世紀末もあとわずか、クリスマスを1週間後に控えた日曜日。
『なをなを!今日母さん達はMINAKOちゃんのライブを見に渋谷へ行ってくるからね』
『えーっ!じゃあ、わたしひとりぃ。つまんなーい!』
『そんなことないよ、ららぽーとで小野田さんのライブがあるから見に行ってくればぁ。
母さんだって、めちゃ行きたいのは山々なんだけどさぁ、先にMINAKOちゃんのチケット取っちゃったんだもん・・・』
『えっ!ほんと!いくいく!』
『行ってくれる!お母さん達の代わりに見てきてねぇ。じゃ、これ、デジカメね』
・・・というわけで、私「なをなを」は初めてのライブレポートに挑戦!ちょっとドキドキ。上手くできるかな?
思えば幼稚園年中さんの頃、『TAROツアー』の小野田さんに『おのだしゃ〜ん』と叫んだのが、ライブ体験の最初の記憶。
以来、お米一筋の両親の指導のもと、ダンスに、歌に、コスプレにのめりこんでいったのでした。
これを「刷り込み」と言わずしてなんという!
でも、一人でライブに行くのも、ましてライブレポまで任されたのは初めて。だいじょーぶかな?
心配なので米-TAROさんにTELで開始時間を聞いて行った。17時からだって!
だけど現役女子高生のわたし。お出かけするには、支度に時間がかかるのよ。なんだかんだで時は過ぎ・・・
やばい!ららぽーとに着いたのはもう17時に近かったぁ。慌てて会場のセンターコートに行ったら・・・
なぁーんだ、18時からじゃん!米-TAROさん嘘教えてんじゃん!
あっ、でもイスはもう満席!みんな「はやっ!」
嘘を教えてもらったおかげで間に合ったよ。結果オーライってことで、最前列の床を確保!よーし、準備オッケー!あとはJOが出てくるのを待つばかり。
店内のアナウンスで観客が集まってきた。
見渡すと、吹き抜けのセンターコートは2階までびっしりと人が鈴なり。
メンバーがステージに出てきた。
ステージ向かって左から男性一人、女性2人のコーラス。キーボード、山下力也。ドラム、直井哲也。ギター、小山利明。ベース、江花由起夫。ギター、和田正剛。の8人編成。
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いよいよ演奏が始まった!
でも、JOはどこ?ステージには居ないよ。と!観客席の後ろから登場だぁ!
お客さんと握手しながら登場だぁ!
軽快なリズムの曲に乗って登場「スーパールーパー」と歌っているのは、小野田さんがNHKBS2で出演している『フルーツサンデー』のテーマソングかな。
「みなさん、こんにちはジェームス小野田です。今日はお集まりいただいて有難うございます。
でも、なんかいつもの感じと違うなぁ思っている人もいらっしゃるでしょ。じゃ、ここで着せ替えショーターイム!」
小野田さん、『タブー』の曲に乗って、それまで、星とかがついてるハデな長いコートのようなものを羽織っていたけど、コーラスの女性に手伝ってもらって脱ぐ。
(なんだかビューティーのライブでも見た風景!?)
真っ赤なスーツ!カッコイイ!
メガネもいつものサングラスに代えて、いつものジェームス小野田さんだ!
でも、こんなによく喋る小野田さんはじめて見たよぉ。
今までは「ワッハッハッハー!」とか言ってただけで、なんか恐れ多いってイメージだったからね。
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「『ミレニアム・ラスト・クリスマス・パーティー』略して『ザ・宴会!』と題しましてお送りいたしますので宜しく!。
ではここで、20世紀から21世紀に向けて持っていきたい曲、コンセプトソングをお送りします」
チャンチャチャンカ、チャンチャチャンカと始まったのは『スーダラ節』
あっ!何か聞いたことあるよ。植木等が歌ってたよね。「スイスイスーダラダッタ」ってとこが面白くて覚えてた。
意表をついた選曲に観客の皆さんは一瞬「えっ!」って感じだったけど、すぐに手拍子で盛り上がる。
特に中年のオジさんとかはのってる、のってる。
ここでMC。
「いきなりこんな曲でみんなびっくりしたでしょ。
まず自己紹介から。
ジェームス小野田とポイサン・ガ・マンティーです。そしてクール&キャンディーズ!
(えっ!コーラスの名前が変わった?前は乳飲み子なんとかって言ってなかったっけ?)
次はかっこよく、ロックンロールで決めてみましょう。ロックらしい曲ですよー」
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よーし、ガンガンのっちゃうよー!
と、始まったのは『自動車ショー歌』???ズルッ!
『あの娘をペットにしたくってニッサンしたのはパッカード・・・』って言う奴。
小林何とかって人の曲だって小野田さんが言ってたけど、わっかんなーい!
でも、孫を連れてるおじいさん楽しそうに聞いてる。リアルタイムで知ってた世代なんだな、きっと。
プレスリーっぽい感じのアレンジになっていて、クルマの名前が一杯で出来て面白かった。
「次の曲はオリジナル曲です。サビの部分で『ハニャラ、ニニャラ、ホニャラ、ヘニャラ、トニャラ、チニャラ、リニャラ、ヌニャラ』っていうところがあります。
ぜひ一緒に歌って下さい。『ダディダ』です」
イントロでのセリフ。
小野田さん 「さぁ、今日は無礼講でいこー!」
コーラスの男性 「部長ー、最後までお供しま〜すぅ」
コーラスの女性 「きゃー!部長さんす・て・き〜」
2番のセリフ。
小野田さん 「さぁ、今日は1軒、2軒、3軒、4軒、5軒、太陽が西から昇るまで飲むぞぅー」
コーラスの男性 「部長ー、もう飲めましぇ〜ん」
コーラスの女性 「シャチョーサン、へネシー1ポンネー!」
小野田さん 「よーし!どんどんもってこーい!」
カントリー調のノリのいい曲でした。間奏で小野田さんが「ブビーブビー」と吹く『カズー』って言うんだっけ、笛がイケてました。
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ここでアナウンサーの佐伯さんが登場。
「では、ここでゲームコーナーです。
米米イントロクイズ!略して米米のコーナー!賞品もありますからね、皆さんがんばって下さいね。」
おっ!いいじゃん!いいじゃん!頑張っちゃうよ。
まず1曲目。
正解は『愛KNOWマジック』。
中ほどの席にいた女性が正解。ステージに上がって小野田さんからサイン入りトレーナーをもらって握手。いいな〜。
2曲目は『愛はふしぎさ』
はやっ!1秒かからずいっせいに手が上がる。正解したのはジモティーの男の人。
3曲目は『KOME KOME WAR』
これも1秒足らずで正解が出る。
4曲目は『君がいるだけで』
「2階の人おりて来れますか?じぁ、あなた」なんと!2階で立ち見をしていた男性が指名された!
はしるはしる、エスカレーターを2段飛ばし、3段飛ばしでおりてくる。
で、やってきたのはワイシャツにネクタイ姿のサラーリーマンの男性。息が切れている。あたりまえか。(笑)
「どこから来ました?」
「札幌からです」
えーっ!うっそー!札幌ぉ。すごい!場内も騒然。
でも、もっとすごかったのは、「米米で好きな曲は何ですか?」ときかれた時。
「ファンク・フジヤマです」
濃ゆいよこの人〜。
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5曲目は『シェイク・ヒップ』
キン・コン。という0.5秒ぐらいで手が上がる。
解答したのは3歳くらいの男の子。でも、まだよく発音できなくて「セイク・リップ」って言ってる。
小野田さん困っている。
佐伯アナが「どーですか、小野田さん。正解ですか?」
「うーん(10秒ぐらいの沈黙)ちょっと待ってくださいよー!よく、似た曲があるので迷ってんですよ〜」
で、ようやく「まる!」ということに。
「シェイク・ヒップとア・ブラ・カダブラのどっちか迷っちゃいましたよ」
6曲目は『I・CAN・BE』
当てたのはおねぇさん。小学生からのファンとかで大感激してた。
最後は『浪漫飛行』
立ち見してた女性に。
いいなー。
全部すぐに分かっちゃったんだけど、当ててもらえなかったよォ。でも楽しかった。みんな1秒とかからずぱっ!と手が上がってた。ってことは相当のお米ファンばっかだよね。
「これで米米のコーナーは終了です。次はフジテレビのポンキッキッーズに出てたときに作った歌です。
『回転ずしロック』これは子供達に好きなすしネタを聞いて作った歌なんですよ」
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これもプレスリーっぽいロックでした。でも、中身は寿司ネタがいっぱい出てくる。(笑)
「次はオリジナル曲で、僕が作った曲です。『ファンキー・レイニー・ディ』」
がらっと変わってファンキーな曲。小野田さんっぽい曲。米米時代のファンクナンバーを思い出す。
イントロでのコーラス、「ミョーン、ミョーン、ミョーン」ってとことかは『ファンキースター』っぽい感じ。この曲好き。ひさびさにファンク聞いた。よかった。
ここで小野田さん一旦退場。ステージではそのままインストゥルメンタルで演奏。
再びJO登場。今度は「ドラガジア」のときの衣装だ。
「お待たせしました。お楽しみいただいていますか?皆さんどこから来ました?」
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と、すかさず客席から「イエー!」
うっわー!なっつかしー!小野田さんも嬉しそう。
「あっ、分かってらっしゃる方がいますねえー。
では、ここで米米メドレーいってみよー!」
きゃー!うっそー!うれしーい!
米米メドレー
『ねらいうち』−『KOME KOME WAR』−『I CAN BE』−『浪漫飛行』−『ジンジンさせて』−『かっちょいい!』−『美熱少年』−『あ・あぶない!』
ちょっと!『かっちょいい!』よ『かっちょいい!』。これが燃えなくてどうする!ってかんじ。
客席では、ちよっと『あ・あぶない!』ほどに踊ってる人多数。
わたしだってぇ、デジカメ持ってなかったら、立ち上がって踊りまくっていたかったよぉ!母を恨む。(笑)
ビューティーの米米メドレーもいいけど、JOバージョンの米米メドレーも燃える。ファンクの血が騒ぐ!
めっちゃ盛り上がって終了。でも、このまま帰るわけには行かないよ!ここまで火をつけられてはおとなしく帰るわけには行きませんって!
アンコール
ふたたび小野田さん登場。
「もうすぐクリスマスですねぇ。というわけでクリスマスメドレーをやりましょう。皆さんも一緒に歌って下さいね」
クリスマスメドレー 『赤鼻のトナカイ』−『ジングルベル』−『きよしこの夜』
歌いながら客席に下りてみんなと握手する小野田さん。優しーい!
きゃー!嬉しーい!わたしもしっかり握手してもらっちゃった。♪ d(⌒o⌒)b♪ルンルン
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「もう1曲いきますか?じゃ、さっきやった『ダディダ』をもう一度」
今度はみんな『ハニャラ、ニニャラ、ホニャラ、ヘニャラ、トニャラ・・・』ってうたってる。何か耳に残るフレーズだよね。
スタッフの人が客席にクラッカーを配り始めた。
「最後に盛り上がって終わりましょー!私が合図をしたらお手元におくばりしたクラッカーを鳴らしてくださいね。 ではいくぞ!『狂わせたいの!』」
イェー!たまらん!我慢できずに立ち上がって踊る人多数。ジャンプ、してるしてる。テンション上がる〜。
と、突然ブレイク。
「いゃあー、私これ20年近くやってんですよ。カバー曲なんですよ。知ってました?河馬じゃないんですよ。カバーですよ」
で、「私は恋の奴隷〜♪」とつづく。(笑)
又ブレイク。で、再開。
もうテンション上がったり下がったり。もてあそばれてます。
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「みんなで跳ぶぞー!20回連続だぁー!」
ジャンプ!ジャンプ!ジャンプ!ジャンプ!ジャンプ!
へとへとになったところで終了。
「じゃあいくよ!せーの!」
「パン!」いっせいにクラッカーを鳴らすと、金のテープも頭上から飛んできた!すごーい!まるで武道館かアリーナみたい!
「じゃ!メリークリスマス!」
たのしかった!久々にJOのファンクナンバーが聞けてよかった!
そういえば、カウントダウンTVで「復活して欲しいバンド」の第1位は米米だったよね。
米米ナンバーは時を越えて永遠に輝きつづけて欲しい。21世紀に持っていきたいナンバーですね。
今日はホント見に来てよかった。
またやってね、小野田さん!
12/17に千葉のららぽ−とで小野田さんのクリスマスライブがありました!!
「ス−ダラ節」やもちろん小野田さんソングなどなど色々な曲を聴かせてくれました!
小野田さんはやはり小野田さんで私はもうウルウルしながら見ていました。
途中米米のイントロクイズなんかもありまして、握手もしていただけて本当にステキな時間を過ごしました。
小野田さん、ありがとう!!
2000年12月17日船橋にあるショッピングセンタ−でのイベントに出演して頂いたジェイムス小野田&ポイサン・ガ・マンティ。
頂いたとは、そう私は作り手(イベント製作者)。私は「お付き」を担当させて頂きました。出演者の皆様、ご満足いただけましたか?
クリスマスライブを行って頂いたのですが、米米メドレ−からオリジナル・クリスマスソングまで約1時間たっぷり見せて下さいました。
米米クラブのヒット曲のイントロクイズでは、全曲速攻で正解が出て、皆の記憶力に脱帽!お子さんが間違った答えを言ってしまった時、
不正解と言えず困っている小野田さんの優しさが素敵でした。(オロオロしている姿も印象的!)
お客様も主催者も大満足のイベントでした。
個人的には、米米クラブのイメ−ジよりも今の小野田さんが見たかったので、ちょっと不完全燃焼。
イベントは色々な人を対象にしなくてはならないので、どうしても仕方の無いことなのですが・・。でも、お客様に喜んで頂いたことは大変うれしく思っています。
イベントの終了後、担当プロデュ−サ−と小野田さん・バンドの皆様の人柄の良さに感動しました。
今度彼らに出演してもらえる機会があったら、あ-しよう・こ-しようと話ははずみました。やはり、その人柄の良さが良い仕事を産むのですねぇ。
もう一つ私には感動がありました。
15歳の時、初めて米米クラブを見てカルチャ−ショックを受け10代の頃の私は音楽・ファッション・映画すべてにおいて彼らから影響を受けていました。
そして、彼らのコンサ−トを作りたいと思ったことがイベント業界に入るきっかけでした。そして10年、夢はかなうものなのですねぇ。
まさか小野田さんのライブを手掛けることになるとは・・・。ちなみに初めての仕事はロッキ-・ホラ−・ピクチャ−・ショ-でした。私は幸せものです。
小野田さん、ポイサン・ガ・マンティの皆様、本当にありがとうございました。今後の皆様のご活躍を楽しみにしています。