旅の手帖2001年7月号

旅の手帖2001年7月号

■ひとこと紹介

旅の雑誌において北海道が特集されることはかなり少なくなってきました。 かつては夏の直前に一度必ず組まれていましたが、旅の多様化などの影響からか地域としてまとめて取上げられることはなくなり、少々寂しい気もします。 そんな中、旅の手帖では充実した北海道特集を組んできました。

■注目ページ

この様な特集では普通のガイドブックと違いひとつひとつが深く掘り下げられていてとても興味深く読むことができます。 定番といえる特集ではどうしても注目度の高い知床〜網走、釧路〜根室がまず巻頭に載っています。 どちらも内容的にはガイドブックに若干の色付けがされているような感じです。 網走の歴史と考古学的な話題は旅とリンクしとてもおもしろいでしょう。

食の特集では留萌・増毛の寿司、帯広の豚丼が取り上げられています。 有名店からまだ知られていない店まで幅広く紹介されていて行ったらどこに行こうかと迷ってしまいます。

ばんえい競馬も基本からしっかり理解できるような内容に仕上がっています。 今まで一度もばん馬に行ったことがない人もこれを読んで競馬場へ行ってみましょう。

温泉地としては登別、定山渓などではなく糠平が紹介されています。 糠平は温泉街自体は小さく街歩きを楽しむことは難しいのですが、周辺には魅力的な場所がたくさんあるすばらしい所です。 湯めぐり手形をお供にして、のんびり楽しみましょう。

炭鉱の話題では上砂川、歌志内が豊富なイラストとともに紹介。 似顔絵が笑えます。

北海道旅情報巻頭
10.ブックレビュー