テレビドラマデータベース
TV DRAMA DATABASE
フジテレビ系月曜21時・月9(ゲツク)テレビドラマ |
月9ドラマの詳細は、テレビドラマデータベース協力による書籍
『月9ドラマ青春グラフィティ』(同文書院刊)をご覧下さい。
ページ作者が月9(ゲツク)の放送枠を整理して公開したのは、1995年2月18日、NIFTY-Serveのテレビフォーラム上での発言でした。当時はまだ「月9(ゲツク)」という名称がなく、「月曜9時が面白い」という潜在的な認識が広がっていることをふまえてデータを整理し、発言したものでした。その後、月曜9時は月9(ゲツク)と呼ばれるようになり、フジテレビのドラマ隆盛の代名詞といえる枠としてもてはやされるに至りました。
その後、1997年7月に当サイト「テレビドラマデータベース」がオープンしましたが、ネット上では月9の過去のドラマ一覧が各所で公開されていることもあり、当サイトが公開する必要もないと思われたため、公開を見送っていました。
ところが昨年秋、当サイトの資料協力により書籍『月9ドラマ青春グラフィティ』が刊行されるに至り、各所より「月9のリストが公開されていないのはなぜか」という問い合わせを多数いただくこととなりましたので、ここに公開することに致しました。
以下の文章は1995年2月のページ作者の発言です。
- FTV MES(14):【 昔のテレビ番組 】 95/02/18 - 786/786 GFD01036
日本の夜明け ドラマ系譜・月曜21時CX(1) やはり個人的に整理してみたかったのでやってみました^^;長くなりますがみなさんの多少の参考にもなるでしょうからアップさせて下さい。 フジテレビ月曜21時のドラマは近ごろ「東京ラブストーリー」や「101回目のプロポーズ」などの話題作を放ち、先日も「妹よ」が人気を呼ぶなど若者向けのドラマの放送枠として定評があるようです。しかし調べて見ると歴史は浅いようです。このドラマ枠が定着するまでには苦闘の歴史があったようです。 この月曜21時の放送時間帯は1968年までは「ミュージック・フェア」が放送されていてドラマ放送主体となったのはそれ以後のこと。前述のNTVのドラマが強力で、フジのドラマラインは1969年のアメリカのドラマ「スパイ大作戦」が視聴率トップになった以外は常に3位以下に甘んじていました(1〜2位のもう一本はTBS「月曜ロードショー」)。 1969年の「スパイ大作戦」、1970年の「ハワイ510」、「スパイ大作戦」(2)のあとこの枠の和製ドラマはスタートしたようです。私はあまりみた記憶がないのですが。 1971/06/07-1971/09/27
てるてる坊主 高峰三枝子、高橋悦史 上記のなかでは「マチャアキ・幸代のふたりは夫婦」が人気を博しましたね。私もみたような記憶があります。最近この会議室で話題の榊原るみも出ていましたよね。当初の終了予定が伸びたようです。「愛のはじまるとき」の主演・吉永小百合はこのドラマの演出家・岡田太郎と結婚した作品だった気がします。「化石」は再編集されて1975年に劇場公開もされた小林正樹監督作品でしたっけ。 この後、この枠は一時的に時代劇路線を指向したようです。 1975/10/06-1976/03/29 痛快!河内山宗俊 勝新太郎 2回にわたって放送された「新・座頭市」は勝プロダクション制作で、わりと凝ったドラマづくりが話題を集めたのを覚えています。勝自身の演出の回もあった気がします。原田美枝子ゲスト回などが印象に残っていますねぇ。放送界が放送禁止としている用語が飛び交うため再放送は困難と聞いていますが…。なにか不自然な形で終わったのか2作目は終了日不明です。 この後、この枠は「大空港」で成功を治めます。これはあたらに開港した国際空港を舞台にした鶴田浩二主演のアクションドラマで中村雅俊が活躍していましたね。途中でたしか殉職してしまいます。 1978/07/24-1980/03/24
大空港 鶴田浩二、中村雅俊 この後、この枠は「欽ちゃんの9時テレビ」や「欽ドン!良い子悪い子普通の子」などの萩本欽一氏のバラエティ番組となり長らくドラマはなくなりましたね。 こうして見てみますとフジのこの時間帯にドラマが定着したのはわりと最近なのですね。欽ちゃん番組のあと、この枠はみなさんもお馴染みのいわゆる「トレンディドラマ」の枠として甦るわけですね。 長いので以降続く。 GFD01036 日本の夜明け 電子会議 (1:発言 改行のみ: 読む) 通常モード |
- FTV MES(14):【 昔のテレビ番組 】 95/02/18 - 787/787 GFD01036
日本の夜明け ドラマ系譜・月曜21時CX(2) フジテレビ月曜21時のドラマの曙は欽ちゃん番組が終わったあとの「アナウンサーぷっつん物語」から。時代はニュース枠拡充の時代。ドラマ強化のため、フジが得意としていたバラエティ路線からの当初のアプローチは結果から見て成功したようです。 それにしてもそうそうたるヒット作の連発です。佳作も少なくないけどわりとがっかりさせられるドラマもありました。 1987/04/06-1987/05/11 アナウンサーぷっつん物語 1988/01/04-1988/03/21
君の瞳をタイホする! 陣内孝則、三上博史 1989/01/16-1989/03/20
君の瞳に恋してる! 中山美穂、菊池桃子 1990/01/08-1990/03/19
世界で一番君が好き! 浅野温子、三上博史 1991/01/07-1991/03/18
東京ラブストーリー 鈴木保奈美、織田裕二 1992/01/13-1992/03/23
あなただけ見えない 三上博史、小泉今日子 1993/01/11-1993/03/22
あの日に帰りたい 菊池桃子、工藤静香 1994/01/10-1994/03/28
この世の果て 鈴木保奈美、三上博史 1995/01/09- For You 中山美穂、高嶋政伸 いずれもドラマの1シーンが浮かんで来そうな番組ばかりですが、私の好きなドラマは「君が嘘をついた」「同・級・生」「すてきな片想い」「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」「あすなろ白書」「この世の果て」といったところでしょうか。それ以外にもけっこう人気があったドラマが多いですよね。 GFD01036 日本の夜明け 電子会議 (1:発言 改行のみ: 読む) 通常モード |
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