安易に自由回答形式にしていないか?

単一でも複数でも選択回答式にすることは、
かなり面倒な手間がかかることは、チェックリストからもご理解頂けると思う。
が、回答選択肢を適切に設ける手間を省くために、安易に自由回答形式にはしないほうが良い。

選択回答式 自由回答
具体的 but 限定的 自由 but 不安定
○ 提示したものは回答されやすい
× 提示しきれなかったものは掘り出しにくくなる
○ 予想外な回答を掘り出せる可能性がある
× 特に思い出せなかった/考えなかった場合、
  無回答(「特になし」を含む)の可能性大
× 設問設定の負担が大きい ○ 設問設定の負担が比較的小さい
○ 回答者の負担が小さい
  (選ぶだけで済む)
× 回答者の負担が大きい
  (記述する必要がある)
○ 集計の負担が小さい × 分析の負担大
<< 結果は、調査票の作成者次第 >>
<< 結果は、調査の回答者次第 >>

有効活用するためには、自由回答は要点に限定して用いるのが良い。
また、あらかじめ分析の計画はある程度立てておいたほうが良い。
(例1)

(例2)