(2004/11/4)
2004 秋 テレビアニメ視聴予定表
新番組ラッシュがやってきました。が、なんか食指をそそられるものがありません。18禁美少女ゲームの深夜アニメはもういいや……。
このリストはいつもどおり、芳賀さんの「2004年秋のTVアニメ新番組案内Ver.0.93」<20040922182431r8FZZq#QLLEX@News.Individual.net>を参考に作成しました。記して感謝いたします。
9月終了番組の感想
●次週が楽しみ >
―(毎週見てます) >
▲考え中 >
×脱落
★とりあえず保存中
- 日曜日
- 08:00 『仮面ライダー剣 Blade』(TV朝日)(特撮)
- 09:30●『レジェンズ〜蘇る竜王伝説〜』(フジ)
- やっとシロンの暗い話にけりがついたら、ディーノのお母さんがあんな姿にっ。まったく、大地監督は期待をいい意味で裏切ってくれます。
- 19:30 『アガサクリスティーの名探偵ポワロとマープル』(NHK総合)
- 月曜日
- 00:00 『げんしけん』(千葉TV)new!(10/11スタート)
- おたくな日常漫画が原作。聞いた話ですと、勤め先の大学のサークルがモデルだそうです。
- もっとイタいかと思っていたら、けっこう笑えました。第1話で一番うけたのが、「ヨコタだろ、原作クラッシャーの」ははーん、横手美智子ね、ってセルフパロディかよっと突っ込んじゃったエンディング。オープニングが『くじびきアンバランス』だったのももしかして、ワナ?もうダメだ、オレ、みたいな。笹原くんのつぶやきにヲタクという概念ができて以降そうなってしまった若者たちに同情しちゃったり。斑目くんの理論武装まがいが微笑ましかったり。ほんとうもうダメだ。
- それにしても正々堂々と「協力」にクレジットされている中央大学。流石だ。ていうか、だめじゃん、筑波大。
- 01:30●『蒼穹のファフナー』(TV東京)
- 1クールでオープニング登場キャラのうち二人が逝きました。沖方丁さんは皆殺し宣言をしています。さて。
- もう、アルヴィス側も国連側も人間嫌いになりそうなことばかりやらかしてくれます。かなり痛いし、次週が楽しみかというよりは見損なうと悔しいという気分。
- 火曜日
- 01:00▲『Fantastic Children』(TV東京)new!(10/5スタート)
- 数百年にわたって何回も蘇る子どもたち。彼らは誰かを探してさまよっているらしい。一方、南東諸島に暮らす元気な少年は謎めいた施設に収容されている不思議な雰囲気の少女に出会う。
- なかむらたかし監督・キャラクターデザイン。絵柄は丁寧ですがとても地味です。
- 02:27▲『サムライガン』(TV東京)new!(10/5スタート)
- 変な風に科学技術が進歩している幕末を舞台にした、必殺仕掛人。もともと必殺シリーズからして荒唐無稽だったわけですが、この世界の人たち、着物の上に背広を羽織って仕事にいくんです(^^;;
- こういう話の場合、第一話でかっこいいとこを見せないとだめだと思うのですが、仕事を渋ったり、撃たれたり、なんか、まわりくどくてもたつき気味。
- 18:30×『BLEACH』(TV東京)new!(10/5スタート)
- 霊感のやたら強い男の子が死神の力を吸い取って大活躍、というジャンプ連載のお話。
- 絵が好みじゃないので一回でパス。それよりなにより、森川智之さんが主人公の父親役というのが……。
- 19:00 『焼きたて!!ジャぱん』(TV東京)new!(10/12スタート)
- つまり『ミスター味っ子』だと、たいへん評判が良いので第2話から。確かに味っ子でした。面白いです。
- 水曜日
- 01:00▲『遙かなる時空の中で〜八葉抄〜』(TV東京)new!(10/6スタート)
- 美少年/美青年のぞろぞろでてくる女性向けゲーム(『アンジェリーク』の柳の下とも)が原作。OVAはどうしようもない代物でしたが。
- ……TV版もしょうもなさそうです。ニセ平安時代に主人公の女の子が龍神の神子として召喚されます。このニセ平安時代では金髪碧眼の人たちが鬼と呼ばれて差別されている、という話。ゲーム原作だけあって声優陣は豪華なのですが。時々恐ろしいほど古臭いカットが出てきてくらくらきます。
- 01:10 『お伽草子』(日本TV)
- とりあえず、プロダクションI.G.は平安時代への挑戦をやめて、電脳世界に専念すべきでしょう。突っ込みどころ、とかそういうレベルじゃなくて支離滅裂になってます。
- とか言ってたら平安編は13回かけた序章だったようです。主役の男女二人が裸体で流れ星(上がっていくから花火か)になるラストなんて久々に見ました。恥ずかしげもなく、といってしまおう。三木真一郎さんが頼光と万歳楽の二役を勤めた意味も、経費の節約以外なかったみたい(ギャラは拘束時間で払われます)。
- で、一週間未来の東京に物語の舞台は移り、光&頼光四天王は転生して源氏店、じゃなくて源家経営の下宿に同居中。さすがに熱波の東京はリアルだし(つまり、プロダクションI.G.の美術陣は実在するものとそれを演繹した未来は上手く描けるけど、歴史上実在したものはだめってことか)、都市伝説をからめたお話へのつかみもOK。テンポも比較的よくなりました。
- 01:30▲『tactics』(TV東京)new!(10/6スタート)
- 「民俗学」といっているから明治の終わりでしょう。民俗学者兼祓い屋の主人公は子どもの頃からの夢だった鬼喰い天狗の復活に成功。怪事件を解決していきます。
- 木下さくら原作。最後が尻切れとんぼに終わってしまった『魔探偵ロキ』と同じ製作陣。なので可もなく不可もなくなスタートでした。
- 04:12★『厳窟王』(TV朝日)new!(10/6スタート)
- アレクサンドル・デュマ・ペールの『モンテ・クリスト伯』です。舞台を人類が太陽系全体に拡がった未来に、話の狂言回しをアルベールに置き換えています。
- たいして期待もせずに見たらこれが面白い。物語のはじまりをルナ(原作ではローマ)のカーニバルにして、舞台設定や主要キャラ紹介を手際よくすませ、世界に引き込んでくれました。ただ、人物の切り絵風2D CGに好き嫌いが出るかもしれません。前田真宏監督、制作はGONZO。
- 19:00 『テニスの王子様』(TV東京)
- 木曜日
- 01:30×『BECK』(TV東京)new!(10/7スタート)
- 原作漫画にはまってバンドを復活させたくなるオヤジ続出、と聞いています。
- うーん、この絵柄はだめだ。後、副主人公格の、おそらくかっこいいという設定の筈のギタリストが恐るべき棒読みで聴くに耐えません。
- 06:00×『陰陽大戦記』(TV東京)new!(9/30スタート)
- なんの予備知識もなく、期待もせずに見たらそこそこいけそうです。式神カードバトル玩具宣伝番組。まあ、式を打つ時、札を使うのは間違ってはいない。サンライズ制作。声優陣が新人ばかりなのが不安、かな。
- とはいえ、Vジャンプ連載らしく、OPで出てくる二人は仲間になるだろうとか、幼馴染みの女の子がうざいとかで、まあいいやに。
- 06:30×『冒険王ビィト』(TV東京)new!(9/30スタート)
- 似而非ファンタジィ。重い設定の割に主人公が馬鹿なガキで、大人たちも考え無し。前番組と比べて声優陣は豪華なんだけど……。
- 22:30▲『吟遊黙示録マイネ・リーベ』(ANIMAX)new!(10/4スタート)
- いわゆる腐女子向けゲームのアニメ化?タイアップ?『遥かなる時空の中へ』との違いは野郎しか出てこない(姫が中心に居ない)というところ。
- 舞台は飛行船が出てくるところを見ると20世紀初頭。舞台はヨーロッパの小国(強引にフランス沖イギリスの隣に島ができてます)の学校。メインの男子五人プラス1を取り揃え、全員過去にわけあり、と。うーん、このダメダメ感はヴァイス・クロイツに匹敵するかも。声優陣はありがちにいい線いっているんですが。
- 金曜日
- 00:00 『サウスパーク』第7シリーズ (WOWOW)new!(10/8スタート)
- 00:30▲『グレネーダー〜ほほえみの閃士〜』(WOWOW)new!(10/15スタート)
- WOWOWの番組案内誌を見る限り、ダメダメな感じ。天然の天才ガンウーマン、温泉大好きって……sigh。
- 天然というかなんというか…無国籍アクションなんだからもっと馬鹿にならないとだめでしょう。
- 01:25▲『ジパング』(TBS)new!(10/8スタート)
- かわぐちかいじ原作。モーニング連載の、最新鋭イージス艦がミッドウェイ海戦にタイムスリップしてしまい……という映画『フィラデルフィア・エクスペリメント』等々のパターン。
- で、これも『モンスター』同様、原作が面白いので(未読ですが)、よくできたアニメになりそうです。
- 01:55▲『ローゼンメイデン』(TBS)new!(10/8スタート)
- テープ残量を見誤って最初の10分くらい。おそらく女の子の魂が封じられた(と思しき)人形が引きこもりの男の子の元に送られてきて…。
- 人形のくせに?だから女王様です。人形なのに?故に?バトルします。絵はきれいだけど思わせぶりすぎでしょう。
- 土曜日
- 07:30 『ウルトラマンネクサス』(TBS)new!(10/2スタート)
- 久しぶりのウルトラマン。ウルトラマンと主人公が別人で(アイアンキング)、怪獣やっつけ隊が危なそうな組織で、主人公がトラウマを持っていて、と平成ウルトラマンとの差別化を図っていますが、さて、吉とでるか、お子さまにそっぽ向かれるだけか。初回はCGの怪獣が気持ち悪。もちろん、ウルトラマン〜セブン〜新マンまでは今、思えば暗い話も多かったわけですが。
- 18:00●『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』(TBS)new!(10/9スタート)
- 今度はZをなぞるそうです。なので、キラは退場して、アスランが大尉になります。
- 福田己津央監督は職人、と呼ばれていますが、議長の声が池田秀一さんというのはあざといな〜。絵的には納得の美麗、決めポーズ(ガンダムの)もきっちりと、派手なザクも出てくるし。キャラ的にも地球連合トリオは前作の三馬鹿よりキャラ立ちしてますし、主人公もうじうじはしないタイプみたいだし。後は政治に巻き込まれるというのがシナリオの迷走につながらなければいいな、と。
▲
●面白かった! >
無印(平均、あるいは平均以上でも守備範囲外) >
▲後一歩 >
×ダメダメ
- 日曜日
- 00:30 『ウルトラQ 〜dark fantasy〜』(ANIMAX)
- あまり真面目な視聴者ではなかったので、信じてはいけませんが……ラスト前2話は異彩を放っていました。もちろん、実相寺昭雄監督。
- 火曜日
- 01:30▲『MADLAX』(TV東京)(9/28終了)
- マーガレットもマドラックスもレティシアも残ってしまう、大甘。これでエレノアやヴァネッサまで戻ってきたら画面に座ぶとん投げるところでした。で、結局なんだったの?な終わり。どうした、黒田洋介!
- 18:00▲『修羅の刻』(TV東京)(9/28終了)
- 幕末編になってようやく見られる作品に。ただ、歴史を変えるわけにはいかない、という半端な良心が無手を持って無敵、という荒唐無稽の面白さを消していた気がします。
- 水曜日
- 02:54 『忘却の旋律』(TBS)
- 最終回の最大の驚きが、牛さんに意味があった!*、だったりします。宇宙要塞にいったあたりからお馬鹿の暴走は留まるところを知らず、と思わせて、忘却の旋律の正体は痛く、それでいてしれっと円環エンディング。すっきりはしないけどさすが。
* 藤子・F・不二雄「ミノタウロスの首」。これは両方のネタばれだな……。
- 木曜日
- 01:30●『鉄人28号』(TV東京)(9/30終了)
- 今川監督としては希有な大団円。ナレーションがうるさいな、と思っていたのですが最後で効きました。重い重い戦後の総決算。黒四ダムの底深く、眠れ、鉄人。
- 02:38 『サムライ・チャンプルー』(フジ)(9/23終了)
- 様式はスタイリッシュ、中身はこてこて、と『カウボーイ・ビバップ』と同じつくりでした。#17とハンパなのは打切り?ひまわりの匂いのするお侍さんはいいのか?
- 18:30▲『絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク』(TV東京)(9/23終了)
- 元の鞘に納まってめでたしめでたし。火星の海もいつかは豊かになるかもしれないし、の大団円でした。
- この明朗快活冒険活劇、残念なのはSF小道具を、パワードスーツを着たイルカやAIロボットのボールズを登場させながら使い切れなかったこと。火星である必然もなかったような。
- 金曜日
- 01:30×『最遊記RELOAD GUNLOCK』(TV東京)(9/24終了)
- とりあえず、原作に追い付いてしまったので終わり。なんで最後まで見つづけたのか、我ながら不思議。ヘイゼルもガトも陰惨な過去で飾られているだけの薄っぺらさでした。だいたい、三蔵一行からしてキャラの性格付けがめちゃくちゃになっているし。
- 02:42 『天上天下』(TV朝日)(9/17終了)
- さあ、天覧武会だっ(天覧の意味、わかってるんだろうか)でちょん。兄上編完結までで、この後、面白くなりそうもないし、きりも良し。馬鹿な話なりに演出と声優さんと美麗な絵で見せてくれました。
- 土曜日
- 18:00●『鋼の錬金術師』(TBS)
- 大団円、でした。引き裂かれた兄弟、それでも希望を残す結末でした。でもエド、宇宙にエーテルはないからね、念のため。
- 錬金術の秘密があまりにもあんまりで…。それにしてもどちらの世界でもヤバい方へ、ヤバい方へと道を選んでしまうお父さんです。テューレ協会に地政学のハウスホッファー教授、ナチスまであと一歩。
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