ノロウイルスを原因とするおう吐・下痢などの健康被害が多発しています。 ノロウイルスによる感染症及び食中毒の発生を予防するためには、 ノロウイルスに関する正しい知識を持ち、予防対策に努めることが大切です。 感染予防の基本は「手洗い」です。 ノロウイルスの感染経路は、ほとんどの場合、経口(口から体内に入ること)感染です。 日頃から、食事前やトイレの後などにおいて、石けんを泡立てて手をしっかりと洗い予防しましょう。 手を洗うときは、腕から指先まで30秒以上しっかりと洗いましょう。 (※消毒用アルコールではあまり効果がありません。 石けん自体には、ノロウイルスを死滅させる効果はありませんが、 ウイルスを手指からはがれやすくする効果があります。) ○ノロウイルスに感染すると? 潜伏時間(感染してから発症するまでの時間)は24〜48時間で, 主な症状は,吐き気・おう吐・下痢・腹痛で,発熱は軽度です。 通常,これらの症状が1〜2日続いた後,治ります。後遺症もありません。 また,感染しても発症しない場合や,軽い風邪のような症状の場合もあります。 ただし,幼児や高齢者など体の抵抗力が弱い人が感染すると, 脱水症状を起こすなど重症になることがありますので,注意が必要です。 ノロウイルスに関するQ&A 厚生労働省 |