鎌田 敏夫

古谷 一行、小川 知子、いしだあゆみ、篠 ひろ子、奥田 暎二(奥田 瑛二?)、森山 良子、板東 英二、中島めぐみ、原 真祐美、長塚 京三、戸川 暁子、磯崎亜紀子、小林 明子

結婚寸前までいって別れた男女の十数年ぶりの再会。お互いを忘れられずに結ばれてしまう圭一郎(古谷一行)と桐子(いしだあゆみ)だが、桐子と圭一郎の妻・彩子(篠ひろ子)は幼なじみの親友だった…。「金妻」シリーズの第三作【野間澤仁・著「あのTVドラマをもう一度」より】。

華やかな誤算

1985/12/13

1986/02/28

生野 慈朗、井下 靖央

 

小山内美江子(1)-(6)、横田 与志(7)-(11)

杉浦 直樹、古尾谷雅人、吉行 和子、遥 くらら(遙 くらら)、佐倉しおり、石黒  賢、戸川  純、三上 博史

子会社へ出向させられ、ベンチャービジネスに首を突っ込んだ中年男の姿を通して現実を見る。

となりの女

1986/03/07

1986/05/30

井下 靖央、竹之下寛次、吉田  健

 

杉屋  薫、佐藤 繁子

大原 麗子、藤  竜也、阿木 燿子、范  文雀、鹿賀 丈史、桑名 正博、浅野ゆう子

隣り合わせの仲良し夫婦。いつしか隣の妻が夫を誘惑する。反動のように逆の組み合わせも。

深夜にようこそ(深夜へようこそ)

1986/06/13

1986/07/04

大山 勝美、高橋 一郎

 

山田 太一

千葉 真一、名取 裕子、松本 伊代、松田 洋治、冨士真奈美(富士真奈美)、柳沢 慎吾、坂上  忍、小林 克也、加藤登紀子、山田 吾一、角野 卓造、風見 章子、下元  勉、志賀真理子

様々な人生が交差する深夜ストアを舞台にしたシチュエーション・ドラマ。現代人の孤独感を定点観察の形で描いた。1回目の緻密な緊張感に満ちた展開で大いに期待させられたが、次第に散漫な仕上りになっていったのは惜しまれる。とくに強盗が押し掛けてくるという後半の展開は白けてしまう。

女ともだち

1986/07/11

1986/09/26

龍至 政美(竜至 政美)(1)、福田 新一(2)、井下 靖央、大山 勝美

柴門 ふみ「女ともだち」より

福田陽一郎(1)(2)、宮川 一郎(3)-(12)

古手川祐子、原田美枝子、神田 正輝、宮崎 美子(宮崎 淑子)、柏原 芳恵、山口 健二、石井めぐみ、宮川一朗太、大橋 吾郎、石田 純一、岩崎加根子、山口 将之、ホキ 徳田、飯沼  慧、平沢 智子、黒川 明子、吉川十和子、南  一恵、久保 和彦、伏見 哲夫、長島ナオト、仲  恭司、早坂 直家、橘  雪子、北見 青子、奈津れい子、根本里生子、川上やすお、国境ミナミ

空港のグランドホステスが、男に誘われ星を見るツアーに参加。結婚を意識する男女の交流。

金曜日には花を買って(金曜には花を買って…誤り)

1986/10/10

1987/01/23

飯島 敏宏、松本  健(2)(8)、赤羽  博(9)、(演出補・五木田亮一)

 

松原 敏春

篠 ひろ子、多岐川裕美、奥田 瑛二、板東 英二、池田 裕子(桐生ユウ子)、世良 公則、森下 愛子、佐藤 B作、香坂みゆき、小林 昭二(2)(8)(9)、土屋 嘉男(8)、堀江しのぶ(2)(8)(9)、網浜 直子(2)(8)(9)、中 真千子(2)、山吹まゆみ(2)、増子倭文江(2)、小林 由治(2)(8)(9)、土井千恵子(2)(8)(9)、西田 彩女(2)(8)(9)、和田 浩敬(2)、山川 弘乃(2)、奈津れい子(2)、山下友美恵(2)、松永みちえ(2)、泊 ゆみ子(2)、真辺 了子(2)、神林 哲哉(9)、戸張 美佳(9)、谷知 直子(9)、エンゼルプロ(2)(8)(9)、TBS緑山塾(8)(9)

ロケーション協力・東急ストア(2)(8)(9)、伊豆高原教会(2)。

親子万才

1987/01/30

1987/03/27

竹之下寛次、大岡  進

 

岩間 芳樹

大原 麗子、川谷 拓三、小倉 久寛、柴田 一幸、石倉 三郎、白川 和子、筒井 明日、岡本 信人、小坂 一也、美加利

夫を亡くし生活のため芸人をやめた淳子だが、その息子が再び舞台に立つように策略を立てる。

男たちによろしく

1987/04/10

1987/07/10

松本  健、森田 光則(演出補・太田 雅晴)

 

鎌田 敏夫

田村 正和、古谷 一行、池上季実子、佐藤 友美、泉谷しげる、森山 良子、手塚 理美、磯崎亜紀子、浅尾 和憲、木野  花、春 やすこ、星  洋子、芳ケ野恭子、工藤 明子、星  洋子、金尾 哲夫、水上 功治

真面目、不真面目対象的な離婚経験男二人を軸に、独身男女が織り成す都会の大人の恋物語(あのTVドラマをもう一度)。「金妻」シリーズで自由な気分を味わう現代の女性像をものにした鎌田敏夫が今度は自由な気分を満喫しようとする男性を描き成功を収めた一作。全体に遊び心があふれくつろいで楽しめる作品として評価できる。後年類似の設定で鎌田敏夫は「大人のキス」というドラマを手掛けた点からも作家自身も楽しんで描いているところが伺える。

モナリザたちの冒険

1987/07/17

1987/09/18

生野 慈朗

宮原 昭夫

筒井ともみ

大竹しのぶ、役所 広司、名取 裕子、陣内 孝則、加藤 治子、関口 誠人、泉 リリセ

保育園の保母が、市議会への立候補をとりやめたサークル仲間に代わって議員選に挑戦する。このドラマを最後に「金曜ドラマ」はいったん終了した。この後に「さよなら金曜ドラマ」という番組が1回放送されたあと、この枠はニュース番組になるが低視聴率で2年後に「金曜ドラマ」は復活する。


以下は「金曜ドラマ」ではありませんが、上記期間中に金曜22:00から放送された単発ドラマです。

タイトル

放送開始

放送終了

演出

原作

脚本

出演

解説

西武スペシャル/隣りの女 現代西鶴物語

1981/05/01

1981/05/01

浅生 憲章

 

向田 邦子

桃井かおり、林  隆三、浅丘ルリ子、根津 甚八、火野 正平、宝生あやこ(宝生あや子)、藤原 釜足

芸術祭優秀賞受賞作品。平凡な人妻が奔放な性の世界に踏み込んだ時どうなるか。人妻の性への冒険と心理に迫る。

西武スペシャル/風の鳴る国境 明子と早苗

1982/05/28

1982/05/28

竹之下寛次

角田 房子

寺内 小春

真野あづさ(眞野あずさ、真野あずさ)、ダニエル・オルブリフスキ、名取 裕子、松任谷正隆

パリに留学した二人の娘が異国の地で体験したことを、全編パリロケによって展開していく。

西武スペシャル/離婚・ぼくたちの場合

1983/05/20

1983/05/20

井下 靖央

 

小山内美江子

大原 麗子、児玉  清、利重  剛

 

セゾンスペシャル/受胎の森

1985/06/14

1985/06/14

大山 勝美(演出補・中野 昌宏、杉山  登、斎藤 雄樹)

 

市川 森一

竹下 景子、樋口可南子、風間 杜夫、緒形  拳、山岡 久乃、山内  明、久慈あさみ、中原有弥子、加藤 和夫、披岸喜美子、三沢 慎吾、小林アトム、酒井 敏也、大方斐紗子、由花ゆかり、三田 恵子、木曽 秋一

人工授精を扱ったかなり早い作品。業績のために狂気にかられる科学者を風間杜夫が好演。エコロジー的な視点から科学文明をとらえた点が当時としてはかなり早く新鮮だった。

セゾンスペシャル/雨の降る駅

1986/06/06

1986/06/06

鴨下 信一

 

鎌田 敏夫

大原 麗子、田村 正和、島倉千代子、柳葉 敏郎

舞台は駅の待合室で、外は雨が降っている。2時間枠の中で、舞台はそこから動かない。大原と田村は恋人同士だが、駅で別れの場面を迎えようとしている。また、これから恋を始める若いカップルがいる。そしてもう一組、別れて暮らす子どもに会いにやってきた女と、昔の亭主がベンチに座っている。この3組の心理劇を中心に、駅に出入りする人々の形態が、ドラマと同じ2時間の流れの中で描かれる。しかし一組の話が終わるや、タイミングよく別の話がはじまる不自然さなどが致命的で、映画的時間を封じ込めたこの試みは成功したとはいえない。

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