平成11.4.12月 更新
大凶収集紀行'98 その1 氷川神社

おみくじ 武蔵一の宮 氷川大社

第二十一番 三種神宝兆 (みくさのみたからのうらかた)

運勢 吉

これは、何事も思いのままに叶(かな)うの兆(うらかた)なれば、 思いつく事は速(すみやか)に始めるべし。間違う事なし。 但(ただ)し、油断(ゆだん)をする時は大きな失敗をする事あり。 この好期をのがせば、身に災(わざわ)い来ると思うべし。 このことを充分に心すべし。
此のみくじにあう人は伊勢(いせ)の大神、氷川の大神を信心すべし、 喜(よろこ)び事すぐ来る。 願う事は必ず叶(かな)うと思うべし。

一、病気(やまい)速に快復すべし。
一、失物(うせもの)出る。
一、方角(ほうがく)北の方よし。
一、商売(あきない) 売物大方よし、
買物踏み込んで買うべし、
必ず利益あるべし。
一、待人来る。
一、家造り、引越しよし。
一、縁談よし。
一、学問思いのままに叶う。
一、旅行よし。
一、くじ、訴訟叶う。
 非常に平凡な『吉』で始まる一年になってしまいました。と思うのは、罰当たりですね。 おみくじの運勢というのは、引いたその瞬間の運勢ということなので、受け止め方次第で、 その後の運勢が変わってくるそうです。吉凶だけでなく、内容も楽しみましょう。
 「三種神宝兆」というのが、妙にありがたげに感じます。ここのおみくじの文言は、 『古事記』から取っているそうです。 『日本おみくじ紀行』という本に紹介されているものでは、 「…兆」の次に一行の漢文(これも『古事記』から)がありますが、 私の引いたものにはありません。逆に、「病気」等の項目別の運勢書きは、 本には紹介されていません。最近、形式が変わったのかもしれません。

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