回答選択肢は多すぎないか?

回答選択肢の数が多すぎすると、回答者はうんざりしてしまいます。
その結果、いいかげんな回答になったり、最初または最後の方の回答に偏る傾向が出たりします。

1. まず第一に、選択肢の数を減らすことを検討しましょう。

 a 論理的に考えて、明らかに回答されなさそうな選択肢はないか?
 b

2. それでも選択肢の数を減らしきれない場合は、調査票の体裁をアレンジして、
  できるだけ見やすく、数を感じさせないようにします。

 a 二つ以上の設問に分割できないか。
 b 表形式にする/一行おきに色を変えてみるなど、デザインを見やすくする。
 c

(例1)
あなたは、学内を禁煙にすることに賛成ですか。

(例2)

Q1.好きな食べ物1つを選んで下さい。  (a)中華料理  (b)麻婆豆腐  (c)豚肉  (d)醤油味の料理 ここまでひどい設問設計はありませんが、似たようなケースはよくあります。これらの選択肢は全く次元やレベルが異なり、互いに独立していません。中華料理は料理の種類であり、麻婆豆腐は中華料理の中の料理の名称です。豚肉は素材ですし、醤油は味付けです。選択肢は次元やレベルが揃っており、独立していなくてはなりません。