『週刊かすてら・愚か者の退屈な生涯』2017年第30号

17年 6月25日 日曜

 雨後曇。
 桃、カニコロッケ、素麺。買い物。読書『エリア教科事典 日本地理』『クロックワーク・ロケット』。鶏唐揚、ソーセージ、奴、赤飯。ビデオ。『目がテン』知らない間に衰えている「下半身の筋肉」!▽誰でもラクラクできるトレーニングを目がテンが開発!▽アナタはどれだけ下半身が衰えている?街角チェックで驚きの結果が▽間違って覚えていた…スクワットの“正しいやり方”を紹介。『所さんお届けモノです!』雨の日に楽しめちゃうBOX。スマホを使ったVRゴーグル/東京サマーランドのウォータースライダーを再現した流し素麺/年間2億5千万個販売!井村屋の看板商品「あずきバー」をさらにおいしく食べるためのアイテム/モンチッチヒヨコ伝説。『NHKスペシャル』人工知能 天使か悪魔か 2017。将棋界最高の頭脳・羽生善治が、佐藤天彦名人と人工知能による電王戦を読み解いていく。更に、人工知能が社会に何をもたらすのかを思索する。『奇跡のレッスン』細部を“意識”すれば走りが変わる 陸上100m(前編)。『民謡魂 ふるさとの唄』北海道岩内町。「舟漕ぎ流し唄(北海道)」など。木乃下真市の津軽三味線が格好良い。テンポの速い曲の和太鼓も大変に面白い。

17年 6月26日 月曜

 曇。
 桃、カニコロッケ、素麺。買い物。読書『エリア教科事典 日本地理』『クロックワーク・ロケット』。ハンバーグ、奴。ビデオ。『THE 世界遺産』プリトヴィッツェ湖群国立公園 クロアチア 滝がつなぐ!湖の階段/オペラ歌手が守った絶景/森が生んだダムの化石。『ダーウィンが来た!』毒ヘビを狩る!田んぼの王者タガメ 美しい日本の里山で密着!。映画『屍者の帝国』。輪郭線で縁取る型のアニメ。ピクサーなどの輪郭線のないCGアニメに比べて見劣りするという事もない。脚本は原作を上手にダイジェストした感じ。映像的にはチャールズ・バベッジの解析機関のCGが面白い。『美の壺・選』ハンガー。

17年 6月27日 火曜

 未明に雨。曇。
 桃、カニコロッケ、素麺。買い物。『クロックワーク・ロケット』読了。『白熱光』の重力パズルに続く相対論パズル小説。我々の宇宙とは異なる物理法則が支配する宇宙の物語。全部理解しなくても雰囲気を味わうだけでも結構楽しい。参考書片手にパズルを解きながら読む方法もあるが、時間がかかる。筋立ては、別世界の惑星が崩壊を免れるために壮大な計画が立案され実行される、という『さよならジュピター』と似た形式のプロジェクト小説だが、我々の世界の人類は一人も出て来ない。計画実現のために奔走する主人公達に、技術的問題の他、資金や一般の無理解などの社会的問題、悪意を持った妨害など様々な困難が襲って来る。この世界の人々は身体構造、特に神経系が我々とは全く違うのに、精神構造や社会、文化などは基本的に我々と同じである。相対論パズルが複雑なので均衡を取って筋立てを判り易く単純な物にするためかも知らぬが、ハードSFだとちょっと違和感がなくもない。物凄く興奮するという訳ではないが、読み始めると頁を繰る手を止めるのに意志の力を必要とする佳作。グレッグ・イーガン著『エターナル・フレイム』読み始める。焼売、卵焼き、奴。ビデオ。映画『ハーモニー』。背景などに多用されるCGはやり過ぎではないかと思うが、意欲は買う。都市やメカのデザインも面白く、映像的には『屍者の帝国』よりも数段面白い。人間である事を如何乗り越えるか、というような話だが、人間である事を超えてしまったら、価値=評価の基準も変わってしまうので、変わる事を変わる前には評価できないという矛盾が在り、基準のないまま変わるか変わらないかを選択するという、闇の中の跳躍を行わなければ成らない。自己言及の矛盾について伊藤計劃が意識していたか如何かは知らぬが。『サイエンスZERO』CO2削減の切り札!アンモニア研究最前線。アンモニアNH3は、炭素Cを含んでいないため、燃料にすることができれば、二酸化炭素を全く出さない火力発電が可能!また次世代エネルギーの燃料電池にアンモニアを使った研究も進む。さらに100年以上不変だったアンモニアの合成法に新たな方法が発見され注目されている。『100分de名著』維摩経 第4回 あらゆる枠組みを超えよ!。『絶景 巨大石柱林〜中国・張家界を鳥観する』。

17年 6月28日 水曜

 未明に雨。曇。
 バナナ、カニコロッケ、蕎麦。買い物。読書『エターナル・フレイム』。鮭の切り身、鯵の開き。ビデオ。映画『言の葉の庭』。短めのアニメ。雨と水と雲の表現が面白い。『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』。テレビアニメから四話。『探検バクモン』気象庁。世界各地の気象データが集結する「気象庁」。スーパーコンピューターの予測結果を元に、予報官たちが技と知識を駆使して、正確な予報を生み出していた!さらに、屋上では機械にはできない観測が“人間の目”に託されていた!? 100年以上前から残されている貴重な「天気図」も拝見!「二・二六事件」「関東大震災」「太平洋戦争」…天気図が物語る歴史。

17年 6月29日 木曜

 曇時々晴。
 バナナ、カニコロッケ、蕎麦。買い物。昼寝。『エターナル・フレイム』読了。『クロックワーク・ロケット』の続編。前回は相対論パズルが中心だったが、今回は量子論パズルである。難解だが、全部判らなくても筋立ては判る。また、著者に依る補遺と専門家に依る解説もある。前巻から数世代後の物語。主人公は三人の研究者。生物学者と天文学者兼宇宙飛行士と物理学者。それぞれに困難な研究や技術的課題を抱えているが、その上社会的政治的な批判にも晒される。途中まで独立に進んでいた三人の物語は終盤一つの物語に収斂していく。性差別の問題や、新しい生殖技術の受け容れなど、現代的な問題も出て来るが、あんまり警告や批判を読み取ろうとはせず、この世界に独自の経緯として読む。三人の主人公も大変に魅力的だが、脇役の老化学者が俺には面白かった。世代宇宙船の話で、人口調節のため女性は食事制限をしていていつも空腹なのだが、女性が苛立っている世界は怖くて仕方がない。ジャック・ヴァンス著『宇宙探偵マグナス・リドルフ』読み始める。メンチカツ、肉じゃが、カレーライス。『探検バクモン』福島いわき フラガール。『人名探究バラエティー 日本人のおなまえっ!』【色のつく名字】青木・目黒・白鳥。

17年 6月30日 金曜

 雨後曇。
 バナナ、メンチカツ、蕎麦。買い物。読書『エリア教科事典 日本地理』『宇宙探偵マグナス・リドルフ』。レバー炒め、奴。ビデオ。『所さん!大変ですよ』誰が読むの?発行部数急増!謎の専門誌。最近、静かなブームを呼んでいる専門誌があるという。テーマは「縄文時代」。縄文時代好きの人物が仲間を増やしたいと発行したところ大好評。読者のほとんどが、なんと若い女性だという。その他、ヤギ飼育の専門紙、会社の朝礼の専門紙。『超絶 凄ワザ!』きっちり壊せ!精密解体対決。爆発で壊す発破技術と、高速噴射した水で壊すウォータージェット技術が激突!立ちふさがる鉄筋コンクリートに穴をあけて、救助ルートを作り出す。映画『TAXI NY』。リュック・ベンソンのタクシーシリーズの舞台をニューヨークに移したリメイク版。そのせいか、米国の喜劇にしてはスマートに仕上がっている。主人公の女性ドライバーも愛らしいが、相棒と成るイラッとする刑事も憎めなくて良い。『タモリ倶楽部』「アンタ、まだネギと醤油で食べてんの!?豆腐屋さん対抗Neo冷奴フェス2017」トマトジュース?ゴーヤ?シュウマイ弁当に入っているあれ?など関東豆腐屋四天王が考案した進化系冷奴の薬味組み合わせ対決!果たしてNo.1の薬味はどれか!?。

17年 7月 1日 土曜

 雨後曇。
 バナナ、カニコロッケ、トウモロコシ。買い物。図書館。読書『エリア教科事典 日本地理』。『宇宙探偵マグナス・リドルフ』読了。格好の良い主人公が難事件を解決するという連作。全体にユーモラスな雰囲気で、主人公の少し傲慢な性格が良い。訳者あとがきでは「アモラル」と言っているが、確かに行動の基準に倫理はないようだが、悪漢というのも違っていて、美意識のような物を持っている。人類も宇宙人も合わせて宇宙の様々な種族が登場するが、文化人類学的な習慣や世界観、特に価値観の違いを元にした筋立てが目立つ。「盗人の王」では、盗みが巧い者が尊敬され、もっとも巧みな者が王に成る民族の話。「ユダのサーディン」では、品種改良に依って知性を持ち始めた鰯とコミュニケーションが試みられる。ケン・リュウ著『蒲公英(ダンディライオン)王朝記 巻ノ一 諸王の誉れ』読み始める。ハンバーグ。ビデオ。『やまと尼寺 精進日記』水無月 雨ふる前に 梅のお仕事。『地球ドラマチック』5歳児のヒミツ〜大人への第一歩。映画『秒速5センチメートル』。脚本は感傷的過ぎて俺向きではなかったが、無理にドラマチックにせず抑えた処は良かった。イメージ的なカットを積み重ねる演出は非常に面白い。第三話の薄れ行く面影への惜別(こう言葉にすると薄っぺらく成るが)が良い。
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