主人公アレックス・ロゴは、ある機械メーカーの工場長。 長引く業績不振で本社から工場閉鎖を予告される。残された時間はわずかに３ヶ月。 半ば諦めかけていたが、学生時代の恩師ジョナに偶然再会し、彼のアドバイスを元に 工場再建を実現していく。 非常にスリリングなストーリー展開で、半分ほどまで一気に読み進んだところ。 このような生産性に関する小説がこんなに面白いのは驚き。 問題解決にあたってはゴールを共有し、信念を貫くことが重要であること、 数字の陰に隠された実態を見抜くことの重要性、情報共有化の意義など、 経営において重要な示唆を与えてくれる。  ザ・ゴール ―企業の究極の目的とは何か１，６８０円 スループットとは、販売を通じてお金を作り出す割合のこと 在庫とは、販売しようとする物を購入するために投資した全てのお金のこと 作業経費とは、在庫をスループットに変えるために費やすお金のこと ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か Amazon.co.jp エディターレビュー 5つ星のうち1 中途半端な内容 2001/06/15 投稿者 匿名の読者 東京都江東区 この本を文学書として読むか、生産管理の専門書として読むか、大いに迷わされる。 いずれにしても中途半端な内容である。文学書としては、部分的にアーサー・ヘイリーの自動車を彷彿させるところもあるが、 人間描写の面白さや深さにおいて遙かに劣る。生産管理の専門書としては、カバーする範囲が狭すぎる。 要するに製造工程にはボトルネックがあるから、それを発見して潰せというのである。 こんなことは、生産管理の専門家にとって常識である。それをボーイスカウトの行進に譬え、 レトリックで水増ししてて長々と説明している。アメリカで２５０万部売れたというが、本当だろうか SCMの可能性を求めて ハイキングの行進のビジネスモデル 資材調達・生産スピードや工場からの配送スピードがいくら速くてもその速度がバラバラに変動するようであれば工程間の、 仕掛在庫が増大したり材料・パーツ不足でアイドル（非稼働）になって資材調達によって資金が流出してから、 製品を販売して資金が流入するまでのリードタイムは長くなって過剰な運転資金を要してしまう。 Theory of Constraints (TOC) |
書籍link
郵便局リンク Top
since 2001.6.23