『週刊かすてら・愚か者の退屈な生涯』2018年第21号
18年 5月 6日 日曜
晴。やや風強し。
バナナ、メンチカツ、蕎麦。外出せず。昼寝。読書『無限の書』。鰹のたたき。ビデオ。『ゴールデンまなび大賞』。『世界一受けたい授業』情報社会の危険を元世界的ハッカーが教える▽アルツハイマー病の新治療▽見栄を張るのは男性?勘が鋭いのは女性?男性脳と女性脳の違い▽連休明けはストレスでうつ病になりやすい!?ストレス発散ストレッチ▽デブ菌を減らす酢キャベツダイエット新レシピ。『目がテン』かがくの里の里山再生▽溜池でウナギ養殖プロジェクト。『所さんお届けモノです!』有名観光地の隣町★埼玉県本庄!。
18年 5月 7日 月曜
雨。
バナナ、メンチカツ、蕎麦。外出せず。昼寝。『無限の書』読了。長編。なかなか面白かった。部隊は中東の架空の国〈シティ〉。現代の電子情報技術と、前近代的な社会整備の遅れが同居している、中東独特の状況。神秘的なファンタジーの世界とコンピュータネットワーク技術が重ね合わされる。世界を変え得る力を持つという賢者の石の如き書物をプログラムコードに変換するという着想が面白い。登場する魔物達は、何だかみんな人が良い。愚かだった少年が力強い男性に成長していくという教養小説でもあるが、主人公の男の子の頼りなさに比べて、ヒロインの聡明さが際立つ。男はみんな自分を見失った馬鹿者に見えるんだろうなあ。魔界にもインターネットが在るのかと主人公が驚く処が妙に印象に残る。「従兄弟よ、われらはワイファイを使っている」(p.303)。信仰するとはどういう事かという問題が屡々話題に成る。作品の主要な主題ではなく、もしかしたら作者は主題として意識していないのかも知れないのだが、イスラム教への改宗者である彼女には自然と出て来てしまう問題なのかも知れない。結末は「アラブの春」を連想させる。インターネットが普及し始めた頃、この技術に依って情報格差は軽減され、権力者やエリートに依る情報支配は弱まり、情報的民主制や公正性が広まるだろうと期待され、ネット市民、ネチズンといった言葉も生まれた。現実には、期待はある程度実現したが予想したほどではなく、寧ろ、悪意在る利用者を大量に生みだした。注目されるのは、ナショナリズムなど偏狭な思想の流布に利用される点である。情報の叛乱は、公正性よりも、自分の気に入る情報だけを拾い集め、それ以外に目と耳を塞がせる機能を果たしている。人には自ら求めて視野を狭めようとする傾向がある。自由はしんどいからな。ハンバーグ。ビデオ見ず。
18年 5月 8日 火曜
曇後雨。
バナナ、メンチカツ、蕎麦。買い物。読書せず。唐揚、ソーセージ、浅蜊の炊き込み御飯。ビデオ。『サイエンスZERO』巨大空間発見! 解き明かされる秋芳洞のヒミツ。日本最大の鍾乳洞・秋芳洞で、18年ぶりに新しい巨大空間が見つかった。『ゼロからわかる皇室&元号SP』。『境界調査バラエティー ニッポンのワケメ』クリームシチュー、ご飯にかける?▽バスマットは足をふいてから乗る?▽おにぎり?おむすび?呼び方は?。『解体キングダム』普段は立ち入り禁止の、ビルや家屋の解体工事。『デザイン トークス+』物語。「物語を体験する」ためのデザイン。現実の街を舞台として、自らが登場人物になり物語を進める体験型ゲームや、インタラクティブに変化するデジタルアート作品。『ブラタモリ』#101 京都・銀閣寺。
18年 5月 9日 水曜
曇。寒い。
バナナ、茹で卵、炊き込み御飯。買い物。図書館。ブライアン・エヴンソン著『ウインドアイ』読み始める。メンチカツ。ビデオ。『カラオケ★バトル』。久々に森恵が聞けて嬉しい。『やまと尼寺 精進日記』卯月 花に山菜 春らんまん。ワサビやコゴミ、ヤブカンゾウなどの山菜、掘りたての筍、ヨモギの餅菓子。『オーレリアンの庭 今森光彦 里山の四季を楽しむ』。「オーレリアン」とはチョウを愛する人のこと。写真家の今森光彦は琵琶湖を臨む田園にアトリエを建て、美しい庭を手作りした。花咲きチョウが舞う里山の様な庭を楽しむ暮らしの四季。『タモリ×山中伸弥 驚き!人体解明ヒストリー』東京・国立科学博物館で開催中の特別展「人体」。
18年 5月10日 木曜
曇後晴。
バナナ、茹で卵、蕎麦。外出せず。昼寝。電車の乗り換えで迷子に成る夢。電車や駅で迷う夢はよく見る。読書『ウインドアイ』。鳥肉の生姜焼き。ビデオ。『奇跡のレッスン』自分の音より“人に優しく”吹奏楽(前編)。『チコちゃんに叱られる!』#4。蒟蒻の黒い粒々は何?/箪笥の角に足の小指をぶつけるのは何故?/鯨は何故大きい?/ドライヤーの冷風は何に使うのか?/北海道だけ何故「道」なのか?/子供の寝相は何故悪いのか。『日曜美術館』生々流転〜横山大観が目指したもの。
18年 5月11日 金曜
晴。やや風強し。
バナナ、メンチカツ、蕎麦。買い物。昼寝。幾らでも眠れる。読書『ウインドアイ』。豚カツ。ビデオ。『そこんトコロ』日本全国の珍しい無人販売所 伊勢海老 鮪 土 七味唐辛子/街道一のお宝を探せ! 日光街道9番目の宿場町「古河宿」/大人の秘密基地、そこんトコロベース! 発電機を手作りする。『タモリ倶楽部』「編集所のグルメ!ヘビロテ必至のハコ飯コレクション」テレビ番組制作に欠かせない編集作業。朝から晩まで何日も編集所にこもる彼らの唯一の楽しみは出前の飯「ハコ飯」。番組のクオリティを左右するとも言われるそんなハコ飯にはADの涙ぐましいこだわりや注文の工夫がある。そんな彼らのハコ飯愛を一挙公開!。
18年 5月12日 土曜
晴。
バナナ、茹で卵、蕎麦。買い物。気温の変化のせいか怠くて仕方がない。『ウインドアイ』読了。二十五編が収められた短編集。どれもこれも救いのない話ばかり。罪のない人達に不条理な悲劇。結末もなく謎が解明されないまま終わる話が多い。放り出されるような終わり方。統合失調症の典型の一つだが、主体が奪われる話も目立つ。そして全編に満ちる喪失感。表題作は、ある時突然妹が消えてしまうのだが、母親も含めて周囲の人は妹は最初から居なかったという。「溺死親和性種」は、逆に記憶にない弟を捜し続ける話。何かをはっきりさせようとするほど、世界は分解し何も判らなく成っていく。アーサー・ランサム著『シロクマ号となぞの鳥 上』読み始める。ハンバーグ、ソーセージ。ビデオ見ず。
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